行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
JR身延線、南甲府駅6:25発、特急ふじかわで鰍沢口駅へ。のち、鰍沢口駅を7:00に出発する町営ホリデーバスに乗車。終点の平林バス停で下車。登山口はそこから30分歩いたところ。
この登山記録の行程
氷室神社(07:55)・・・林道出合(09:00)・・・祠頭(09:46)・・・裸山(10:33)[休憩 10分]・・・バラボタン平・・・櫛形山山頂標識(11:10)・・・奥仙重(11:24)・・・櫛形山山頂標識(11:37)・・・バラボタン平・・・祠頭(12:00)[休憩 30分]・・・林道出合(13:16)・・・氷室神社(13:58)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今日は、思い切って山梨までお出かけしてきました。初めての山で、南アルプス市は富士川町平林の櫛形山です。
まずは北側の「裸山」に登り、次いで櫛形山山頂、さらにその先の奥仙重までいったら折り返して再び登山口まで戻ってゴールです。
これまで躊躇していたのはバスの時間。休日のみ1日で3便のみ。更に最終の発車時刻が15:30近く。そしてコースタイム通りに行くと確実に遅れる。。。今回は南アルプスを眺めるのが主要ミッション。当初狙っていたのは北岳展望台。しかしそこへ行くとタイムオーバー確実と致し痒し。
そんな時にふと知ったのが北側にある「裸山」。ここは白峰三山がドーン!と見えるらしい。試しにここでシミュしてみるとバス発車に対して1時間ビハインド。なので、理想としては冒頭に書いた通りの巡回で、もしトバして歩いても時間怪しかったら裸山だけにしてささっと降りるつもりでいました。
これで計画は決定に。更に天気予報見ると金曜の夜中に降雪の見込み。これは期待が高まります。登山口最寄り駅となる身延線の鰍沢口駅をバスは7:00に発車するので金曜の仕事を終えたら前乗りしました。
帰宅して用意を整え終わったらなんか中央線が大幅遅延とのニュースが。なので予定よりも早く自宅を出て、結果高尾駅での接続待ちをしてくれていた甲府行に乗ることができました(^o^)
電車が中央本線に移ってからは順調に進んでゆき、甲斐大和駅まできたところで予報通り雪がちらついていました。夜中の中央本線に揺られるのは初めてで、乗客も少なくそれだけでいい雰囲気に浸れます。
まずは前泊のネットカフェを目指すため、電車は甲府駅手前の「酒折駅」で降ります。無人駅です。外は雪がちらついていますが濡れる心配はない程度。駅チカにネットカフェがないため、ここから40分歩きます。
が、実際にやってみて気づいたこと...
街 灯 が マ ジ で 少 な い
日中なら普通の通りも、人けのなさ以上に暗さが危険な感じを受けました。もし犯罪等で危害を加えられるようなことがあっても誰にも気づかれなさそうな、そういうレベルでした。
私も歩きつつ、クルマや人の様子に気を張っていました。そして無事に?ネットカフェに到着。この時0:00くらい。受付してブースで荷物降ろしたらホッとした気持ちに。常に灯りがついていますが、飲み物飲み放題なのはいいです☆昔、奥多摩の雲取山に行くときも立川でこんなことしていた思い出です。
寝られるかどうかはその時々で違いますが、今回はまとまった時間でグッスリ、とはいきませんでした。とはいえ電車でもうたた寝し、ココでも短時間の寝落ち?を繰り返せたのでコンディションの悪さはありませんでした。
だらだら過ごしながら、5:00に。次の目的の電車は、JR身延線の、南甲府駅6:25発の特急ふじかわ。この一本前の普通列車は早く着きすぎ、あとの便はバスに間に合わないという帯に短したすきに長しーーというダイヤなのでこのチョイスです。酒折駅に戻るのは回り道すぎるので再び40分ほど歩いて身延線南甲府駅に直接向かいます。
