行程・コース
天候
晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
長野駅から特急バスで扇沢へ
長野駅7時50分発は途中ノンストップなので、到着は早い
その他のバスは、トランクルームの荷物出し入れや切符販売で遅れることもある
この登山記録の行程
【1日目】
扇沢(09:35)・・・柏原新道登山口(09:47)[休憩 5分]・・・ケルン(11:11)・・・水平岬(12:38)[休憩 4分]・・・種池山荘(14:06)
【2日目】
種池山荘(05:32)・・・爺ヶ岳南峰(06:17)[休憩 8分]・・・爺ヶ岳南峰(07:11)・・・種池山荘(07:45)[休憩 25分]・・・水平岬・・・ケルン(09:50)・・・柏原新道登山口(10:42)・・・扇沢(10:58)
『メモ』
【1日目】
扇沢 9:35--(12分)--9:47 登山口(登山届記入)9:52--(45分)-- 八つ見ベンチ 10:37--(14分)--10:51 休憩 10:59--(12分)-- ケルン 11:11--(37分)--11:48 休憩 11:55--(43分)--12:38 水平道 12:42--(16分)--12:58 石ベンチ 13:09--(9分)-- 黄金岬 13:18--(24分)-- 富士見坂 13:42--(24分)--14:06 種池山荘 14:55--- 爺ヶ岳南峰下部 ---15:43 種池山荘 泊
夕食 17:00~
【2日目】
朝食 5:00~
種池山荘 5:32--(45分)--6:17 爺ヶ岳南峰(2,660m)6:25--(18分)--6:43 爺ヶ岳中峰(2,670m)6:57--(14分)-- 爺が岳南峰分岐 7:11--(34分)--7:45 種池山荘 8:10--(32分)-- 黄金岬 8:42--(52分)-- 駅見岬 9:34--(16分)-- ケルン 9:50--(17分)-- 八ツ見ベンチ 10:07--(35分)-- 登山口 10:42--(16分)--10:58 扇沢
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1泊2日で北アルプス・爺ヶ岳に出かけ、花と山岳展望を楽しむ。種池山荘までの登りと下りでは大汗をかいたが、天気にも恵まれ、いい思い出となった。
【1日目】
何時もより1本早い新幹線で長野駅へ。接続する扇沢行き特急バスは、途中ノンストップということもあり、定刻より早く終点の扇沢に到着する。
日陰でじっとしていると爽やかでいいのだが、日向は暑い。破砕帯からの水を容器に詰め込むと、早速、登山口まで車道を戻る。登山口には係員がいて、登山届の提出を求められる。
最初は、結構な登りが続く。ゆっくりゆっくり歩を進める。場所によってはいい風が吹くのだが、汗が引くほどではない。日当たりのいいところにはオミナエシが咲いている。八ツ見ベンチ先を緩やかに登っていくと、白い花のツルアリドオシが沢山見られる。キソチドリもあちこちで見かける。板を渡しただけの小さなベンチで最初の休憩。
ケルンを経て、引き続き緩やかに登って行くと、それまで花のあとでしかなかったゴゼンタチバナが白い花を咲かせているのを発見。再び展望のいいところで休憩を取って見上げると、稜線のガスの切れ間に種池山荘が見える。
トリアシショウマ?やミヤマホツツジ、エゾシオガマ、僅かに咲き残っていたハクサンシャクナゲ?、実を付けたサンカヨウ等を見ながら水平道へ。ここでもしばし休憩。そろそろ疲れも出てくる。アカモノやアキノキリンソウ、カラマツソウなどをチラリと見ながら、その先の石ベンチでまた休憩。ここでは、虫(ハエ?)が煩わしい。
