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劒参り三度(みたび)

( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (あし0316 さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日 てんきとくらすA
2日目 てんきとくらすB 雨
3日目 てんきとくらす 午前曇り9時~12時晴れ 

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

【初 日】 室堂バスターミナル8:00…一の越山荘9:18★WC休憩…雄山10:30~11:06★神社参詣…大汝山11:44~12:38★昼食&WC休憩…富士ノ折立12:55…真砂岳13:38…真砂乗越…別山…北峰…別山14:24…劒御前小舎15:20(泊)

【2日目】劒御前小舎12:12…劒御前12:20…劒御前小舎12:27(泊)

【3日目】劒御前小舎4:04…剣山荘5:09…一服劒5:44…前劒6:27…平蔵ノ頭7:14…劒岳8:02…平蔵ノ頭…前劒9:28…一服劒9:58…剣山荘10:20~43★休憩…劒御前小舎12:00~12:30★昼食&WC休憩…新室堂乗越…
雷鳥沢キャンプ場13:37★休憩…エンマ台…室堂バスターミナル15:30

コース

総距離
約20.2km
累積標高差
上り約2,371m
下り約2,373m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

『岩と氷の殿堂』剱岳登頂まで足かけ3年。初年度は天候不良に臆しての頓挫。昨年はテントを担ぎ、劒沢へ張り切って出かけたものの、メンバーの体調不良。雷鳥沢キャンプ場で一夜を明かし、敗退する。帰路の車内で感染し、仲良くインフルエンザに罹るというおまけは、忘れられない思い出。その連休は、WEBにUPされた剱岳登頂者のコメントを羨ましく思っていた。
 去年の反省から、小屋泊とした。友人も三連休の室堂行き始発便チケットを必死に予約。出発日が近づくと、天気予報が怪しい。直近になり、『てんきとくらす』は日曜日がC判定。強風予報に『止めよう』と言い出すメンバーを『行きませんか?』と他の天気予報アプリを提示しての出発。金曜日の晩に出発し、運転を交代して第三駐車場に到着。一年振りの駐車場は同じ時間なのに昨年より多い。すぐに満車。室堂到着後は、登山パンツを忘れた友人の買い物に付き合う。うっかり忘れも、お金さえあれば解決できるのは立山の利点。せっかく2泊するので、雄山、真砂岳を周回して劒御前小舎に到着。昨年、ふらふらになって高熱を発症した当人は体調も宜しいご様子。快晴の立山にしかない素晴らしい景色を楽しんだ。テント泊一択しかない我々が山小屋に2泊は大奮発だ。疲れが溜まっていたせいか、相部屋のご夫婦と共に鼾の五重奏。翌朝、3時過ぎに起床するが、天気予報通り天気は悪化。それでも薄暗い中、小屋を出発する人もいたが停滞を決め込み布団の中の惰眠を貪る。
 午後、少し雨が弱くなった時間に劒御前を往復。停滞というのは、一日中、だらだらと小屋で過ごす。外に出られない不自由さを味わいながら、『テント泊なら大変だったね』と小屋の利便性に感心する一同。電波も通じ、食事を提供されるのは、有難い。夕飯メニューもショウガ焼きから鳥唐揚げに変わった。今回、漸く劒御前小舎を電話予約し、このチャンスを潰したくなかった。翌日の天気が回復に変わった。再度3時過ぎに起床するが、まだ、霧雨が降っている様子。『剣山荘まで行ってみよう』と外に出ると雨も小康状態だ。ヘッデンを灯しながら、劒御前の中腹のトラバース道を歩いていく。やがて、足元にチラチラと灯りが移動する。二つ、三つ。剣沢キャンプ場からの登山者だろう。いつの間にか雨は止み、剣山荘に着くころに周囲も明るくなる。
 剣山荘で作戦会議。『前劒まで行ってみるか』と話しがまとまる。急な山道がやがてガレ場や岩場になり、一服劒。その先も岩稜帯で鎖場が出る。前劒に来ると、雲海に突き出た槍ヶ岳が見える。その雲も徐々に風に流れ、下界の景色がはっきり見えた。『カニのたてばい』の難所には、人が蠢いている。それでも、この日は穴場で、ちょっと待てば岩場に取りつけた。何年も攻略本を読み、研究したが実際に行ってみると雨上がりの岩もしっかりしていたし、鎖もあって怖さはない。山頂の祠は、本来は山の神様への参拝の筈。今は、様々な剱岳プレートを持ち替え、記念写真する人々が列を成す。ちょっとがっかりした。早々に下山。『良かったね』と笑顔で、難所を超えて、剣山荘で一息。劒御前小舎にデポした荷物を整理し、雷鳥沢を下る。『あそこで引き返したんだ』『あとちょっとだったんだね』などと笑いながら、雷鳥沢キャンプ場で休憩。硫黄臭のきつい区間を登下降し、室堂に到着。漸く、我々の長い宿題が最良の状態で終わった。天気予報はあくまで参考で、実際現地に行かないと判断つかない事がある。そんな体験をした剱岳登頂。紫外線を浴び、『日焼け』というプレゼントもあったが、内容の濃い嬉しい3日間だった。


 





 
 




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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ フリース ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ
靴下 レインウェア 登山靴 バックパック サブザック スタッフバック
スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食 トレッキングポール GPS機器
カップ カラビナ クイックドロー ヘルメット
【その他】 ※あれば便利なもの、虫避け、日焼け止め。
登山中は長袖シャツ、登山用パンツ(下履きにインナーパンツ)

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登った山

剱岳

剱岳

2,999m

別山

別山

2,880m

剱御前

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2,777m

真砂岳

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2,861m

立山

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3,015m

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