行程・コース
天候
初日:快晴、徐々に稜線はガス、2日目:晴れ、ガスが流れる
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:0920茅野駅発~美濃戸口(バス、1700円)
復路:観音平~小淵沢駅(徒歩8km)
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(10:05)・・・美濃戸(10:54)・・・行者小屋(12:40)[休憩 70分]・・・中岳のコル(14:35)・・・阿弥陀岳(15:01)[休憩 7分]・・・中岳のコル(15:30)[休憩 7分]・・・行者小屋(16:07)[休憩 40分]・・・行者小屋(17:00)
【2日目】
行者小屋(04:45)・・・赤岳天望荘(05:43)[休憩 5分]・・・赤岳(06:24)[休憩 14分]・・・キレット小屋(08:05)[休憩 24分]・・・権現岳(10:03)[休憩 20分]・・・青年小屋(11:25)[休憩 6分]・・・編笠山(12:04)[休憩 51分]・・・押手川(13:45)[休憩 3分]・・・雲海(14:15)・・・観音平(14:48)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
秋めく南八ヶ岳で未踏ルートを辿る。
初日、美濃戸口から入山し行者小屋にテントを張って昼食後、空身で阿弥陀岳へ。中岳のコルに着くと一気に南方の眺望が開け、権現岳とギボシがすっくと立ち上がる様が素晴らしい。コルを過ぎると傾斜の強い岩場の連続、難しくはないのだろうが、ザレや浮き石が多く、滑らないようにかなり気を遣う。山頂はガスに包まれ展望なし。テントに戻ってコーヒー休憩のあと中山展望台へ。赤岳西壁に僅か夕日が当たるがアーベントロートは染まらず。
夜、地図を見ながら明日の行程を再考。当初は北上し麦草峠のバス停に降りるつもりで登山計画を途中変更するのはよろしくないが、中岳のコルからみた南八ヶ岳南部がどうしても気にかかる。長年未決行の全山縦走の下見を兼ねて、明日の天気と体調がよければ南下し観音平に向かうことに決めて就寝、満点の星空、その分冷え込みダウンと3シーズンシュラフでもやや寒く、何度か目が覚める。
翌朝、ヘッデンで出立、地蔵尾根を淡々と登る。雪山で2回下っており上部が急傾斜なことは知っていたが、こんなに岩場だったとは新鮮。朝日が東壁を照らす頃に稜線に立ち、心を決めて赤岳方面へ。頂上に着く頃は俄にガスが湧いて眺望はないが、上空は青空なので回復に期待していざ竜頭峰分岐からキレット方面へ。最初のうちはクリーンな岩場で快適に下るが、地図でルンゼ状のガレ場と記載された箇所はガレとザレの急斜面が長く続き、落石を起こさないようかなり慎重に進む。灌木が登山道を覆い始めるとキレット小屋は近い。無人の小屋前で緊張を解いて朝食休憩とする。
ツルネに登り振り返ると、赤岳南面が垂直の壁のようで、よく降りてきたものだと思う。その先、権現岳までは時折岩場があるが基本は灌木帯のルートで、終盤にかの有名な鉄梯子が待ち受ける。この梯子、かなり華奢で微妙に浮いてゆらゆら揺れる。上から丈夫なワイヤーで吊るされているので落ちることはないだろうが結構スリリング。長いので休み休みようやく登りきると、山頂分岐はすぐで、そこから権現岳山頂もひと息。途中で秀麗な東西ギボシに立ち寄り、青年小屋で赤提灯をカメラに収めたら、本日最後の登りで編笠山、広々とした山頂でランチ。あとは黙々と観音平に下り、道の駅で八ヶ岳高原牧場の絞りたてソフトを食べ、最終的には小淵沢駅まで歩いた。
これで八ヶ岳の主脈が概ね繋がった。いずれ全山縦走で再訪したい。












