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三ツ峠山から初冠雪の富士を望むも・・・

三ツ峠山( 関東)

パーティ: 1人 (ニャゴニャゴ さん )

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行程・コース

天候

快晴のち晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

バス
その他: 特急富士回遊3号~富士急バス

この登山記録の行程

三ッ峠登山口バス停(10:35)・・・三ッ峠山(開運山)(12:25)[休憩 40分]・・・馬返し(14:34)[休憩 5分]・・・達磨石(15:40)[休憩 7分]・・・山祇神社(16:25)[休憩 5分]・・・三つ峠駅(16:55)

コース

総距離
約10.1km
累積標高差
上り約711m
下り約1,328m
コースタイム
標準4時間55
自己5時間23
倍率1.09

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

天候不順が続く2025年10月、北八ヶ岳の紅葉チャンスを逃しジリジリしていたところ、どうやら富士山初冠雪が期待できる天気予報になり、行き先を三ツ峠山に計画変更。毎日何回も2週間天気予報をチェックしては、連日の熊被害報道にルートの妥当性をチェック。片やドクター指示の減量で変化していく体調に、今回も山登りは問題ないか?
期待と不安が交錯する中、当日を迎え、いざ出発。果たして富士山初冠雪は見られたのか? 無事登山を成し遂げられたのか?
その様子は続きをご覧下さい。

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フォトギャラリー:29枚

本日は初冠雪の富士山を山頂からカメラに収めようと三ツ峠山に登ります。途中富士急行線の三つ峠駅を過ぎた辺りの車窓から見た富士山、降雪の日以降少し溶けてしまったけどまだ上部は白い。快晴の空に素晴らしい富士山ビューです。このまま登頂するまで保ってくれることを祈るばかり。

河口湖駅に到着。駅前は外国人観光客でごった返しています。もう何年も前からの日常風景。聞こえてくる話し声は、英語、北京語、広東語、タガログ語?、マレー語?、インドネシア語?、、、もう異国情緒いっぱい。私はここから天下茶屋行きのバスに乗り換えです。早く立ち去りたい。

バスの車窓から見た富士山はまだくっきり見えている。でも御殿場側から雲が上がってきており、少し不安。実はこのバス、観光地は周遊しないハイキングバスですが、途中の停留所ごとに外国人観光客が乗り込んできて、いちいち運転手が行き先を確認しては降車させる羽目に。その度に2分、3分とどんどん遅れていきました。

三ツ峠山は2回目になりますが、今回は当初、河口に下山する計画でした。しかし登山の1週間前に下山口の河口出張所の北東800mの山中で熊が目撃されたことが、山梨県自然共生推進課のXで報じられました。北東800mと言えば、下山路の母の白滝辺りか?東北や関東甲信越で連日の熊被害報道がある中、とても不安なので、山梨県自然共生推進課の熊出没マップで目撃事例の少ない三つ峠駅への下山路に変更しました。長い下りが続くことが気になりますが、仕方ない。安全には変えられません。

今回は熊撃退スプレーも用意しました。過去に百蔵山の沢沿いの茂みで野生動物とニアミスした(姿は現認せず)経験があるので、熊と遭遇することは他人事ではありません。

バスは大分遅れて三つ峠登山口に到着。勝手知ったる林道を進み、トイレ前で身支度を調え、登山開始です。

登山道へ進みます。

登山道とは言うものの、これはもう十分整備された林道。以前来た時よりも歩き易い。途中、道の凹みにコンクリを入れる補修工事をしていたし(ご苦労様です)、山頂近くになってからもチェーンを巻いた4駆が2台相次いで下りてきました。

沢に沿った山腹の道をジグザグに登り、堰堤に突き当たって右に折れた先で傾斜が緩むと小広い平坦地がありベンチとテーブルがあります。山頂までの丁度中間点で、これから先は尾根筋の登りが続くため、休憩には絶好の場所。このポイント何か名前を付けてあげたいですね。

三ツ峠山登頂。満面の笑みを浮かべていますが、実はキツかった。この3ヶ月で△10kgの減量をして心臓のバクバクは出なかったけど、山頂直下の階段が苦しかった。

笑っているのは、女性の登山客にシャッターを押して貰ったから。自撮りではこうはいきません。

三ツ峠山頂お馴染みの風景。

富士山をアップ。風下の御殿場側に雲がたなびいていますが、間に合いました。

今日は裾野まで見える。富士吉田の市街地の先には北富士演習場。手前から伸びている府戸尾根は前回三ツ峠山の下山路。本日最高の1枚です。

四季楽園まで下りて来て手早く昼食(お弁当)を済ませ、下山に掛かります。富士山は雲に隠れつつあり、ギリセーフの登頂でした。

四季楽園からの下りは急な階段から始まり、整備された道が続きます。

屏風岩の基部まで下りてきました。

こうやって見上げると、クラック、テラス、オーバーハングなど、クライミング用語が実例を前にして思い浮かびます。

本日最後の富士山の1枚。美しい姿をありがとう。

屏風岩沿いの道は幾つもの急な谷を横切っていき、所々に水場があります。飲用できるか不明ですが。

こんな感じで緩やかで気持ちの良い下りが続きます。

八十八大師。赤いよだれかけが鮮やかです。

緩やかな下りはここまで。ここから先は尾根筋で、岩混じりの急下降になりました。

岩がせり出した狭い箇所もあります。総じて段差が大きい踏み下ろしが続き、調子づいては下れません。

道標は多く、道迷いの心配はほとんどありません。

馬返しまで下りてきました。馬返しと名付けた意味が分かりました。一歩一歩を踏み下ろす段差が大きいあの岩混じりの狭い急坂は、乗馬しては勿論、手綱を引いても困難でしょう。私は慎重に下りましたが、脚に来ました。

馬返しから先は少しは楽になるかと思いきや、岩はなくなったものの木の根とゴロゴロとした石が多い急坂で大変。ついに脚が悲鳴を上げ、ふくらはぎと膝周りにフェルビナクをスプレー、脚攣り予防の芍薬甘草湯を飲んで応急手当てしました。這々の体で達磨石まで下りてきました。もう辺りは薄暗く、写真は手ブレですみません。
そう言えば、山の上部では全く感じなかった野生動物の気配が、馬返しから下では感じられました。カッカッカッカという警戒音や枝がガサッと擦れる音など。見られているかも?その度にこちらも大きな音を出して応えました。

達磨石の下の憩いの森にきれいなトイレがありましたが、シャリバテ、脱水気味で出ません。また、達磨石の直ぐ下にバス停のようなものがあり、何かと思いきやタクシーを呼ぶ待合場所。脚が痛いのでタクシーをと思いましたが、後は舗装路を歩くだけだからと自分に言い聞かせ、止めました。しかし、これが甘かった。

最後の舗装路はずっとつま先下がりの坂道で、つま先が靴に当たって痛くなり、これを抑えようとすると太ももの前が痛くなり、もう敗残兵のごとくトボトボと、精神力のみで駅まで歩きました。本日の総歩行数26,000歩余り。富士山初冠雪ビューの代償は大きかった。
尚、途中、さくら公園の上で野生動物に出くわしました。この川沿いの道は野生動物が出てきそうとの予感が的中しました。でも、鹿でした。熊じゃなくて良かった!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル フリース ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 地図 コンパス
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール GPS機器 カップ
【その他】 エマージェンシーシート、サポーター

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登った山

三ツ峠山

三ツ峠山

1,785m

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