低山でも面白い日連アルプス　藤野から周回

日帰り

日連アルプス（関東）

2025.01.31（金）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他：往復とも中央線藤野駅

この登山記録の行程

藤野駅(07:05)・・・日連大橋北詰(07:15)・・・日連金剛山登山口(07:30)・・・日連金剛山(07:55) [休憩 10分]・・・峯(08:10) [休憩 10分]・・・八坂山(08:25)・・・峯(08:30) [休憩 5分]・・・杉峠(08:45) ・・・新和田峠(08:50)・・・鉢岡山(09:10) [休憩 10分]・・・杉峠(09:40)・・・日連山(09:50) [休憩 10分]・・・宝山(10:10) [休憩 5分]・・・日連アルプスハイキングコース入口(10:40)・・・日連大橋南詰(10:50)・・・藤野駅(11:05)

コース

総距離: 約9.9km

累積標高差: 上り約911m; 下り約911m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　相模湖の西に広がる里山をめぐるハイキングコースは日連（ひづれ）アルプスと名付けられている。４００m前後の低山ながら、展望と歴史を楽しめるコースである。穏やかな快晴の一日、中央線の藤野駅から一周した。
　駅前を下り歩道が狭い甲州街道を歩き出す。日連入口の信号を右折、相模川にかかる日連大橋を渡る。橋の上から、黒岳や白谷ノ丸が朝日に輝いていた。秋山川に沿って舗装道路を行くと、左手に赤い鳥居の日連金剛山登山口がある。鳥居の傍らに登山者が残した自然木の杖がたくさん置いてあった。
　山道に入ると、地元の人たちが頂上の神社にお参りするためにつけた丁目（神社のある山頂は１８丁目）を記した石柱が建っている。登山道に展望はないがよく整備されていて歩きやすく、途中にはベンチも設けられていた。
　日連アルプス最初の山頂、日連金剛山には地元の人たちに大切にされている金剛山神社が祀られていた。木立に囲まれ展望はないが、木々の間から富士山が顔を出していた。
　縦走路を歩くとほどなく峯分岐、小さな道標を左に取るとすぐ峯山頂に着く。西側が大きく開けている山頂は、本コース随一の好展望地である。富士山こそ木立にさえぎられているが、左は丹沢の大室山から、右は笹尾根の生藤山までが一望のもと。西には高柄山と滝子山の間、笹子峠の向こうに白く輝く南アルプスが見える。また北西には三頭山の右に雲取山も。山頂にある山名の案内図を参考に山を探していると時間を忘れてしまう。峯から北には八坂山があるが、こちらの山頂は残念ながら木々に囲まれているので引き返した。
　縦走路に戻って坂峠から南の鉢岡山を目指す。舗装道路が通じる新和田峠を越え、送電鉄塔をくぐりしばらく行くと鉢岡山の手前で道は二つに分かれるが、どちらを行っても山頂は近い。
　電波塔がある鉢岡山は、戦国時代、武田氏と争った北条氏の狼煙台跡だそうである。ここでも木々の間から富士山の頂上がのぞいていた。右手梢の間に白く輝く南アルプスが見えるが、山岳展望アプリによると北岳と。本当であれば日本１,２番が同時に見える貴重な山頂ということになる。
　杉峠に戻り縦走路を進む。日連山、宝山の両山とも山頂からの展望がある。山頂にベンチがあるのでゆっくりできる。本コースを歩いていて気が付いたのは富士山の見え方。頂上部分だけだが、見る場所によって手前の山が変り微妙に形が変わって面白かった。
　宝山からの下山路では一部急斜面があるが、そこには古いロープとともに、真新しいロープが取り付けられていた。途中、相模湖畔をめぐる「おおだ小径ハイキングコース」への分岐があるがまっすぐ下山した。民家脇となる日連アルプスハイキングコース入口からは車道歩きで藤野駅に戻った。
　コースを逆方向で歩く場合、日連大橋からハイキングコース入口までの道に道標が少ないので地図をよく見て間違わないように。また、本山域はヤマビルの生息地とのこと。冬場は心配ないがヒルの活動期には対策が必要だろう。