行程・コース
天候
晴れ、高い雲多く春霞
登山口へのアクセス
バス
その他:
朝は中央線上野原駅から小菅の湯行き9時15分発バス利用。帰路は小菅の湯発15時20分発。季節運航、土休日のみ。平日は鶴峠行きの便はない。小菅の湯からは奥多摩駅と大月駅へのバスもあるが本数は少ない。
この登山記録の行程
鶴峠(09:35)・・・奈良倉山(10:40) [休憩 30分]・・・松姫峠(11:40) ・・・鶴寝山(12:05) [休憩 10分]・・・山沢入のヌタ(小菅の湯分岐)(12:30)・・・大マテイ山(13:00) [休憩 10分]・・・大ダワ(13:20) ・・・山沢入のヌタ[ロス 10分] ・・・林道終点(14:30)・・・小菅の湯(14:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
東京のサクラは盛りを過ぎたが、1000mを超える山上の木々はやっと芽吹き始めたばかり。奈良倉山から大マテイ山に至る稜線は歩く人も少なく、静かで気持ちのいい山歩きを楽しんだ。
鶴峠に至る上野原からのバスは早朝から長蛇の列で増便が出た。途中、坪山への登山口で大部分が下車したが、鶴峠で降りたのも三頭山に向かう人もあわせて30人以上だった。
奈良倉山へは峠から南に歩き出す。カラマツは新芽で少し色が変わりだしている。少し登ったところで北側に雲取山や飛龍山よく見えた。登山道は林の中、どんどん高度を上げてゆく。途中、伐採のため通行止めのところがあるが、ピンクテープや青い文字で迂回路が示されているので心配ない。北斜面の登りが終わり尾根筋に出ると奈良倉山の山頂は近い。
奈良倉山の山頂は林の中だが、少し南に進むと富士山の展望台がある。ここは、大月市選定秀麗富嶽12景の5番山頂となっている。あいにく春霞がかかってしまったが、富士の右手には三つ峠のアンテナ群もよく見えていた。
奈良倉山から大マテイ山までは気持ちのいい稜線歩きである。松姫峠までは晩秋には黄葉が美しいカラマツの道だが、南斜面の広葉樹の芽が少し膨らみ始めたばかりだった。
鶴峠の「牛ノ寝大菩薩登山口」の道標で鶴寝山に向かう。鶴寝山へは巻き道もあるが、この日の2番目のピークの鶴寝山からも富士山がよく見えるので山頂を踏んでゆく。
鶴寝山を下ったところに北側斜面を通る「巨樹のみち」と南斜面の「日向みち」の分岐の道標がある。どちらも大マテイ山に向かうので今回は「日向みち」に向かった。小菅の湯方面への分岐である山沢入りのヌタで二つの道が合流するが、引き続き「日向みち」をたどる。道は尾根筋の南斜面につけられていてとても歩きやすい。右にカーブすると左手、梢越しに大菩薩の山々がよく見えた。
登山道はまっすぐ大菩薩方面に向かっているが道標に従って右へ。ひと登りで本コースの最高地点大マテイ山に着く。山頂にはベンチもあり、ここも好休憩地である。
大マテイ山を下った大ダワには昔山小屋があったそうである。ここから大菩薩の石丸峠までは4時間弱といったところか。大ダワからもよく整備された下山道が続いている。しかし途中の山沢入りのコルで右に下る登山道を見落とし、まっすぐモロクボ平方面への道に向かってしまった。すぐ気が付いて引き返したのだが、この分岐には道標がないので要注意である。
林の中を一気に下ると山沢入りのヌタから分かれてきた登山道に合流。古いワサビ田の脇につけられた沢筋の道を下ると小菅村水道施設のところで舗装道路に出る。後は車道歩きで小菅の湯である。
小菅の湯の入館料は時間制限なしで大人800円。バスの時間を見て立ち寄りたい。本コースはカラマツが色づく晩秋がお勧め。秋は行動時間が制限されるので大マテイ山を割愛して時間短縮を図ることもできる。
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