行程・コース
天候
朝のうち霧、のち晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
焼山峠の無料駐車場利用。トイレあり。焼山峠へは鼓川温泉のある県道206号からよりも牧丘方面からのクリスタルラインを使ったほう走りやすい。
この登山記録の行程
焼山峠(07:05)・・・新道・旧道分岐(07:35)・・・的石(07:50)・・・一杯水分岐(08:00)・・・小楢山(08:10) [休憩 35分]・・・小楢峠(08:55)・・・幕岩(09:10)[休憩 15分]・・・大沢山(09:25) [休憩 20分]・・・幕岩(09:40)・・・小楢峠(10:00)・・・一杯水分岐(10:05)・・・新道・旧道分岐(10:20)・・・焼山峠(10:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
武田信玄の菩提寺、恵林寺を開いた夢窓国師が修業した山と伝わる小楢山。広い山頂からは甲府盆地越しの富士の展望が広がるこの小楢山を、焼山峠から歩いた。気の早いカエデが色づいていたり、ナナカマドの実が赤くなっていたりしていて、暑かった夏の終わりと秋の訪れを感じた山歩きだった。
道標に従って子授地蔵の前を通って登山道に入って行く。道は防火帯の中につけられていて歩きやすく、朝日が差し込んできて気持ちがいい。父親と子ども二人連れの姿もあった。
焼山峠から30分程で新道と旧道の分岐。左の新道に進むと初めて本格的な登りになるが登りは短くすぐにピークに着く。しかしこのピークには名前も標識もなく拍子抜けの山頂なのでそのまま通過する。やがて旧道合流の手前右手に大きな岩が現れる。ヤマトタケルが東征の折、弓の的にしたとの伝説が伝わる的石である。なお、旧道を通った場合は的石の前は通らないので新旧合流の分岐から少し上ることになる。
一杯水分岐を左に進むと南側が大きく開けた小楢山の山頂。雲海の上に富士が顔を出していた。早朝とあって先行者は女性の二人連れだけであったが、話によると富士はずっと雲に隠れていてやっと顔を出したとのことであった。
富士の左には三つ峠のアンテナ群が見えたが、その左の大菩薩の山々は山頂部分が雲に隠れてしまい、西の南アルプス方面も雲の中で、山名を特定することはできなかった。山頂には山座同定版があり北側には八ヶ岳や金峰、国師そして乾徳山が紹介されていた。しかし、北側は木々にさえぎられているため見ることはできないのは残念である。それでも甲府盆地を覆った雲海の上の富士は絶景であった。
林の中を下り倉科方面からの登山道、母恋し道が昇ってきている小楢峠から尾根道を大沢山(大沢山ノ頭)に向かった。小楢山までの道に比べ歩く人は少ないようだが道は明瞭で歩きやすい。
途中の幕岩はこのコースの見どころの一つ。岩の北側の割れ目にクサリがつけられ上に登れるようになっている。岩の上から富士や金峰の五丈岩が見えるとのことだが、クサリを登り切った上は一枚岩の岩盤。濡れていて滑りそうなので一番上まではあきらめ途中で引き返した。
大沢山の山頂は狭い岩場。倉科からの父恋し道が登ってきており、鼓川温泉方面への登山道が伸びている。山頂からの展望はあまりないが、木々の上に富士の姿を眺めることができた。
帰路は小楢山は巻道で通過し、まっすぐ登山口に戻った。焼山峠の手前で右手下に舗装道路が見えるところがある。琴川ダムの展望台に至る道路で小さな道標がある。この舗装道路でも駐車場に戻ることができる。
登山道の周りには色づく木々が多い。本コースは小楢山までなら家族連れでも十分楽しむことができる。これからのシースンには紅葉ハイキングが楽しめることだろう。
フォトギャラリー:26枚
焼山峠の駐車場
子授地蔵
歩きやすい防火帯の道
登山道に朝日が差し込む
親子連れの姿も
新道旧道分岐
何もない1653mのピーク
的石
霧に朝日があたり幻想的
一杯水分岐
広い小楢山山頂
山頂からの富士
山頂には小楢山の説明板も
甲府盆地は雲海の下
大菩薩方面
山頂の山座同定版
小楢峠
幕岩
幕岩を登るクサリ
幕岩の上から
大沢山
大沢山からの富士
ナナカマド
紅葉が始まったカエデ
アキノキリンソウ




