行程・コース
天候
朝のうち晴れ、のち曇り時々晴れ間。山中霧
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
富士川町から丸山林道、同丸山支線、池の茶林道で登山繰りの駐車場まで。駐車場は舗装、区割りあり。避難小屋とトイレあり。林道は全線舗装。丸山林道は奈良田方面には抜けられない。富士川町からの道には櫛形山登山口の案内あり。林道の詳細は山梨県の林道情報参照。
この登山記録の行程
池の茶屋登山口(07:25)・・・北岳展望デッキ(07:50)・・・モミジ沢(08:20) [休憩 05分]・・・裸山のコル(08:40)・・・アヤメ平(09:15) [休憩 05分]・・・唐松岳(08:40) [休憩 05分]・・・アヤメ平(10:00)・・・原生林コース分岐(10:15)・・・裸山(10:30) [休憩 30分]・・・バラボタン平(11:20)・・・櫛形山山頂標識(11:35)・・・奥仙重(11:50) [休憩 05分]・・・南アルプス展望台(12:05) [休憩 05分]・・・池の茶屋登山口(12:20)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
アヤメの櫛形山を9年ぶりに再訪した。アヤメはシカの食害で激減、アヤメ平では見ることができなくなってしまったが、裸山の肩の保護柵の中にはたくさんのアヤメが咲いていた。山中霧がかかり、展望はもう一つだったが、幻想的な原生林の森林歩きと相まって楽しい一日となった。
駐車場入り口の櫛形山トレッキングコース入り口から歩き出す。前回来たときは真新しかった木の柵も風化が進んでいる。北岳展望デッキまでは車椅子も通れるとのことだったが、山側が崩れ、今は無理かも。途中新しく南アルプスの展望スポットが設けられ、悪沢岳や赤石岳、聖岳がよく見えた。
北岳展望デッキからは残雪の北岳が美しかった。北岳と鳳凰三山の間には甲斐駒の姿も。前回の訪問では雲の中。リベンジを果たすことができた。
登山道はよく整備されていて歩きやすい。もみじ沢への下りの階段にはロープもつけられている。もみじ沢は本コースで一番標高が低く、裸山のコルまで登りが続く。この登りを過ぎればあとは急登も少なく楽しい登山道となる。
裸山のコルを過ぎると道の両側の木々にサルオガセが沢山下がっているのが見えてくる。櫛形山の名物。サルオガセはこの後も各所で目を楽しませてくれる。シカ除けの柵を越えると木道が出てくる。アヤメ平である残念ながらアヤメは見えない。足元には白や黄色の小さな花が咲いていた。
木道をアヤメ平避難小屋に向かう。ここには北尾根登山道の見晴らし平からの道が昇ってきている。通常、避難小屋から裸山に向かうが、少し足を延ばして北側の唐松岳を往復することにした。丸山方面の道標に従って進む。唐松岳へは下り道で往復40分程。唐松岳山頂は展望はなく、静かだった。道には白いドウダンツツジの花が落ちていた。
避難小屋まで戻り裸山に向かう。裸山の肩ではアヤメの再生が取り組まれ、シカ除けの柵の中にたくさんのアヤメが咲いていた。裸山山頂からは富士や南アルプスが見えるはずなのだが、残念ながら雲の中だった。アヤメの盛期は7月初旬とのこと。つぼみがたくさんあったのでこれから楽しめるだろう。
裸山からは櫛形山のもう一つの楽しみ、原生林の道となる。カラマツの大木もあり楽しめる。パラボタン平で伊那ヶ湖方面の道を分け、ひと登りで櫛形山山頂に着く。展望はないが原生林の山頂で静かであった。登山道に霧がかかる中を奥仙重に向かう。奥仙重のほうが櫛形山より1mほど高いが、山頂標識はなく、木の幹に小さな看板があるだけである。ここからは西側の展望が開け、柵の外に新しいベンチが作られていた。
池の茶口に向かう下山道の途中に新しく南アルプス展望台が作られていた。ここからは南アルプスのほぼ全体が眺められるという。残念ながらこの日は雲に隠れてしまった。条件が良ければ絶景が楽しめることだろう。展望台の後は樹林帯を下ればすぐに駐車場である。
本コースを逆回りで歩く場合、もみじ沢からの登りがきつい。手軽に楽しむには、南アルプス展望台を通って裸山を往復することも可能である。
フォトギャラリー:30枚
池の茶屋口の駐車場
櫛形山トレッキングコース入り口
南アルプス。聖岳、赤石岳、悪沢岳
北岳展望デッキ
展望デッキからの北岳と鳳凰三山。間は甲斐駒ヶ岳
シダの中を進む
もみじ沢への途中、右への道は休憩所へ
もみじ沢
裸山のコル。昔は冬の白峰展望台への案内があったが切り取られていた
シカ除けの柵を越えてアヤメ平へ
アヤメ平の木道
アヤメ平避難小屋
アヤメ平分岐。丸山方面の案内で唐松岳を目指す
唐松岳山頂
原生林コース分岐
裸山の肩
裸山山頂
裸山の防護柵の中には咲くアヤメ
カラマツの巨木
パラボタン平分岐
櫛形山山頂
霧がかかってきた
奥仙重
南アルプス展望台
池の茶屋口駐車場の避難小屋
帰路の丸山林道支線からやっと富士の頭が見えた
アヤメ
ヤマオダマキ
マイヅルソウ



