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大東岳(山形・宮城・福島の百名山5座を一望)2024

( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

Start(06:31)・・・五合目(07:58)・・・2019m地点(08:16)・・・こぶし平(08:32)・・・大東岳(09:13)・・・弥吉ころばし(09:53)・・・樋ノ沢避難小屋(11:14)・・・北石橋分岐(11:51)・・・雨滝(13:27)・・・Goal(14:11)

コース

総距離
約12.7km
累積標高差
上り約1,468m
下り約1,468m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 本格的な山歩きシーズンのスタートに、ここ10年のうち8回、大東岳を選んでいる。
 表コースから裏コースの周回は、歩行距離が12km強、累積標高差が1200mほどとなかなか歯応えのあるルートだ。山頂の先にある展望台からの眺めがよく、裏磐司の渓流沿いの道は安らぎを感じさせてくれるだけでなく、雨滝など変化に富んだ景色が続く。花も多く、この時期はカタクリ、タチツボスミレ、ニリンソウ、エンゴサク、シラネアオイ、ミヤマカタバミなどが目を楽しませてくれる。

 今日は絶好の登山日和。雲ひとつない青空が広がっている。途中、いつもの定点から大東岳を眺めると、驚くほど雪が少なくなっている。アイゼンやピッケルは不要だろう。
 駐車場には2台の車が止まっていた。準備をしているうちに数台が到着し、駐車場は7割方埋まってしまった。ここから、いつものように表コースを登り、弥吉ころばしを下って裏コースで帰着する。裏コースから歩く手もあるが、表コースの下りはあまり魅力がないので、いつも同じようなルートを歩くようになってしまう。

 表コースに例年咲く花は、今年は開花が早いのか、もう散ってしまったものも多く、スミレの数が少ないようだ。カタクリ、ショウジョウバカマ、イワウチワもほとんど見ることができない。杉林を抜けて、4合目、5合目の急登に入ると、ブナの緑が覆い被さってきた。足元にはタチツボスミレがたくさん咲いていた。
 5合目からの稜線のブナも緑を濃くしていて、近くにツツドリの囀りが聞こえる。こんなに近くでツツドリの囀りを聞くのは初めてだと思っていたら、突然、ツツドリが飛び立ち、空を横切っていった。

 8合目手前でようやく雪が出てきた。ところが8合目から鼻擦りに向かう急斜面には、全く雪がない。今年の雪の少なさには驚くばかりである。夏道を鼻こすりに乗り上げ、そこから9合目、山頂まで、雪はほんのわずかだった。
 登山口から山頂まで、休憩も含めて2時間40分。夏道なので順調に進む。山頂ではぐるりと景色を見廻し、その足で弥吉転ばしに向かう。途中の湿原手前に少し残雪があったが、他はほとんど夏道である。

 弥吉転ばしの手前に展望台がある。ここからの眺めは秀逸で、百名山を5座眺めることができる。鳥海山は空に浮いたように見え、月山は白くたおやかに大きく、朝日連峰は切り立った屏風のように白く広がっている。飯豊連峰はやや遠くに霞んでいた。もう一つ、手前には蔵王連峰がくっきりと立ち上がっている。ずっと見ていたい景色だが、風が強く、じっとしていると寒いので、ここでは休まずに弥吉転ばしを下ることにした。

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装備・携行品

登った山

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1,365m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
7時間
難易度
★★
コース定数
30
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