朝ごはん食べるのも加味して早めに出ました。行動食用のパンも買いつつ向かい、無事に南甲府駅到着。見れば見るほど、秩鉄の和銅黒谷駅や皆野駅に風景が重なって見えてきます(^o^;
ちなみにここから鰍沢口駅までは、
運賃330円
特急券330円
計660円とリーズナブル♪定刻通りに電車、特急ふじかわ到着です。3両編成ながら、中は豪華☆
いくつか駅をすっ飛ばして進み、約20分で鰍沢口駅到着です。6:45。バスが出る7:00前に着けました。ここまでのプランニングがホント大変でしたw
ここでちょっと余談をば。
JR身延線は他の路線とは乗り方に違いがありました。有人駅、無人駅の混在する路線です。そして静岡側の一部区間を除いてICカードの精算機器は皆無です。
運賃の支払いなど、私がわかる範囲でまとめました。間違いがあったらすみません(^o^;
私は今回、往路はえきねっとを使って東京にいるうちに発券しましたので、鰍沢口駅では特急券と乗車券の2枚を、使用済み券用の箱に投函しました。
(Web版のえきねっとであればJR東海が絡む区間も買えました。)
話を戻します。鰍沢口駅についてまもなく、バスが到着しました。乗客は私のみ!終点で降ります。一律200円はありがたいです(^o^)v
乗車時間は30分ちょっと。市街地から始まり、そのあと段々と山間に入っていくにつれて路面に雪が目立つようになりました。
予定通りの時間に終点平林バス停到着ー。まずはお手洗いを済ませ、のち登山口となる氷室神社まで歩きます。路面凍結でコケたら危ないので慎重に。。。
ちなみにバス停から氷室神社までは約30分です。道標とかはあまりないので、参照できる地図はあったほうがいいですねー。
予定通り、8:00頃に氷室神社到着ですー。私は神社の境内ではあまり写真撮らないため画像はありませんが、神社入り口部分、なんと石段が500段あります!(^o^;
早速石段を上がっていきます。話は戻りますが、今回の標準コースタイム、ここに戻ってくるのが15:30です。さらにそこからバス停まで30分なのでバス発車に間に合わせるには30分短縮が最低も最低ライン。
昨年もやはりバス等の関係でスピードを上げた山行を実施すること数回。今回も頑張りますw
神社本殿の後ろから登山道へ。まだ雪は薄化粧ですが、さて上の方はどうなっているか...少し進んだところは開かれていて、本日最初の見晴らしポイント(^^)
雪を纏っていると一層雰囲気いいです☆そしてその先、林道にぶつかるところも素晴らしい眺め!天気の良さも相まって最高です。
ここから先は、ちょっと面白い場所に。地図に不記載の林道がつづら折りに伸びていて、登山道を登る間に幾度も交差します。所によっては標識の案内も見えづらく、うっかり遠回りになることも。基本林道もロープで通せんぼしていますが、地図や表示をよく見つつ進みます。
この林道交差区間は、木が伐採されていて始終眺めが素晴らしかったです。そして、鹿柵用の扉も何度開けたかわかりませんwww事実、写真は間に合いませんでしたがこの区間に入って初めのところで鹿が5-6頭の群れをなしていました。
ここまで、意識して普段よりもペースを上げて進んできましたが、林道交差区間も半ばを過ぎてくるとさすがに足に疲労を感じます(^o^; ちなみに最初の神社入口から先ほどの林道出合までが標準で2時間。私はなんとか1時間で通過しました(汗
なんとかかんとか、ほこら小屋(避難小屋)までつきましたー。標準で11:00到着のところ、なんとか9:46でつきました。トータルで75分マージンです。さすがに脚が重いです(^o^;
ここにきて明らかにきつくなってきました(^^;) 毎回、トバして序盤にガス欠がお決まりなので気にしませんw
そしてここから、登りの第二ラウンド。遂に、本格的に雪がたっぷり残っている高さまで来ました!
