行程・コース
天候
晴れのち曇り、ちょっと小雨がパラパラ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
名阪国道(25号線)を針ICで降り、国道169号線を大台ケ原への分岐を過ぎてすぐの新伯母峰トンネルを出てすぐ右にへ入る道を登って行く。車で大分登った所に無料の目印がある駐車場があるが、もっと楽をしようと行き着いたところが今日の登山の起点、和佐又山の麓にあるヒュッテの駐車場。駐車料金は終日で1,000円。
この登山記録の行程
和佐又ヒュッテ(8:40)・・・和佐又山(9:07~9:12)・・・和佐又のコル(9:22)・・・笙の窟と岩窟群(9:57~10:16)・・・日本岳コル(10:25)・・・日本岳(孫普賢岳)(10:42)・・・コル(10:56)・・・子普賢岳分岐(11:20)・・・子普賢岳(11:30)・・・大峰奥駈け合流(12:15)・・・大普賢岳(12:23~12:50)・・・笙の窟/岩本新道分岐(13:44)・・・和佐又のコル(14:43)・・・和佐又ヒュッテ(14:59)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
夏の真っただ中、異常な酷暑が続いており、登り始めから涼しい山は⁉ということで1,000mを越える所から登れる大普賢岳に登ることに。
起点の和佐又山麓にあるヒュッテの駐車場は、標高が1,150m位で空気は涼しいが、強い日差しが当たるとさすがに暑い。
害獣防護柵の扉を開けて登山道に入ると、ブナ林の中を登山道が続く。木々に囲まれ日差しが遮られ暑さを凌いでくれるが、ものの10分も歩くと汗が出てくる。風が吹いてくれないかなぁ....。
30分ほどで和佐又山山頂に到着。山頂から大普賢岳が見えるが、まだまだ遠く登る高さもかなり高い、ぼちぼち行きましょう....。
山頂から鞍部へ、この下りヒュッテからの登りより急かも....などと言いながら下って和佐又山キャンプ場からの登山道と合流。ここからなだらかな尾根道を登って行くが、こんな緩やかな道が山頂まで続くといいな....と淡い期待を持って歩くのだが....⁉
尾根道から左の斜面に入って鉄梯子を登ると、大きな岩壁が見えてくる。この岩壁の根元に窟が続いているようだ。今日の見どころの窟群である。まず「シタンの窟」、「朝日窟」、メインの「笙の窟」、そして「鷲の窟」。大峰修験の参籠行場(おこもりぎょうば:宿泊して修業をする)であったここで修験者が雨風を凌ぎ修業を積んだのか⁉修験道の開祖、役小角(えんのおずね:飛鳥時代)が最初に修業した窟と言われていて、貴重な信仰遺跡である。
窟群を尋ねた後、崖を回り込むと急な登りが始まる。一番急な登りと聞いている危なそうな登りを、一歩一歩バランスをとりながら注意して登る。登り終わったところが日本岳(のコル)である。このコースの経験がある同行者によると、日本岳山頂はすぐそことのことで、立ち寄ることにする。
踏み跡があるので辿って行くとどうも行き止まりのようだ。よく見ると左手にピンクのテープがあり、以降テープを目印に登って行く。垂直に近い所にはロープが垂らしてあり、ロープを頼りに何とか登りきると山頂に続く平坦な道になる。山頂は木に囲まれているが、三角点が設置されている。日本岳山頂は1,550mはあるようだ。怖いロープ場を下り、コルまで帰るが意外と時間と体力を使ったようだ。次の小普賢岳を目指そう。
尾根筋の登山道に入ると、鉄梯子を乗り越えるところが次々と出てきてかなり険しい登りになる。空も、だんだん雲が出てきたようだ。足も疲れた、まだ登りがある、やっと小普賢岳のとりつきに着く。どうしようか?小普賢岳のやっぱりピークを踏むことになる。何とか山頂に辿り着くが、山頂の目印は....?あった、木に巻き付けた黄色いテープに小普賢岳の表記を確認。
ここまで来たんだから最後まで登るぞ...との同僚の掛け声に力を貰い出発。ここまで登って来て、下りたくない下りを30~40m程下り、山頂目指して登り返す。梯子の道が終わり道の傾斜が緩くなり東側の山腹を巻いて行くと大峰奥駈けの道に合流する。山頂はここから100mとか⁉さぁ最後の力を振り絞って登ろう。
着きました、やっとというか何とか頂上に着きました。1,780mの山頂はやはり涼しい。ただ、雲が出てきて東側の大台ケ原方面は雲が掛かり全く見えず。北や西側は、雲はまだ高く山々が確認できる。西に見える同じくらいの高さの山は稲村ヶ岳と隣の尖がりは大日山か⁉登りで頂を踏んだ小普賢岳や和佐又山は雲の中である。東側から流れてきた雲が大峰奥駈けの尾根伝いを境に上級に舞い上がり視界が分かれている。涼しいためか、トンボがたくさん飛んでいる。腹を満たし、疲れも落ち着いた、下山にかかる。
小普賢岳のとりつき迄の登りたくない登りを越え、日本岳のコルからの急な下り注意して窟群の手前まで来ると、登りの尾根道に別れを告げ、大普賢岳から国見岳・七曜岳を回る周回コースに出る道を下ることにする。
急こう配の山肌を折り返しながら道がついている。結構下ってきたがまだ合流しない。30分ほど下ってやっと周回コースに合流する。この下りに使ったコースは「岩本新道」という名前が付いているようだ。
周回コースの合流地点から和佐又のコルに向かうが、山肌を水平に辿る登山道と思っていたら若干の登りも出てくる。疲れた足に響く。
窟群から約1時間で和佐又のコルにに到着、意外と時間がかかった。尾根コースの方が早いようだ。和佐又山の麓のなだらかな下りが終わるとオートキャンプ場の近くに出てきた。自動車とテントが意外と多く子供たちが楽しそうに走り回っている。ヒュッテの駐車場に着き駐車料金を払う。このヒュッテで食事もできるそうだ。屋外の石を引いた所で飯盒炊爨も出来るようだが屋根が無いので雨の時は無理のようだ。
とてもハードな山登りだった。帰りは、途中のダムを渡り対岸の奥にある入之波温泉鳩の湯へ。結構珍しい秘湯と思い誘ったが、お二人とも以前来たことのある温泉のようで、結構温泉めぐりをされているようだ。浴槽が温泉の成分が析出してオレンジ色の湯船になっている。5年に一回ぐらいこの付着物をとるそうだが、ハツリの職人数人で1週間かかるそうだ。黄金色の温泉で筋肉をほぐし一路四日市へ。
フォトギャラリー:37枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 |
| グローブ | サングラス | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ |
| 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
| ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |









































