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27-21絶景の朝日連峰、日帰り

大朝日岳( 東北)

パーティ: 1人 (ハンター さん )

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行程・コース

天候

快晴、昼から雲が発生

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 9/20 アメリカ橋駐車場?に駐車し、車中泊(アメリカ橋から先は林道崩壊のため車両進入禁止)
     

この登山記録の行程

アメリカ橋(03:44)ー日暮沢小屋(04:38)-清太岩山(07:29)ー竜門山(08:51)ー西朝日岳(10:10)ー大朝日岳(12:18)ー小朝日岳(14:21)ーナナヌキ峰分岐(15:42)ー林道終点(17:13)ー日暮沢小屋(17:30)ーアメリカ橋(18:16)

コース

総距離
約27.6km
累積標高差
上り約2,203m
下り約2,203m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

シルバーウィーク間の天気予報において、良好な朝日連峰をピンポイントで計画する。
9月20日、当初日暮沢にて車中泊と考えていたが、アメリカ橋から先が林道崩落のため車両通行禁止であり、早い時間に到着したことから、現地偵察として、日暮沢小屋までの林道の現状、登山口、アメリカ橋からの所要時間の確認と兼ねて水補給を行った。歩行に難所もない事から、アメリカ橋駐車場?にて車中泊を決心し、翌日の行動を2時間早めることとした。
9月21日3時に起床し、月明りの無い暗闇に車から出ると、満天の星空が待っていた。雲の陰り一つない星空を見て、今日は山の神様からのご褒美かと胸を躍らせた。
早々に朝食、洗面を終え、ヘッドランプを装着し、いざ暗黒の林道に消える。
日暮沢小屋に差し掛かった時、外に人がいて、「おはようございます。」と声を掛けると、「こんなに早く・・・」の声が返ってくる。
そう、上の避難小屋で1泊するのであれば、遅い時間の出発でもいいのだが、今回の計画は日帰りであるがため、この時間での行動である。
日暮沢登山口から入山し、清太岩山の中腹辺りで日の出を迎えた。雲一つない晴天と、綺麗な月山の全容を見て、更に気分は高鳴るばかりであるが、今回はロングコース!コースタイムの9割を目標として、はやる心を抑え、「落ち着け、焦るな、ゆっくり」と自分に言い聞かせながら足を進めた。
清太岩山からは、稜線のほぼ全容が確認でき、最後の難所と想定する小朝日岳の険しさを見て、更にペースのキープの重要性を認識する。
ユーフン山頂辺りから紅葉も始まり、朝日連峰の稜線美と山容の素晴らしさに「なんて綺麗な山なんだろう。」、絶世の美女にでも出会ったようなそんな感覚だろうか。一気に虜にされた気持ちになった。
竜門山までの稜線で以東岳も確認でき、そういえば田中陽気さんは200名山で、この道を通た事を思いだした。
竜門山から西朝日岳、中岳に向かう稜線では、見事な紅葉が待ち受けており、その美しさに幾度と足を停め、写真やビデオの撮影に時間を費やす羽目になってしまった。
昨年のこの時期に登った飯豊連峰も綺麗に見え、あの時はひどい天候だったと、ふと思い出し、今日の好天を感謝した。
「時間は浪費しても、体力は浪費するなよ。」と、再び自分に言い聞かせる。
中岳と大朝日岳の中間あたりに位置する水場の金玉水に立ち寄り、給水と冷え切った山水の力水を授かり、「よしっ!!」と自分に気合を入れる。
金玉水の標識の所で、高校の女子登山部の御一行とすれ違い、高校生とは言え、鍛えられたしっかりした顔つきに、頼もしさをも感じさせられた。
大朝日岳山頂に到着するも、雲が掛かり、景観は望めず、直ぐさま下山、いよいよの最後の難所、小朝日岳へと足を進め、途中の水場の銀玉水に立ち寄り、昼食を摂る。
小朝日岳に近づくほど、岩山らしい険しさが確認できる。しかし、綺麗な山だ。
う回路と山頂への分岐路で、ほとんどの人がう回路へと進み、というか、私一人が山頂への道を選択していた。これは修行なのか?修験の道なのか?と、ふと思ってしまった。
小朝日岳山頂に到着すると先客2名のサムライがいた。「ここからの絶景は、ここに来ないと見ることが出来ないですね。」と3人で相槌を打った。
さて、後は下るだけと安心したのも束の間、ハナヌキ峰分岐で古寺方向は下り坂、しかし日暮沢方向は登り・・・ここに来て登りか・・・当分の間、登り8割、下り2割の道が続き、1100メートル辺りから一向に高度が下がらない。
いい加減疲れが出てきた頃、急な下りが現れ、ほぼ高低差500メートル近くは急激に下ったのではないだろうか。沢の音が段々と大きくなり、要約下り坂も終え、後は林道へ向かうのみ・・・ではなく、途中ロープを使っての、5メートル位のエグレを下り、上がり、全身がヘロヘロ状態になったところで、林道終点に出た。
この時点で、もう周りは薄暗くなり、ラストスパートではないが、最後の力を振り絞りペースアップを図る。日暮沢小屋を通り過ぎた辺りから闇へと変わるが、ペースを落とさず無事にアメリカ橋に到着する。所要時間14時間32分、水分摂取量3.5リットルと少し少な目。マジ疲れた。「54歳のおっさん、お前はすごい。」と自分を褒めたたえた。
直ぐさま大井沢温泉に立ち寄り、全身の異臭と疲れを洗い流した。
今回の成果として、ペースによっては体力温存、水分量の減量もでき、日帰りロングコースは可能であり、ペース配分の重要性が認識できた。反省としては、景観の素晴らしさに足止めをし過ぎた事、景色をもっと楽しむのであれば小屋泊りを検討する事である。
次は、小屋泊まりで、のんびり来よう。


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フォトギャラリー:92枚

05:31日の出

雲一つない快晴と遠くに月山

清太岩山の山頂部

清太岩山の三角点

手前に寒江山、奥に以東岳

大朝日岳を確認

竜門山への稜線と右側に小さく竜門小屋

ユーフン山から大朝日岳方面

竜門山山頂から以東岳方面

西朝日岳山頂から大朝日岳

金玉水源から大朝日岳

金玉水、キンキンに冷えてます。

大朝日岳山頂、雲がかかり、視界不良

岩山らしい小朝日岳、最後の難関?

小朝日岳、う回路と登りの分岐

小朝日岳から大朝日岳方向、雲が尾根を越えられず何とも幻想的な景色に

小朝日岳山頂までもう直ぐ。

小朝日岳山頂の三角点と案内板

古寺山

ハナヌキ峰分岐、ここから再び登りが

日暮沢小屋

アメリカ橋に到着

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
シュラフ シュラフカバー スリーピングマット ライター カップ
【その他】 AMラジオ、携帯トイレ

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登った山

大朝日岳

大朝日岳

1,870m

竜門山

竜門山

1,688m

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