行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)東日原バス停
復)奥多摩湖よりバスにて南二丁目
この登山記録の行程
東日原バス停(9:10出発)-日原橋通過(9:23)-(タル沢尾根取付き)-ブルーシート地点(9:40)-カラ沢横断(9:52)-カラ沢尾根のコル(10:02)-(第一岩峰ピストン:約10分)-第二岩峰基部(10:20)-第三岩峰基部(10:31)-(痩せ尾根帯)-1,020m圏にて小休止(11:31/11:44)-1,229m地点(12:18)-メズミサス尾根合流(12:38)-カラ沢ノ頭(13:12)-将門馬場下の分岐(13:28)-(石尾根縦走路巻道コース)-水根沢林道分岐(14:06)-(水根沢林道)-車道界(15:34)-(山道)-水根バス停(15:51)-奥多摩湖バス停(15:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
日原川右岸から石尾根に伸びる尾根の中でも難易度が高いと思われるカラ沢尾根を歩いてみました。
尾根に立ち塞がる二つの岩峰は巻いて通過できますが、前後の痩せ尾根も含めて、私が歩いた奥多摩のバリエーション尾根の中でもダントツの緊張感と面白さのある尾根でした。
≫日原川右岸に連なる尾根の中で歩き残している尾根の一つで、難易度が気になりながらもいつかは歩かなければ、、、と思っていた念願のコースです。
過去の記録は人によってコース取りがまちまちなので、全て現場判断する積りで日原橋を渡りました。
結果、カラ沢を渡った正面に見えるコルを目指して尾根に取り付き、コル下部の小岩峰(仮称・第一岩峰)をピストンしてから尾根沿いの第二岩峰、第三岩峰(全て仮称)を左から巻いて通過して核心部を抜けることが出来ました。
岩場だけの難易度では檜原村の小怒田尾根が若干勝る印象ですが、アプローチや前後の痩せ尾根、尾根全体の雰囲気も含めれば、この尾根の面白さは圧倒的でした。
核心部を抜けた後の長い尾根歩きも、周囲の紅葉や長澤背稜の景色に励まされましたので、歩いたタイミングにも恵まれたのだと思います。
これで日原川右岸の尾根の歩き残しは、一番手前の十二天尾根と最末端の桧尾根の二つになりました。
来年の夏前までには、、、と思います。
本日の総歩数30,024歩、歩行距離20.5km、消費カロリー1,528kcal、脂肪燃焼量109g也。
フォトギャラリー:65枚
東日原バス停で足元を固め、バス停前の坂を下って日原川に向かいます。
日原川左岸腹の集落。
正面がこれから向かうカラ沢尾根です。
集落を通る下から二段目の車道を進み、ススキの中の踏み跡を進みます。
稲村岩尾根の紅葉は、先週よりも鮮やかになった様な気がします。
対岸のカラ沢尾根
吊り橋(日原橋)で右岸に渡ります。
下流側に少し歩いて、タル沢尾根に取り付きます。(薄い踏み跡あり)
ひと登りで明るい伐採地帯の下部に出ます。
伐採帯下部の踏み跡を西に辿ると、目印のブルーシートがあります。
ブルーシート地点から、カラ沢を横断する水平道を進みます。
横断道途中の難所を通過後の写真です。鉄杭が1本打ちこまれています。
2m程の段差で、ホールドはありますが足場が滑り易く、慎重にクライムダウンしました。
更に進んでカラ沢を横切ります。
(右岸上部に続く踏み跡もありますが、無視しました)
沢の左岸正面に見えるコルを目指しました。(踏み跡なし)
コルの右手(尾根末端側)の岩峰基部。攀じ登るのは難儀そうですので、、、
素直にコルを目指します。
コルに上り切って振り返った一枚。
コル右手の小岩峰(仮称、第一岩峰)をピストンしました。
第一岩峰からの眺め。
コルに戻って振り返った第一岩峰。(この岩峰ピストンが今回で一番痺れました。)
コルから先に進みます。
直ぐに次の岩峰(仮称・第二岩峰)が現れます。
左から巻いて通過しました。
第二岩峰頂部。
第二岩峰から日原の展望
とぼう地区採石場の岸壁
続いて、一番大きな第三岩峰(仮称)が立ち塞がります。
ここも左から巻きます。
岩の境目を上りました。
第三岩峰の頂部
第三岩峰の先に、鉄骨や滑車、ワイヤーなどの廃資材が残置されていました。
第三岩峰の先は、しばらく痩せ尾根帯となります。
思わず腰が引ける様な痩せ尾根が続き、通過し終えた時にはぐったりしました。
尾根が広がってほっと一息。。。
後はいつもの尾根歩きです。
1,010m圏の平坦部で一休み。
疎らな紅葉越しの長澤背稜。
紅葉に混じって、ナラ枯れしたナラの木が目立ちます。
神秘的。
1,000~1,200m圏の紅葉が見頃でした。
巨大な朴葉。これが真っ赤に紅葉したらさぞかし見事でしょうけどね、、、
右手からネズミ指す尾根が近づきます。
1,350m圏でネズミサス尾根に乗り、歩いてきたカラ沢尾根を振り返りました。
尾根上部は冬枯れとなり、展望がよくなります。
天祖山、芋ノ木ドッケ方面。
タワ尾根越しの酉谷山、坊主山方面。
鷹ノ巣山
カラ沢ノ頭で石尾根縦走路と合流しました。
(ネズミサス尾根の入口にはトラロープあり)
石尾根縦走路からの富士山。
石尾根を下って、将門馬場直下の分岐から、水根沢方向の巻道に入りました。
この経路は初めて歩きました。思った以上に明るくて開放的な道です。
本日初めて、ハイカーさんに遭遇。
正面に榧ノ木尾根
背後は榛ノ木尾根です。
途中、倒木が二カ所ありますが、問題なく通過できます。
水根沢と奥多摩湖、御前山の眺め。
最後は水根沢林道を下りました。
水根沢上部は薄暗い植林帯が続きます。
沢筋は美しい広葉樹林となります。
榧ノ木尾根に上る枝尾根の下見などをしながらのんびり歩きました。
林道の後半は高度感のある山腹道が続きます。
車道界に新しい施設が出来ていました。
車道界地点から、車道下の山道をショートカットで下ります。