雨の富士山

小屋泊

富士山（関東）

2025.07.15（火）～2025.07.16（水）

パーティ： 1人 (あし０３１６さん )

あし０３１６さん

行程・コース

天候

初日:午前中雨→強雨。午後雨、強雨、夜半曇り
二日目深夜曇り。山頂付近は強風…6時から小雨、強雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他：自宅2：00…京葉道路・武石IC…首都高速環状線経由…新東名高速・御殿場IC…富士グリーンライン…水ケ塚公園駐車場
2025年より水ケ塚公園駐車場　平日1500円/休日2000円に値上げ。

水ケ塚公園駐車場6：00発…富士宮登山口行きシャトルバス※1時間に1便運航
※10時に降雨200ミリの為、18時最終便運行まで、運行中止。

この登山記録の行程

富士宮口新五合目…宝永山荘★高度順応と強雨の為停滞7:35～11：45…八合目池田館（泊）13:45

八合目池田館2：10…富士宮登山口…剣ヶ峰…頂上山荘★休憩5:00～6:30…九合目/万年雪山荘…八合目…七合目…宝永山荘★…
富士宮口新五合目9：50

コース

総距離: 約11.1km

累積標高差: 上り約1,653m; 下り約1,649m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　富士山。江戸時代は富士講が盛んだったらしいが、今は世界中の人が来訪する。比率で言うと欧米系の登山者が多い。私が入山した日は、線状降水帯が静岡で猛威を振るった。朝6時に水ケ塚公園を出発し、五合目に到着した時は豪雨。暫く休憩所で待機していたが、30分後に六合目宝永山荘に向かう。高度順応と食堂を当てに雨宿りを決め込む。ネットの天気予報では、昼頃雨足は弱まる筈だったが、遂に10時で、富士山スカイラインは通行止。投宿していた台湾人の団体さんはギリギリ脱出した様子。昼ごはんを食べ11時30分に宝永山荘を出る。八合目池田館に到着したのは14時前。大雨の中「ちょっと待っててください」と軒先の雨落ち口で数分待たされるのはちょっと辛い。
　合羽を着たスタッフに別館へ案内される。蚕棚の小屋は誰もいない…。ここには暖房室とか談話室はない。乾いた服に着替え、昼寝したり読書。16時頃、夕食のカレーライスが届けられる。小屋のスタッフは、下膳がてら、新しい4千円システムに興味深々。登山道には警察官が配置され、事前に許可されたシステムバーコードを読み取ると腕に許可のリストバンドが巻かれた。「僕らは小屋のTシャツを見せれば通行できるみたいです」と言っていた。天気予報では夜中には雨が止み、朝９時頃までは曇りらしい。2時に起床して、山頂に向かう事を伝えた。1時に起床して身支度をしていると、2時に小屋の人が電気を点けに来た。
　ヘッデンを灯して、えっちらおっちら登っていく。途中、物凄い速さのヘッデンがこちらに向かってきた。霧雨でメガネが曇って視界が効かない。ヘッデンの主が近づくと眩しすぎててこけた。4時過ぎに富士山登頂。欲張ってお鉢巡りをするが、とてつもない強風。ストックで防風耐制を取る。身体が浮いた、という山岳ガイドの話はあながち誇張ではない。特に吉田口側はすさまじい風。この悪天候の中で山頂に来れた。何とか一周し、頂上富士館で食事休憩。雨風を凌げる場所は有難い。奥社は「6時になったら太鼓のどんどん叩く音が聞こえる」と小屋の人は口をそろえたけど、この天気で宮司さんはめんどくさいんだろう。30分待ったけど、太鼓は響かないので下山開始。昨日と同じような悪天候。7合目当たりから山頂へと意気込む人々とすれ違う。ぼんやりしながら歩くと山頂の様子を聞きたいのだろう。さっくり会話できる能力に欠ける。残念そうな欧米系おじさんの顔。すみません。でもいったところで引き返す様子はない。宝永山荘では半袖一家が毛布にくるまっている。「雨で凍えたみたい」とお母さんたち。6合目で低体温症とは。半袖Tシャツ‥。現金を持ち合わせず、山小屋利用は難しいのに‥。軽く考えている人が多い。『英語で悪天候の時はどう説明しているんでしょうかね？』と言っていた小屋番さんの言葉がずしんと腹に沈む。入山料を4千円に上げても、人件費で消えていくらしい。安易に入山する人の多い事。非常識な行動がWEBで話題にされる。標識も英語や中国語、韓国語表記にすべきなのかも。世界中から文化や風習の違う人が集う山に来て、ふと考えてしまった。

フォトギャラリー：36枚

装備・携行品

シャツ	アンダーウェア	フリース	ダウン・化繊綿ウェア	ロングパンツ	靴下
レインウェア	登山靴	バックパック	スタッフバック	スパッツ・ゲイター	水筒・テルモス
ヘッドランプ	予備電池	傘	タオル	帽子	グローブ
着替え	地図	コンパス	ノート・筆記用具	腕時計	登山計画書（控え）
ツエルト	健康保険証	ホイッスル	医療品	ロールペーパー	携帯トイレ
非常食	行動食	トレッキングポール	GPS機器	ヘルメット
【その他】携帯電話や充電バッテリーにも防水パック。着替えにも防水バックで水からプロテクト。替え靴下、下着一式、45ビニール袋、手ぬぐい（山小屋での配慮）現金100円を多めに。（トイレはどこも１回300円）