行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
明見忍野林道・鳥居地峠の駐車場利用。道路は舗装路。忍野中学校裏から入る。トイレなし。峠から明見側は12月下旬から4月中旬まで冬季閉鎖。
この登山記録の行程
鳥居地峠(07:15)・・・杓子山登山口(07:25)・・・高座山(08:00) [休憩 05分]・・・大権首峠(08:40) [休憩 05分]・・・杓子山(09:20) [休憩 05分]・・・子ノ神(09:55)・・・鹿留山(10:05) [休憩 05分]・・・子ノ神(10:20) ・・・杓子山(10:50) [休憩 30分]・・・大権首峠(11:50)・・・大明見林林道ゲート前杓子山駐車場(12:10) [休憩 05分]・・・不動湯分岐(12:25) ・・・鳥居地峠(13:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
天気が下り坂で展望が期待できないのは承知の上だったが、案の定ほとんど雲ばかり。それでも、一時雲の上に富士の頂上が覗き、珍しいキスミレやフジザクラに会うこともできた静かな山行であった。
鳥居地峠の駐車場から未舗装の林道を歩きだす。10分ほどの杓子山登山口で山道に入る。すぐに登山道の右手が大きく開けた伐採地に出るので、このカヤトの原の脇をどんどん登って行く。晴れていれば富士山が大きく見えるのだが、雲の中。登山道は赤土で滑りやすい。特に高座山の手前には長いロープがつけられていた。
好展望地の高座山なのだが、何も見えないので先へ急ぐ。新緑の林の道が続き、足元には紫のスミレがそこかしこに咲いている。送電鉄塔を過ぎると小さな岩場があるが通過に問題はない。
不動湯方面からの登山道に合わさるところが大権首(おおざす)峠。不動湯からの道は古い林道となっていて、ちょっとした広場となっている。峠には忍野側からモノレールのレールが伸び、ハングライダーの離陸場が作られている。
大権首峠からは杓子山までは樹林帯の一気の登りとなる。途中には見晴らしのいいところが各所にあるが、雲ばかりで何も見えない。木の階段が出てくるとすぐ杓子山の山頂である。
小さな祠が祀られた杓子山にはベンチやテーブルが置かれ、周囲360度の展望があるはず。眼下の街並みは見えるものの厚い雲に覆われ、周囲の山並みは何も見えない。誰もいない山頂で小休止し、鹿留山に向かった。
稜線の木々はまだ芽吹いたばかり。北側から雲が昇ってきて幻想的な雰囲気。日影にはコバイケイソウの若芽がたくさん。紫のスミレがあちこちに咲き、その中に珍しいキスミレを見つけることができた。
本コースの最高点子ノ神を過ぎ、二十曲峠方面への分岐を右に、鹿留山を目指す。登山道わきには霧で花びらに水滴を付けたフジザクラやミツバツツジが咲いていた。
鹿留山の山頂は木々に囲まれ展望はないがブナやミズナラの大木が見事で一見の価値がある。登山道は行き止まりになっているので引き返した。
帰路の子ノ神を過ぎたところで、それまで雲に隠れていた富士山頂が初めて顔を出した。期待して杓子山に戻ったが富士はまた雲の中に。山頂で雲の晴れ間を待ったが、一瞬山頂の一角が見えただけであった。
予定では帰路をそのまま戻るつもりだったが、展望が期待できないので、高座山を割愛、大権首峠から不動湯方面に下り、鳥居地峠中道を使って鳥居地峠に戻ることにした。
大権首峠からは荒れた林道歩き。途中2か所、林道から分かれて沢筋の道があるが、どちらを通っても大差はない。林道ゲートから「不動湯近道」の案内に沿って下る。再度林道に出るが、分岐には道標があるので迷うことはない。荒れた林道の行止まりで杉木立の登山道に入り、山麓を巻いてゆくと鳥居地峠からの道に合わさる。
このコースは距離は長くなるが、岩場や滑りやすい急降下もなく、楽である。鳥居地峠をつかった場合の別コースとして考えてもいいだろう。
フォトギャラリー:32枚
鳥居地峠。明見側へは冬季閉鎖あり
杓子山登山口。付近に駐車スペースあり
右側はカヤトの原
富士山は雲の中
高座山。富士はすそ野だけ
送電鉄塔で大権首峠までの約半分
大権首峠の杓子山登り口
ハングライダーの離陸場
朝の杓子山。誰もいない
山中湖が見えた
鹿留山に向かう稜線は芽吹いたばかり
子ノ神
鹿留山
やっと富士が顔を出した
一番よく見えた時
30分待った景色
富士山頂が少し覗いた
杓子山から河口湖方面
大権首峠から不動湯方面に下る
大明見林道ゲート。この前に駐車スペースあり
不動湯方面との分岐。鳥居地峠中道の案内で林道を進む
林道終点、ここから山道
高座山への道に合流する
鳥居地峠の駐車場。8台程度可能
キスミレ
フジザクラ
スミレ
ミツバツツジ
ヒトリシズカ
ヤマブキ
ボケ