小さなガレ場辺りでは、オオバキスミレやズダヤクシュ、花を付けたイワカガミを見かける。黄金岬を経て、ニガナやマイヅルソウを見ながら更に行くと、雪の残るガレ場へ。ミヤマキンポウゲが沢山咲いている。下山してくるグループ2組を待ってから雪の道を渡る。道は上下に2段あるが、下の道は少し前まで通っていたところのようだ。雪解けが進んで、今は上の道を行くようになっているが、ここも道の先は細くなっている。
富士見坂から遠くを見ても、霞みがかった里は見えるが、さすがに富士山は見えない。
あと少し、ここが頑張りどころ。でも、足がなかなか上がらない。浮石に転倒した人がいたが、切り傷一つなさそうなのは若いから?。
最後のカーブを曲がって種池山荘が見えてくると、沿道はお花畑に。チングルマが果穂になっている。ハクサンフウロ、ウサギギクが元気に咲いている。
登山口を出て4時間15分。ようやく種池山荘に到着。疲れました。一息入れてからチェックイン。
部屋に案内されて荷物を広げると、サブザックを担いで爺が岳南峰を目指す。チングルマが咲いているエリアと果穂となったエリアが混在している。アオノツガザクラも多く咲いている。ガスはだいぶ取れてきて、山頂がきれいに見えている。鹿島槍ヶ岳や針ノ木岳山頂も見えるようになったが、立山方面は雲がかかったままだ。
これから急坂に取りつこうかというところで登るのを躊躇している人が。かなり上の方に小屋のスタッフがいて、熊の親子を監視しているとか。暫く待っていたが、諦めて引き返すことに。今日は登れない言い訳ができた?。のんびり小屋に着こうかというところに、上にいたスタッフが追い越していった。はや!。
後は小屋の談話室等でのんびり。第一陣の夕食は、5時から。消灯は8時15分。部屋は暑いくらい。
【2日目】
5人が寝ていた8畳間の部屋の窓から朝焼けを見る。朝食は5時から。
ザックを乾燥室のスノコの上に置くと、5時半ごろからサブザックを背負って爺が岳山頂を目指す。朝露の降りたチングルマの果穂がきれいだ。今朝は、立山から剣岳も良く見えているが、少しもやがかかっている。小屋の屋根がオレンジ色で、景色のワンポイントとして目立っている。遠く、槍ヶ岳から穂高岳も見える。
最後は急登となり、昨日スタッフがいた場所も通過して南峰山頂(2,660m)へ。体力も回復したのか、45分で登れたのは十分すぎる。今のところ熊はいないようだ。
折角なので、爺が岳最高峰の中峰(2,670m。ちなみに北峰は2,631m。)まで行ってみる。一旦下って登り返しとなる。鞍部手前は、コマクサ畑となっている。イワギキョウ、チシマギキョウを見ながら中峰山頂へ。
中峰を後にすると、南峰をトラバースして登ってきた来た道を引き返す。ガスが上がってきた鹿島槍ヶ岳手前の冷池山荘に荷揚げのヘリがやってきたと思うと、今度は種池山荘にもヘリが飛来。7時45分頃に小屋に入って自炊室で小腹を満たしていると、再度ヘリが来るからと全員小屋に避難して自炊室もいっぱいになる。
ヘリが去ると、8時10分頃、下山開始。停滞していた人たちも一斉に動き出す。富士見坂、雪の残るガレ場と、抜きつ抜かれつしながらどんどん下っていく。また汗が噴き出る。休憩は、給水の短時間程度。とにかく慎重に下る。
さすがに八ツ見ベンチからのきつめの下りは疲れも見えてきたので、なお一層慎重に歩を進める。
種池山荘から2時間半で登山口へ。ここから扇沢までの車道歩きが地味にきつい。有料駐車場まで来たところで、信濃大町行の路線バスとすれ違う。30分後のバスに乗ることにして、荷物を整理し直したりする。シャツは濡れたままだが、日陰だと汗も引いていく。破砕帯の水が美味しい。
路線バスで大町温泉郷に出ると、2時間超、風呂に入ったり大広間で食事をしたりとのんびりする。
後は、特急バスで長野駅へ。その都度荷物をトランクに積んだり切符を購入したりするので、長野駅東口到着は15分ほど遅れる。









































































