行程・コース
天候
曇り強風
登山口へのアクセス
バス
その他:
平湯キャンプ場⇒マイカー⇒朴の木平バスターミナル⇒ご来光バス⇒畳平
この登山記録の行程
畳平(4:30)・・・肩の小屋(5:20)休憩(2時間滞留)・・・剣ヶ峰(8:20)(休憩20分)・・・富士見岳(10:15)・・・畳平(10:45)昼食(1時間)・・・(11:45)お花畑周回(12:20)・・・畳平下山バス(12:50)・・・朴の木平(13:35)
13,812歩?
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
乗鞍岳登山記録
今日は乗鞍岳挑戦日。ご来光バスに乗り日の出に間に合うよう畳平に登る。
3時には移動開始、朴の木平の無料駐車場へ下る。平湯トンネルを通過して10分ほどで朴の木平バスターミナル。
3:40分、定刻に平湯からバスが到着、暗い中を出発する。周りは闇、平湯峠辺りまでは穏やかな天気だったが、登るにつれて風とガスが出てきた。畳平2,700mまで高度差1,500m距離20kmを45分で登っていく。
畳平の日の出は4時40分ごろ、途中でバスが停車、ご来光ポイントで降車が出来る。お一人降りられただけで、皆さん終点まで行かれる様子。風とガスで、我々も終点まで乗車することにする。
畳平は強風とガスの中、待合室に入って様子を見る。待合には20人くらいいらっしゃるが、皆さん外の様子を見ておられる。
意を決して外に出る。風とガスで眼鏡のレンズに霧の水滴が付く、風が吹き付けるたびに水滴が大きくなるのが分かる。眼鏡を下げ裸眼を使って進む。
車道に上がりしばらく進むと稜線の鞍部に出た。風の通り道、身体が持っていかれそうだ。堪らず耐風姿勢をとる。風が弱まったら歩き出す。
肩の小屋へ着いて剣ヶ峰への登山口を前に様子を見る。多少明るくなって来たが、風とガスが厳しい状況。まだ5時半小屋に陣取って様子見だ。
7:20分に再び登りはじめる。2時間小屋で滞留ていた。朝日岳を越えた稜線で強風に耐え、さらに蚕玉岳をトラバースした先でも強風にさらされて、やっと頂上小屋の前を通過する。頂上へ着くと四・五人の登山者が風を避けて雲が取れるのを待っておられる。
頂上社を回ってみるがお参りするどころで無い。後から登ってこられた方は手袋を飛ばされた。社の影に入ってやっとシャターを押すことが出来た。3,000m峰の大日岳が目の前だが、これ以上強風の中を進む気になれない。お社を回り、風を避けれる岩陰に避難。
時々御嶽山や中央アルプスなどが見えるが、一瞬だ。シャッターチャンスが中々来ない。何枚か撮って諦めて下り始める。
肩の小屋まで降りてやれやれだ。大分天気も安定し、乗鞍大雪渓でスキーを楽しむ人たちや、縦列を作って雪渓を登ってくる中学生など上から眺めながら下れる。
富士見岳を縦走して畳平に帰り、バスターミナル2階で少し早いお昼にする。
腹ごなしにお花畑の木道をクロユリ観賞に周回する。ちょうどハクサンイチゲとミヤマキンバイの花が見ごろだ。お花畑の奥のほうに黒ユリがたくさん咲いていて腰をかがめて一生懸命シャターを押す。ぐるりと一周して、バスターミナルに帰り12時50分のバスを待つ。
計画どおり、1時のバスで朴の木平へ下ることが出来た。朴の木平のバスターミナルでクーポン券をもらって、前の宿儺(すくな)の湯へ浸かる。両面宿儺(りょうめんすくな)はこの地方の守り主のようで、あちこちで見かけた。
由来を調べてみると、『日本書紀』では皇命に逆らう賊とされる両面宿儺だが、飛騨から美濃にかけての旧飛騨街道沿いには様々な伝承がのこり、その内容は『日本書紀』の記述と異なるものが多い。すなわち濃飛地域の守り主として、英雄として伝えられていることが多いようだ。
そのような名前の付いた気持ちいい温泉で、今回の遠征を締めくくりました。
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