これこれ!これですよ旦那!(誰?w) 地形図で見ても、ここは100メートルほど頑張ればあとはなだらかな稜線に乗ります。そしてその通り、ひと頑張りしたら気持ちのいい雪原が待っていました。
たったまらん(;´Д`)ハァハァ
ここまでくればもうツライ登りは皆無ですwそして裸山への分岐点です。何かの登山記録で、雪の時の裸山への道が不明瞭となっていましたが、地形図でも特徴のあるところが多くかつ葉っぱも落ちて景色は明瞭なので、仮にトレースなくてもたどり着くには不自由のないレベルでした。
ちなみにですが、ここまで誰ともあっていません。完全に私一人ですwww
ある程度の足跡はあるとはいえ、これだけの雪原が今は自分だけのモノ。。。もーたまりません。
(;´Д`)ハァハァ
そしてここにきてちょっとしたハプニング発生。私の経験不足が原因なんですが...いつもハイキングで使っている滑り止め付き手袋をはめていたら、自分の汗で濡れたのが高度を上げるにつれて冷えが厳しくなり、自分の手が一気にかじかんできました。
たまらず手袋を外しました。幸い、今回は厚手の手袋を別途持ってきていましたが、山頂についてザックを下ろすまではポケットに手を入れて歩きました。これだけでも幾分かは感覚が回復してきました。標高はもう2,000mに達していたので、納得の冬の厳しさです。
引き続き、地形図を参考に、山頂までのピーク間を縫うように巻いて歩き、頂上直下では再び景色が開けました。そして10:33、予定から85分早く裸山に到着です。。。そして眼前には、待ちに待った南アルプスの大迫力の絶景!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これが見たかった(´;ω;`)ウッ…
ここにきて、ようやくザックを下ろしました。件の厚手の手袋に取り替えて、行動食のあんパンもしっかり食べてエネルギー補充です。
前回、奥多摩の酉谷山でエネルギー不足になった反省をしっかり生かしますwここまででマージンを稼いできたので、10分休憩をとりました。おかげで体力も幾分か回復できました(^^) あとは多少の起伏はあるものの登りのあのキツさはもうないはず。。。w
ザックを背負い直したら、元来た道を戻ります。下りは疲労を気にせずスイスイ進めて気持ちがいいですw
戻る途中の分岐で、櫛形山山頂へと折れます。ここから奥仙重まではそれ含めて3つのコブが等間隔で並んでいて、地図で見ていても気持ちがいいです。若干の登り返しを2度味わいつつ、11:10、こちらも順調に櫛形山に到着!
ちなみに地形図上では真ん中のピークがそれで、地形図上の記載されているところは奥仙重になります。樹林帯で眺望はなしです。予定通り奥仙重まで行くか、ちょっと考えましたが、全体的に早く歩けているので行ってみることに。隣のピークなのですぐつけそうです。
鹿柵を通り抜けます。繰り返しになりますが自分以外に人っ子一人いません。最高が過ぎます。もはやプレミアム・スノーハイクです。
そして櫛形山山頂から14分後の11:24、奥仙重に到着ですー
\(^o^)/
若干景色が望めました。
無事に当初の予定通りの行程を歩けて、感無量です☆
一通り景色を愛でたら早速下山にかかります。登り返しでは足の重さを感じますが、ちょっとのことなので振り切るように進んでいきます。
何度でも言いたいですが、自分だけの世界です。
そして12:00丁度、ほこら小屋まで戻りました☆ここまでで117分稼ぎました!
お手洗いがあるので用を足すのと、残りのパンを食べたりスマホの充電もあったりで小屋内で30分だけ休憩を取りました。
ここで始めて、人に会いました。男性2名の組で、泊まりできているような雰囲気でした。屋内の作りは奥多摩の避難小屋と同一でした。
そしてここで腰を下ろして一息ついたら久しぶりに太ももがつりました(^o^;。脚のケアをしつつ、行動食の残りのパンとコーラを摂取し、寒さでバッテリーの減りの早まったスマホに充電ー。
トータル30分の休憩を取り、12:30に行動再開です。
はじめは間に合わないかもと気にしていたのが、30分の休憩をとってまだ余裕があるということに自分で感動しますwあとはスリップに気をつけつつ、もと来た道を戻るだけです。その先の林道交差区間は相変わらずドアの開け閉めが大変です(笑)
加えて陽が高くなって今朝方の雪もだいぶ溶けてなくなっていました。チェンスパ外すか悩みどころです。
そして大きな怪我もなく、氷室神社の境内まで戻りました。一番の注意ポイントはその先の500段の石段ですので、最後の最後まで気を抜けません。
14:00ちょうど、無事に氷室神社入口まで戻ってきましたーー!
(≧▽≦)
バスが出る15:25まで充分余裕あります♪
...余裕あり過ぎてこの寒い中チト辛いまであります(笑)
バス停そばにレストハウスがあった気がするのでそこでのんびりできればと。
バス停手前で路面凍結でコケそうになりました(^o^; 最後の最後で怪我したら笑えません(^o^;
14:30にレストハウス到着〜。お店の人が親切で、バス来るまで中でゆっくりしていってとおっしゃってくださいました(*´∀`*)ゆず蜜?もいただけて、心もほっこりです(*^^*)バスが着いたらお店の人が知らせてくれまして、ほんとに良くしてもらえて嬉しかったです。またきたくなりました!
