行程・コース
天候
1日目 はれのち曇り 夕方一時雨 2日目晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
22:00 東大阪 6:10 韮崎(8800)
韮崎~青木鉱泉 タクシーを利用(約7000円くらい)
ちょうど別のグループ6人とタクシー相乗りで調整してくださいました。
(一応予約をしていました)
帰り
13:26 夜叉神峠 14:26 甲府(1420円) その後タクシーで銭湯へ
16:32 甲府 17:37 塩尻
18:03 塩尻 20:05 名古屋 その後新幹線で大阪へ
甲府~大阪(12080円)
この登山記録の行程
【1日目】
青木鉱泉(07:43)・・・南精進ノ滝[休憩 20分](09:43)・・・五色ノ滝[休憩 30分](13:03)・・・鳳凰小屋(14:19)
【2日目】
鳳凰小屋(03:35)・・・アカヌケ沢ノ頭[休憩 60分](04:34)・・・観音岳[休憩 30分](07:09)・・・薬師岳小屋(08:14)・・・南御室小屋[休憩 20分](09:05)・・・苺平(09:50)・・・杖立峠(10:57)・・・夜叉神峠[休憩 10分](11:50)・・・夜叉神峠登山口(12:42)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
長文です。記録用に残していますので…
コース計画について
今回、バス・電車・タクシーなど公共交通機関を利用しての計画を立てました。
当初計画ではドンドコ沢を登り、縦走後中道下山予定で考えていたが、鳳凰小屋で「車でないのであれば、夜叉神峠へ下るほうがいいよ」と勧められ、計画を変更することに。
理由は・中道(青木鉱泉)で下山した場合、高低差が大きい=急な下りであり下山しにくい。夜叉神で降りた場合、距離は長くなるが歩ける道なので下山しやすいとのことでした。
(急な計画変更となって調べようにも、鳳凰小屋はauは圏外。ところどころでやっと入る感じだったので、準備をしっかりしておけばと反省)
なんとか、バスの時刻と、お風呂を調べることができました。
帰りの特急も指定をとっていたので、それに間に合うように計画の修正をしました。
(ちなみに、青木鉱泉は韮崎駅 夜叉神は甲府駅へ)
実際にコースを歩いてみて「ドンドコ沢登り 夜叉神下山」はよかったのだと感じました。
中道ルートは歩いたことはないですが…
ドンドコ沢は鳳凰小屋までCT5:30。ひたすら急な登りなのですが、ところどころで滝があるので、つらい登りもダイナミックな滝でちょっとだけ気分転換になれるので、登りに使うのはいいと感じました。テント装備の私たちには、段差が大きくよじ登る感じのところもあったので、そこを下山で使うには、時間もかかり大変かなと感じました。(実際下山されている方も大変そうでした)
夜叉神への下りは、等高線をみてもわかるように、なだらかな下りです。基本的に登山道としては歩きやすく整備されており、小屋の方がおっしゃるとおり「ふつうに下れる」コースでした。ただ、脚の疲労もあって、ところどころにある急な下りは応えましたが、それでもドンドコ沢の印象に比べるとぜんぜんましです!
逆に夜叉神からを登りに使うと、それはそれで精神的につらいなと感じました。確かに歩きやすいのですが、長い距離で標高を稼いでいるので、とにかく長い。そして特に代わり映えがない。個人的意見ではありますが、「ドンドコ登り 夜叉神下山」が私のおすすめです!
ドンドコ沢の寄り道?滝スポット
ドンドコ沢には途中滝があります。立ち寄るか、寄らないかは時間の余裕で検討を~
南精進ケ滝:青木鉱泉を出発してから2:30の最初の滝スポットです。気分をリフレッシュするためにも、立ち寄ってみては?大きな滝が見えますよ~
地蔵岳と南精進ケ滝展望台との分岐についたら、デポして行ったほうがいいかな~
少し歩いたところにあるのですが、ちょっとだけ急な登り(ロープあり。使わなくても登れるくらい)があります。
鳳凰の滝:分岐の看板が見えたら、こちらはデポして行くことをお勧めします。また時間に余裕がない場合は、往復で20分?くらいはかかったかな…細い道で、「けっこう遠いな~」と感じるくらいの距離でした。あざみの葉?ですかね…狭いので葉がチクチクあたって、イタッ!と連呼しながら進むという、個人的にはワイルドなコース。でも、見ごたえのある滝だと思います。(私は天気がわるかったからあまり見えなかったけど…それでも見てよかったと思いました。
(登りの場合、この分岐からさらに進んだところに「鳳凰の滝5分」と書いた看板がありました。が、どんな道かはなぞです)
白糸の滝:こちらはすぐに寄れるところでした。
五色の滝:こちらもすぐに寄れます。ここまできたら小屋までCTで一時間!一番ダイナミックな滝だったと思います。(雨とかにもよるかもだけど~)
南アルプスを初めて歩いての感想
今回、南アルプス入門編ということで鳳凰三山を歩いてみました。
「南アルプスは山が深い」
それを実感できる、とてもしんどいコースではありました。
ドンドコ沢はひたすら登り、樹林帯の中をひたすら登る。
時折吹く風が涼しかったことと、曇っていたことが救いだと思いました。
川を渡渉するときに、水で手を洗うと、ずっと入れておけないくらいキンキンに冷えたきれいなお水でした。
南アルプスの森が作ってくれた水なんだな~
小屋でいただいたお水はほんとうにおいしかったです!
