行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
市橋コースは、敦賀方面から国道8号線をあがってくるとスタンド手前の市橋の信号を右折し、すぐに岩籠林道に入る。舗装道路で5分程度。道幅が狭いので注意。駐車場は10台程度。簡易式のトイレがある。
この登山記録の行程
市橋コース登山口駐車場(06:36)・・・岩籠・夕暮山分岐(08:32)・・・インディアン平原(09:05)・・・岩籠山(09:15)・・・岩籠・夕暮山分岐・・・駐車場(10:48)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
山で亡くなった先輩を偲んで、お盆休みに帰省している間に3つの山を登りたいと密かに計画していた。野坂山に加えて、蠑螺ヶ岳から西方ヶ岳の縦走。そして、3つ目の企画が、今日の岩籠山。山頂には西方ヶ岳と同じように無くなった先輩が手作りしたという看板があると聞いていた。
ここ最近は、岩籠山と言うと駄口登山口を使うことが多かったが、今日は裏ミッションを密かに忍ばせていたので、どうしても市橋コースから登りたかった。それに、市橋コースは沢を繰り返し渡渉するコースで濡れやすいが、涼しげで夏にピッタリのコースだと思う。
と、浮かれていたが、お盆休み前半の悪天候の影響もあってか、思っていた以上に水量が多く、意思を飛び越えながらの渡渉は結構スリルがあった。
山頂に着くまでの裏ミッションは3つ。夏にピッタリの花を3つ愛でる。
一つ目は、野坂山でもつい先日愛でてきたナツエビネ。二つ目は紫色の花が愛らしいイワタバコ。そして三つ目がメインミッションのミヤマウズラ。福井県では滅多に見ることができない貴重な花で、とても小さいがアップにするとおどけたお化けのような姿から、通称「オバQ」と呼んでいる。
二つ目と三つ目は、一週間ほど遅かったかと、登る前から心配していたが、結果的にどれも可愛い姿をカメラに収めることができた。間に合って良かった。
裏ミッションを早々に達成し、あとは最後の急斜面を力技で登っていく。
個の斜面が意外にしんどくて一仕事だが、「岩籠・夕暮山分岐」まで来てしまえば、あとは楽勝。軽いアップダウンを繰り返しながら、岩籠山方面へ向かう。
最初に先輩の残した看板が見たかったので、インディアン平原に向かった。
平原には、西方ヶ岳と同様に味のある字で「インディアン平原」と書かれた小さな看板が設置されていた。
吹き出す汗を風で拭いながら、看板に向かって静かにお祈りをする。
3つ目の慰霊登山完了だ。
帰る前に、岩籠山の頂に立ち寄り、もう一度インディアン平原を見下ろして、有難うございますと頭を下げてから下山した。


















