行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
登山口(6:39)・・立石沢(7:34)・・五合目(8:18)【休5分】・・【アイゼンの着脱10分】・・鼻こすり(10:10)・・山頂(10:34)【休20分】・・【休15分】・・弥吉ころばし(11:36)・・【アイゼンの着脱5分】・・樋ノ沢小屋(13:03)【昼食35分】・・登山口(16:03)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
8回目の大東岳である。昨年もこの時期に登ったが、雪が少なく、アイゼンは必要なかった。しかし、今年は例年並に雪が残っていて、遠くから見ても山頂部にはかなりの雪があることが分かる。
天気は快晴。少しゆっくり家を出て、6時39分に登山口を出発した。立石沢までにいくつかの花を見る。エンゴサク、ニリンソウ、キクザキイチゲを見つけた。立石沢では休まず、杉林の急登に入り、やがて小さな沢に着くと、ここからブナ林の登りが始まる。今年は雪が多いせいか、カタクリがまだたくさん咲き残っている。気温が上がらない時刻なので、花は下を向いたままだ。
五合目が近づくと雪が出てきた。ここから尾根道歩きが始まり、七合目手前からは登山道が雪に隠れるようになる。目の前に大東岳が大きく迫り、ブナの大木の間を、雪を踏みしめて歩く。右手に船形の山々も見えてきた。
いったん夏道に分け入り、林床に咲くイワウチワやカタクリを愛でる。ここを過ぎると再び雪道となる。雪はおおむね締まっているが、時々薄い箇所を踏み抜いてしまう。八合目付近まで来ると、ここから先はアイゼンが必要だ。アイゼンを装着し、ピッケルをもって急斜面を登っていく。右手に船形連峰、左手に蔵王連峰を望む。素晴らしい景色である。
鼻こすりでアイゼンを外す。九合目から先は緩やかな傾斜となって、広い雪原にブッシュがうるさい中、雄大な景色が広がる。山頂まではもうすぐである。山頂からは南面白山へ続く道を進んで、月山を見る。いったん山頂まで引き返し、そのまま戻るか弥吉ころばしを下りて周回するか悩んだが、弥吉ころばしを下りることに決めた。
弥吉ころばしまでは雪が多く、夏道がほとんど見えない。昨年は夏道を踏めたのだが、今年は2週間ほど雪解けが遅いようだ。弥吉ころばしの手前で休み、月山、葉山、朝日連峰など山形の山々を眺める。快晴。いい景色だ。目を転ずると、蔵王連峰が見える。至福の時間である。
弥吉ころばしから先は、雪に埋まっていて、アイゼンとピッケルが必要になった。アイゼンがなければ滑落の危険性が大である。慎重に下り、傾斜が緩んできたところで雪も浅くなり、夏道に戻った。この辺りにはカタクリが群生するのだが、今年はまだ咲いていない。
ここから樋ノ沢小屋まで、再び雪が深くなり、正面に糸岳を見ながら下る。この下りは比較的快調で、13時3分に小屋に着く。ここで遅い昼食を取り、周辺の滝を見たり、ブナの森を見上げたりしながらのんびりしていると、たちまち30分余り経ってしまった。
ここからは、長い登山道歩きだ。ブナはまだ芽吹いていなくて、新緑は楽しめなかったが、林床には色とりどりのキクザキイチゲが咲いていて、目を楽しませてくれる。カタクリも優雅に咲いている。ミヤマカタバミは一輪だけだった。
盤司岩まで進むと緑が広がり、新緑の匂いを感じる。鳥の鳴き声がして目をやると、コルリを見つけた。鮮やかな青が美しい。雨滝が近くなると、ニリンソウが目立つようになる。道端にエイザンスミレも咲いていた。ここから駐車場までは40分ほどだろうか。最後の林道歩きは意外に長い。
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装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | ホイッスル | 医療品 |
【その他】 ピッケル |
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