二日目は、オベリスクからのご来光を!3:30。まだ暗い中小屋を出発しました。
当然ひたすた登り。
ガシガシ、ガシガシ、日の出日の出!と登って振り返ると、まだ夜明け前の富士山がちらり。そして町の明かり。雲海には太陽の光のグラデーション。
息はキレキレだけど、わ~~~!って大きな声がでるくらい!鳥肌が立つくらいきれいな景色でした。
最後の砂の急斜面を必死に登っていたので、ふと前をみると、どど~んとオベリスクが!
こんなに近くに!でも、まだまだ登りは続きます。
オベリスクの陰になって日の出が見えなくなるので、ある一定の高さ(オベリスクの陰)になったら、もう登るしかありません!そして、オベリスクの岩を登り、西側に巻く。
そうしなければご来光は見れません。
先行していたおにいさんに、情報をもらいながら、荷物をデポしていよいよオベリスクをよじ登ります。三点支持でOKですが、特にコースなどのマーキングはありませんので、十分きをつけて。
西側に巻くと…八ヶ岳 金峰山など奥秩父の山 遠く奥多摩の山々かな?そして富士山。
雲海からみなさん勢ぞろい!
おにいさんと、私たち二人でオベリスクからのご来光を堪能しました。
この日の日の出は4:50でした。
それからは、北岳がどど~んと白峰三山。甲斐駒もこんなに近くで!甲斐駒の奥には槍穂高も見えました。
北アルプスだとちっさい富士山。南からの富士山の近さに感激です。
目の前には富士山、右手には南アルプス~絶景を楽しみながらの稜線歩きです。
花崗岩?からのしろい砂の稜線がとても美しく、気分が盛り上がりますが。。。
地蔵岳~観音岳の間はなかなか着かなくて^_^;
でもそこからの360度の大パノラマは最高です!さらに稜線歩きを楽しんだら薬師岳。
薬師岳からはきれいな白峰三山様たちと一緒に写真をとるベストスポットやと思います。
薬師岳を過ぎてから、薬師小屋。そして長い下山となります。
最初に書いたように、夜叉神へ下山します。
最高のお天気に恵まれ、あと、バスや電車で来られた方々との情報交換や、途中で何度も出会うたびに声をかけてくれたり、声をかけたりがとっても楽しい山旅となりました。
いいな~山旅!
小屋の情報
水場あります。お水飲み放題!!!
トイレはテント場の近くにあります。初回200円のトイレ。
脚ふみ洗浄タイプできれいでしたよ!
テントは一人800円。小屋の前にいい感じのテーブルがありますので、そこで宴会もいいですね~。
テント場は休みの時は大変混雑するようです。今回は平日だったので10張くらいかな?
小屋の方が、着いた時に、つぎつぎに声をかけてくれて、そのあたたかさがたまらなくうれしかったです!
最後にお風呂情報
夜叉神から下山した場合、夜叉神の森という小屋があります。お風呂や軽食、ソフトクリームもありますよ~~~!バスの時間の余裕があれば、ぜひ!
私たちやいろいろな都合で、今回は甲府でお風呂。甲府駅から歩いて行ける方は、歩いて銭湯っていうのもありますが、微妙に遠いかもしれません(あと銭湯は廃業していることもあるので、事前確認要!)
私たちはタクシーの運転手さんが、登山者の方がよく行ってるよ~というお風呂に連れて行ってもらいました。タクシーで5~7分くらい?(料金は1000~1200くらい)
草津温泉という銭湯(400円)銭湯なのでな~にもありませんが、シャワーがついているし、露天風呂も小さいけどあるし、もっとゆっくりしたいくらいでした~!
銭湯のおばさんも、登山者にとってもやさしくていいとこでしたよ~★
フォトギャラリー:60枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
| 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
| ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
| 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
| トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
| クッカー | カトラリー | ||||
| 【その他】
石がないのでペグ。 電車切符(かな持参) バスチケット(やなぴー持参) 朝食はご来光の都合で簡単に食べれるものを。 夕食はおつまみ系 たらこチャーハンセット カナ ポテトサラダ その他行動食も忘れずに。 |
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みんなのコメント
登った山
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よく似たコース
夜叉神峠から鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)を歩き、青木鉱泉へ 前夜泊1泊2日
- 最適日数
- 1泊2日
- コースタイプ
- 縦走
- 歩行時間
- 13時間20分
- 難易度
- ★★★
- コース定数
- 51