そのあとやはり乗客は私一人で、のんびりと鰍沢口駅まで運んでもらえました☆山間を抜けて盆地の方まで出てくると、彼方には茅ヶ岳?や鳳凰の地蔵ヶ岳?も見えました☆そして16時頃に鰍沢口駅につき、その後の16:26の甲府行普通列車で帰路につきました〜。
今日は下山飯として狙っていた食堂があるので、行きと同じ南甲府駅で下車します。
往路の特急と違い、駅に停車するたびにすれ違い待ち発生で非常にのんびりとした身延線。こーゆーのすきです☆さてお昼ごはんがパンだけだったので、お腹ペコペコ。17時過ぎに駅舎を出て歩くこと10分。特盛ご飯でお腹を満たしました。これでようやく心身満たされましたw
このあとはまた南甲府駅戻って改めて甲府駅に向かおうかと思っていましたが、一旦戻ってもあの運行ダイヤでは待ち時間がまどろっこしいので思い切って歩きにしました。
大体50分くらい、のんびり歩きました(^^)
塩山行⇛塩山で大月行乗り換え⇛大月で中央特快東京行き乗り換え...
と複数回乗り換えをして地元駅に22時にようやくつきました。今回でようやく、甲府から東にゆくときは大月乗り換えがほぼ必須ということを学びました(^o^;
高尾駅みたいな位置づけですね。。。今回は、思い切って前泊してでも櫛形山を選んで良かったです☆てっきりクルマ組で賑わっているかと思いきや、まさか全行程の7割超を自分一人でモフモフな雪歩きで満喫できるとは思ってもみませんでした。加えて南アルプスの威容も堪能できて、満足感しかありません☆自分のレベルに合ったちょうどいいところを選べたなと思います。
今回はこんな感じです。
フォトギャラリー:66枚
高尾駅にて。甲府行き電車が待ってくれていました。
旅気分w
塩山あたりで雪が☆
酒折駅で下車。
甲府の夜は怖い...。
明けて土曜日。身延線の南甲府駅。
特急ふじかわを待ちます。
地元駅で往路の切符は発券済み。
鰍沢口駅下車。そこの時刻表。
ホリデーバス平林線@7:00発車。
山道には雪が。
まっちろ!
終点平林バス停で下車です。
今冬初のスノーハイク♪
まずは氷室神社まで30分歩きます。
動物の足跡^^
転倒に注意。
神社見えてきました。
境内500段を上がり切りました!ヒーヒー 本殿左に登山道つづいています。
地味な序盤。
すぐに開かれたポイントが。
(^^)
林道出合い
いい眺めです!
ここから段々と雪が残っていました。
果てしない鹿柵越え(白目)
ほこら小屋到着。
その先から青息吐息...
ようやっと平坦な場所にきました。
誰もいない雪原...最高です。
まずは分岐から裸山へ。手が冷たい...
もう少しで頂上!
裸山着きました――。
南アルプスの迫力!!!
続いて櫛形山へ。
分岐を右折。
櫛形山到着~
続いて奥仙重へ!ここにも鹿柵がw
富士山ドーーン!
そこからちょいと進めば...
奥仙重到着ー 地形図で櫛形山と三角点マークがあるのがここですね。
いい眺めです^^
さて下山します。
誰もいない雪原♪
小屋に戻ったら30分休憩して下山再開。
雪はなくなっちゃいましたねー。
14時に下山完了!
富士山迫力満点。
無事最終バスに乗車♪
市街地に戻ってきました。
身延線で南甲府へ。
単線の為、すれ違い待ち多発w
食後の運動で甲府駅まで歩き。
塩山、大月と乗り換えを繰りかえしてようやく本チャンの電車へ。
ここまで行きたかったけど時間ナシ。なので代替で裸山をチョイス。
ここの石段が500段もwww
眺めの良かった序盤のスポット^^
林道がしょっちゅう交差するので惑わされないように...
ある記録では雪の時の裸山への踏み跡が不明瞭と。でも地形は分かりやすくかつ明瞭なので、地形図とコンパスさえあれば特徴物を辿りながら到達できますね♪
正しい位置関係。
今回の行程。
身延線の乗り方 1/2
身延線の乗り方 2/2
バスの時刻表。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | フリース | ロングパンツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト |
| 健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | 軽アイゼン | チェーンスパイク |
| GPS機器 | ストーブ |



