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紅葉の涸沢から焼岳まで

涸沢カール 屏風の耳 焼岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (犬山好人 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

利用した登山口

上高地バスターミナル   中ノ湯  

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

【1日目】
自然探勝路散策 大正池(11:15)[休憩 20分]・・・田代池(12:05)・・・田代橋・・・河童橋・・・小梨平キャンプ場[休憩 70分](13:20)・・・明神(15:20)・・・小梨平キャンプ場(16:10)
【2日目】
小梨平キャンプ場(06:55)・・・明神(07:35)・・・徳沢(08:26)・・・横尾[休憩 10分](09:45)・・・本谷橋(10:50)・・・涸沢(12:53)
【3日目】
涸沢(06:10)・・・屏風のコル(07:20)・・・屏風ノ耳[休憩 20分](07:50)・・・屏風のコル(08:30)・・・涸沢[休憩・撤収 85分](09:50/11:15)・・・本谷橋(13:20)・・・横尾[休憩 20分](14:00)・・・徳沢(15:08)・・・明神(16:00)・・・小梨平キャンプ場(16:40)
【4日目】
小梨平キャンプ場(06:50)・・・上高地バスターミナル(07:00)・・・田代橋・・・焼岳登山口(07:40)・・・焼岳小屋[休憩 10分](09:43)・・・中尾峠・・・焼岳北峰[休憩 20分](11:25)・・・中の湯新道分岐・・・新中の湯登山口(14:12)・・・中ノ湯バス停(15:00)

コース

総距離
約57.0km
累積標高差
上り約3,519m
下り約3,707m
コースタイム
標準24時間15
自己25時間53
倍率1.07

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 一度は訪れたかった紅葉時期の涸沢へ、テント担いで行ってきました。前日に上高地入りし、小梨平キャンプ場でテント泊。風呂も食堂もありゴミを捨てることもできる。ただし食堂は17:20をもって券売機が停止、風呂は18:30受付終了なので要注意です。

 翌朝テントを畳んで涸沢へ出発。横尾までは明神岳の山容を間近に見ながら、梓川沿いの快適なトレッキング道を約3時間。横尾大橋を渡ると登山道らしくなってくる。さすがにこの時期、各所で渋滞が発生していた。

 本谷橋を過ぎるあたりから登りがきつくなるが、紅葉に見とれるうち右手頭上に涸沢カールが見えてきた。そこからがけっこう長いのだが、最後の分岐点では少しでも早く着きたいならヒュッテ方面へ。一方、涸沢小屋方面を上がるとテント場の末端に飛び出し、カールの全景が迎えてくれる。この日のテント泊ではそれほどの冷え込みもなく、時々強い風が吹き付けたものの無事に朝を迎えた。サブザックでパノラマルートを屏風の耳まで往復、テントを撤収して下山の途についた。

 最終日はバスターミナルにザックを預けて焼岳へ向かう。事前の情報収集では前半の梯子とクサリ場が核心部とのことだったが、中尾峠分岐を過ぎたあとのザレた急斜面の方が慎重にならざるを得なかった。例の梯子もだが、こっちを下山に使うのはちとしんどい。ふと横を見ると岩の割れ目から湯気が立ち昇っており、手をかざすと熱かった。改めてこの山が生きていることを知る。眼前には穂高岳、新穂高温泉から上高地さらには笠ヶ岳の見晴らしもよく、ロープウェイの駅舎や西穂山荘まではっきりと見えるし、山頂では南アルプスから乗鞍・白山方面まで見渡すことができた。中の湯ルートへ下山すると噴火口と火口湖があり、そこからすぐ下方には緑(ササ)の絨毯に黄色(ダケカンバ)と赤色(ナナカマド)の模様をつけた異国のような原っぱがひろがっていた。ここが好きでよく来るという地元の方によると、来週あたりにはもっと見事な色合いになるとのこと。

 去年に続く夏の日照不足のせいか、早い時期の紅葉ピークは全体に色づきがいまひとつだったのかもしれない。けれども天候に恵まれた今回の山行で、たっぷりの陽光に映える山の木々は長い冬を前にして、葉っぱの命を燃やし尽くそうとしているように思えた。つたない写真では何分の一も伝わらないのだけど、あの光景は生涯忘れることはないだろう。

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フォトギャラリー:16枚

梓川の清流

おねだり鴨くん。

ごめんね、きみにはあげられないんだよ。

大きなアザミの花。ハチさんと比べてください。

登山道から遠くに涸沢が見えてきた

涸沢の紅葉

まさに極楽浄土のような光景(行ったことないけど)

9月29日のモルゲンロートはこんなでした

屏風の耳から槍ヶ岳

テント場と涸沢ヒュッテ(手前)涸沢小屋(奥)

早朝の焼岳(河童橋より)

焼岳北峰より上高地方面

焼岳の火口湖と噴火口

焼岳南斜面のササ原(画面中央)

シラタマノキのお花畑に盆栽のような樹が一本

焼岳南斜面のササ原

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール 燃料 ライター カップ クッカー

登った山

焼岳

焼岳

2,455m

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