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水引入道・不忘山周回(ハクサンイチゲ開花)2024

( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: スキー場の駐車場に数百台駐車できます。

この登山記録の行程

Start(06:42)・・・コガ沢徒渉点(08:44)・・・大日向(09:45)・・・水引入道(10:08)・・・分岐(11:19)・・・分岐(11:47)・・・南屏風岳(12:14)・・・不忘山(御前岳)(13:16)・・・白石女子高山小屋跡(15:10)・・・白石スキー場登山口(15:23)・・・白石スキー場登山口(15:25)

コース

総距離
約12.4km
累積標高差
上り約1,380m
下り約1,379m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 不忘山のハクサンイチゲが開花したとの情報があった。例年よりも2週間ほど早い開花である。5月15日前後のレポを見ると、結構咲いている。3分咲きといったところだろうか。

 6時過ぎに白石スキー場に到着。ところが広大な駐車場は使えない。何かの工事だろうか。代替の駐車場はゲレンデ前のレストハウス付近にあった。十数台駐車できそうである。ここから出発する。今日のコースは、コガ沢から水引入道、水引平、屏風岳と進み、戻って南屏風岳、不忘山、白石スキー場といういつもの周回コース。6時半に出発して、花を楽しみながらゆっくり歩き、15時半前に戻ってくる予定である。

 快晴の空の下、ゲレンデを抜けて樹林帯に入り、登って下ってコガ沢に着く。ブナの森が深く、緑が煌めいている。ここからアップダウンを繰り返し、シラネアオイやコイワカガミを見ながらブナの森に浸り、やがてコガ沢渡渉点に着く。渡渉点の水量は豊富だが、難なく渡れる。雪はほとんど残っていない。

 コガ沢渡渉点からは激登りが始まる。ここからの50分が一番の難所だ。登って振り返ると不忘山の山頂がどんどん近づいてくるので、達成感がある。ここを喘ぎながら登り切ると、目の前が開け、大日向に着いた。
 大日向から見る、不忘山、南屏風岳、屏風岳の連なりは、いつ見ても感動ものである。今年は雪が少なく、ゼブラ模様もそろそろ終了になりそうだ。大日向から岩場を越え、水引入道に向かう途中に、ミヤマキンバイやハクサンイチゲが咲き始めていた。

 水引入道から、いったん水引平に下って、そこから屏風岳に登り返す。水引平の池塘から眺めるゼブラ模様の南屏風岳が素敵で、いつも見惚れてしまう。水引平からの道は泥濘で、ここが一番歩きにくい箇所で、泥濘を過ぎて急登が始まる。登山道にはショウジョウバカマやミネザクラが咲いている。

 屏風岳山頂を踏んでから南屏風岳に向かう稜線には、ミネザクラが咲き、アズマシャクナゲは今咲きかけていた。右手にうっすらと見えるのは朝日連峰。飯豊連峰もなんとか視認できた。振り返ると、アオモリトドマツが散在する雄大な丘陵の先に熊野岳が見える。
 南屏風岳山頂ではミネズオウを見て、そのまま通り過ぎ、いよいよ不忘山に向かった。

 不忘山までの花街道は、ハクサンイチゲとユキワリコザクラ、ミヤマキンバイが咲き始めたところで、花に痛みがなく、本当に綺麗な状態だった。この日は爆風に近い風が吹き、写真撮影には思ったよりも時間がかかった。それでもたくさんの花の写真を撮って、ゆっくりと不忘山山頂に向かった。山頂には登山者が一人。この時期にはもっと混んでいるのではと思っていたが、今年も人は多くはない。

 不忘山からの下りにもたくさん花が咲いていた。ハクサンイチゲ、ユキワリコザクラ、ミヤマキンバイの、白・ピンク・黄色のトリオはもちろん、紫のシラネアオイ、濃いピンクのコイワカガミ、白のオオカメノキ、ミツバオウレン、チゴユリなど、たくさんの花を楽しみながら、予定通りに下山した。

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装備・携行品

登った山

不忘山

不忘山

1,705m

水引入道

水引入道

1,656m

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