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関東平野を滑空する夕暮れの鍋割山

赤城山(火起山、竈山、鍋割山)( 関東)

パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 姫百合駐車場(無料)を利用。約50台。比較的綺麗なトイレあり。
ただし、観光客も利用するため満車になりがち。速めの到着をお勧めする。
GPS情報(36.527456 139.151755)。GPS情報はGoogleMapに入力するとカーナビ案内ができる。

この登山記録の行程

姫百合駐車場(15:56)・・・登山口(15:56)・・・荒山風穴・・・荒山高原(16:26)・・・火起山(16:53)・・・竈山(16:57)・・・鍋割山(17:16)(休憩~17:21)・・・竈山・・・火起山(17:47)・・・荒山高原(18:02)・・・荒山風穴(18:08)・・・登山口・・・姫百合駐車場(18:34)

コース

総距離
約5.8km
累積標高差
上り約671m
下り約669m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

山友「ともさん」のお誘いで久しぶりに訪れた赤城山。
前半戦の「長七郎山」と「地蔵岳」の周遊を終えたところで15時を過ぎていたが、「熱冷めやらず!」ではないが、まだ帰るには早いと言うことになり、「鍋割山」へお代わり登山をすることになった。
鍋割山へは、以前から登りたいと思いつつも機会がなく今日に至っている。これを逃す手はないと即決で「行こう!」ということになった。
登山口となる姫百合駐車場へ車を移動する。
朝に通過した時は満車だった姫百合駐車場もさすがに15時を過ぎると、残っている車の方が少なくなっていた。端の方に車を停めて、早速歩き出す。降ってくる頃にはどっぷり日が暮れているハズなので、ヘッドライトの動作確認もしっかりとしておく。
さっきまでポカポカ陽気に包まれていたが、時間はもう16時。太陽が傾き気温が下がったことで、風が吹くと肌寒くて立ち止まってはいられなかった。
ワカンの紐が凍ったままで装着できなかったため、とりあえず手に持ってツボ足で進んでいく。出だしは遊歩道のような登山道だったためよく整備されていて踏み跡もしっかりしていたが、その表面が凍っていて気を抜くと滑り落ちそうで逆に危険だった。
登りとトラバースを繰り返して、荒山高原へ到着。
高原という名前から広い見晴らしの良い空間を想像していたが、実際はちょっとした広めのコルと言った感じだった。
少しだけ休憩を入れて、荒山を背中に目の前のピークに向かって斜面を登って行く。
途中に設置されたベンチで、ようやく氷が融けたワカンを装着。これで滑る心配なく、歩きに専念できるようになった。
稜線に出ると視界が一気に開けて、夕暮れを待つ山々が霞の中に浮かんでいるように見えた。風の音もなく、絵画を見ているようでとても幻想的だった。
火起山から先は、軽いアップダウンはあるものの、基本、鍋割山へ向かって真っすぐに延びた稜線を進むだけ。ここの解放感がとにかく半端なく、左手側に桐生方面から前橋方面へかけた街並みとどこまでも広がる関東平野が一望できた。まるで滑空しているかのような眺望だった。
眺望が良いとは知っていたが、ここまでの眺望とは正直思わなかった。
100名山どころか、200でも300でもないが、鍋割山は個人的に殿堂に加えるべき素晴らしい山だと確信した。
さすが、赤城を知り尽くしたともさん。夕暮れ時を狙った登山で感動もマシマシだった。
目線の先まで太陽が傾き、雪庇を赤く染めている。誰もいない静かな山。山頂独占かと思いきや、他にも夕暮れ狙いの方がいたようで、山頂に着くとカップルの先客が岩陰に腰を掛けて夕日を眺めていた。
お邪魔しないよう少し離れたところから、陽が沈んでくのをぼーっと無心で眺めた。今日一日が終わっていく。朝日を受けて山に登り、頂の上から夜を迎える。山で丸一日を使ったこんな過ごし方も良いものだ。
夕陽で空が真っ赤に染まり街に灯がともるのを見てから、下山を開始する。
太陽が姿を消すと星空に星が瞬きだした。稜線を戻る間にとばりがおりて街の灯りが一層きらびやかに輝きだした。天空を滑走するかのような稜線。煌めく星と街灯り。なんて素敵な組合せだろうか。
そう思っているうちに足元が完全に暗くなったので、ヘッドライトを点けて一気に下山した。途中、プチ名所とされる荒山風穴を紹介してもらった。本当は、風穴を守るかのように設置されている鍋割山のマスコット?「ハム太郎」の人形が目的だったが、完全に雪に埋まっていたようで、結局、見つけることはできなかった。雪が融けたらまた会いに来ることにしよう。
下山後、ともさんのお勧めのお店で晩御飯をいただいた。
今日一日を振り返りながら楽しい会話をおかずに、大盛りごはんをモリモリとかき込み、美味しいご飯が一層甥軸感じた。
ともさんのお陰でまた一つ赤城山の魅力とポテンシャルの凄さを知った一日だった。感謝!。

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  • でも、カップルの邪魔をしてしまった。すんまそん。

登った山

鍋割山

鍋割山

1,332m

よく似たコース

鍋割山 群馬県

赤城南端にあるツツジと展望の山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間10分
難易度
★★
コース定数
18
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