• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

カタクリとイワウチワ祭りの花瓶山

花瓶山、向山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: GoogleMapで「花瓶山駐車場の菜の花畑」と検索するとよい。10台強(協力金300円/1台)。簡易トイレあり(100円)。更に進んだところに「うつぼ沢駐車場(無料)もあるが林道狭し。花のシーズンにはいっぱいになるので8時くらいまでには到着しているのが良い。

この登山記録の行程

花瓶山駐車場の菜の花畑(9:00)・・・うつぼ沢出合花瓶山登山口(9:30)~林道~花瓶沢登山口(10:15)・・・花瓶山(10:40)・・・次郎ブナ(10:50)・・・花瓶山(11:00)(昼食・散策~12:00)・・・向山(13:00)・・・うつぼ沢出合花瓶山登山口(13:20)・・・花瓶山駐車場の菜の花畑(13:50)

コース

総距離
約12.7km
累積標高差
上り約883m
下り約884m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

毎年春恒例の「ピヨピヨ隊、里山を行く!」企画。会社の有志を連れて春山登山。
今回選んだのは茨城と栃木の県境にある花瓶山(はなかめやま)。
標高690mの山で、茨城県の最高峰「八溝山」から南西方向に伸びる稜線上に位置するとても小さな里山だが、春になるとハナネコノメソウ、カタクリ、イワウチワの群生地として知られている。
桜やハナモモの花が咲き誇るのどかな田園の道を抜け、8時半に花瓶山駐車場である「菜の花畑」に到着した。
協力金として駐車代の300円を支払い、メンバーが揃うのを待ってから出発した。
今日のコースはひたすら林道を歩き、終点ポイントから花瓶山へと登った後、向山まで縦走して帰ってくる時計回りの周遊コース。
歩き出すと直ぐに田畑の間を流れる小川が目に入った。豊富な水量で、どんどこどんどこ水が流れている。透き通っていてそのまま飲めそうなくらい清らかだった。
田畑のあおあおとした作物や庭の色とりどりの花などを愛でながら、麓に暮らす人たちの生活を想像する。里山登山の良さはそんなところにあると思う。
林道の終点ポイントから右へと折れて、ようやく花瓶山の登山口にたどり着く。
低山とは分かっていたが、林道の時点でそれなりの標高があるため、少し登ると直ぐにコルの部分が見えてきた。しかし、その分、斜面が急なので登山初心者にはきつかったようで、息を切らせながら登っていた。
コルを右に進むと50mほどで花瓶山の頂となるが、お昼には時間があったので、まずは左に折れて「次郎ブナ」と呼ばれるブナの大木を見に行くことにした。
稜線沿いに進んで行くと伐採エリアに出た。山が丸ごと裸になっていて、なかなか面白い景観を醸し出していた。新しい苗木を植え直していくのだろうか。斜面が綺麗に整えられていた。
稜線を歩いているとあちこちにカタクリとイワウチワが群生していた。シーズンを逃したと勝手に思っていたが、むしろドンピシャのタイミングで、淡い紫とピンク色の花がそれぞれ愛らしく咲き誇っていた。イワウチワは北陸で見るものよりもだいぶ小ぶりだった。
行く手に目をやると、小さなピークの手前に巨木が見えた。遠目からでも幹が異常なくらい太いのが分かる。その大きな幹から右側へだけ枝が数本真横に向かって延びていて、まるで「杉」という漢字のような不思議な形だった。直ぐに「次郎ブナ」だと分かった。
実際に近くまで行ってみると、その存在感がさらに増した。ぶっとい幹。良くここまで育ったものだ。
次郎ブナの先にあるピークからは、薄っすらと大きな山が遠くに見えた。方角的に高原山だろうか。
実は、次郎ブナの先にもう一本「太郎ブナ」という巨木があったそうだが、今は残念ながら朽ち果ててしまったとか。朽ち果てた根元から二世が芽吹いているとの話を聞いて、興味はあったが、ピヨピヨ隊の体力も考えて次郎ブナで引き返し花瓶山へ向かうことにした。
花瓶山の頂で記念撮影をしたのち、少し離れた開けた場所で昼食をとる。食後にコーヒーと各自が持ち寄って来たお菓子で歓談をしながらゆっくりした。ポカポカ陽気で暑いくらいだった。
ここから先は向山までの縦走路となる。
軽いアップダウンを繰り返しながら軽快に進んでいく。
縦走路にはところどころにイワウチワとカタクリの群生地があり、歩いていて飽きさせなかった。まさに春にぴったりの山で華やかだった。
一方で、向山の頂は期待外れと言うか、樹々に囲まれたうっそうとした場所で、標識が無ければ通り過ぎていたかも知れない。
向山から15分ほど降ると、見覚えのある林道に合流する。あとは林道をテクテクと帰るだけ。いつもだと辛いだけの林道も、大勢で歩くとワイワイガヤガヤと遠足のようで実に楽しかった。
今年も、ピヨピヨ隊の春爛漫登山、無事成功でミッションを完了した。

続きを読む

フォトギャラリー:18枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

花瓶山

花瓶山

692m

登山計画を立てる