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ガイドツアートムラウシ山登山

トムラウシ山( 北海道)

パーティ: 3人 (a m さん 、ほか2名 )

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行程・コース

天候

雨 山頂強風

利用した登山口

短縮コース登山口  

登山口へのアクセス

その他
その他: ガイドさんの車

この登山記録の行程

短縮コース登山口(02:41)・・・短縮コース分岐(03:01)・・・カムイ天上(03:44)[休憩 6分]・・・コマドリ沢への下降前(4:40[ 休憩10分)
・・・コマドリ沢(5:20[休憩5分)・・・前トム平分岐(5:51)[休憩 11分)・・・前トム平(06:25)[休憩 10分]・・・トムラウシ公園(07:00)[休憩 10分]・・・トムラウシ山分岐(07:53)[休憩 7分]・・・トムラウシ山(08:25)[休憩 10分]・・・・トムラウシ山分岐(08:55)・・・トムラウシ公園(09:30)[休憩 5分]・・前トム平(10:00)[休憩 5分]・・・コマドリ沢(10:43[休憩10分)・・・コマドリ沢への下降前(11:17[ 休憩8分)・・・カムイ天上(12:10)[休憩 10分]・・・短縮コース分岐(12:54)・・・短縮コース登山口(13:14)

コース

総距離
約17.7km
累積標高差
上り約1,704m
下り約1,704m
コースタイム
標準8時間40
自己9時間52
倍率1.14

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

朝2時トムラウシ温泉の宿を車で出発、路面状態が悪い林道を30分くらいで短縮登山口の駐車場に着く。真っ暗闇の中、1台キャンピングカーが停まっていた。同40分小雨が降る中をスタート、過去一番早い時間だ。
ヘッデンに沢山雨粒が見えたと思ったら実は虫だったらしい。ただ顔につかなかったのでそれ程煩わしくなかった。約1時間登ってまだ暗いカムイ天上に到着、ここからは尾根歩きなのでやや気持ちも軽くなり、暗闇の中にも雲海が見えたり、ユーチューブでは十勝連峰が左手前方に見えるんだなと心の中に想いながらコマドリ沢への下降点に急ぐ。暗いうちの100mの下降は余り経験なく、ガイドさんの計画では少し明るくなると。登山口から2時間、下降開始地点に到着、もうヘッデンが要らないくらい夜が明けてきた。このあたりの雨が一番小降りだったかも。以外と長い下降は時々高い段差もあり、雨の影響で足を置く場所も慎重になる。
30分程でコマドリ沢出合に到着、他の方の記録で蚊が多いとあったので、短時間で出発、ここからは左手に大岩ゴロゴロの枯れ沢を見ながらの急登で、足元は岩石の間が砂地で歩きにくい。少し遅いが水場に近いせいか花は多そう。トリカブト、キキョウ、ウメバチソウなどが見られた。前トム平分岐の標識が立つあたりから前トム平まで岩礫帯が続くがここがナキウサギの声が聞こえるポイント、我々もしばらく耳を澄ますとキュッキュッと声が聞こえる。ナキウサギは岩の保護色の茶色でなかなか見つからないが、ガイドさんが5~6m先の岩の上にいるナキウサギ発見、シャッターを夢中で切ったら小さく写っていたので嬉しかった。
前トム平に着くと雨、風が強くなりレイン羽織って進む。ここでは本来前トムラウシ山など見えるはずが、ガスがかかり何も見えず。前トム平からトムラウシ公園に至る道はユーチューブなどでもはっきりわからなかったが、実は意外とヘビー、前トム平を降りると少し大きめの岩の上を注意して登り、一定程度登ると一度降りて再度ロープがかかる先程より大きめの岩の上を隙間に落ちないように登らなければならない。これが雨の強まる中、時間を要し体力を削がれる。
登り終えるとトムラウシ公園への下りに入る。きっとこのあたりで驚嘆して自然の妙とも言える日本庭園に感動する場所だが、今日はガスが強く視界は50m程、勿論山の形は何もない。風がこれ以上強くならないうちに先に進む。登り基調のトラバース的な岩場を横切り、南沼と山頂分岐まで着いたのが登山から約5時間強、あと20~30分で山頂だ。
山頂までは急傾斜の岩登りだが、それ程距離がないので最後の力を込めて一歩一歩登ると、岩の間に山頂標識が見えた。当然ガスの中何も見えないが、心の中に画面で見てきた風景を重ねて10分で下山に入った。
山頂への登りの途中で大きく重そうなザックを背負った小柄な女性とすれ違い、下山途中で追いついて話を聞いたが、東京から来た大学のワンダーフォーゲル部員で、1人で旭岳から5日間かけて縦走してきたそう。荷物は飛行機ぎりぎりの20kgで水をさらに6l持ち、一番重い時は28kg位あったらしい。彼女とは一緒に下山し、ガイドさんが最寄り駅まで送ってくれるとの提案に嬉しそうだった。熊に合わなかったか聞くと、トムラウシ山頂手前の登山道で100m先にいたそうで、相手が避けてくれたとのこと。小さな体で重い荷物を背負い、長い距離を縦走するなんて、勇気と精神力そして集中力の高さに驚かされた。

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登った山

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2,141m

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