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会津駒ヶ岳縦走(檜枝岐 駒ヶ岳登山口→中門岳→会津駒ヶ岳→御池)

会津駒ヶ岳、中門岳、大杉岳( 関東)

パーティ: 1人 (ちゃーまる さん )

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行程・コース

天候

【初日】晴れ、風弱し 【2日目】濃霧、風強し

利用した登山口

滝沢登山口   御池  

登山口へのアクセス

その他
その他: 東武浅草駅 (7:10発) −【快速 新藤原行き】→ 鬼怒川温泉駅 (9:31着)
鬼怒川温泉駅 (10:01発) −【快速 AIZUマウントエクスプレス 喜多方行き】→ 会津高原尾瀬口駅 (10:46着)
会津高原尾瀬口駅 (11:00発) −【 会津バス 尾瀬沼山峠行き 1760円】→ 駒ヶ岳登山口バス停 (12:25着)

※ 台風被害により、この時は野岩鉄道が大幅減便。これより早く着くことは不可能だった。
  (通常ダイヤであれば、さらに早い到着が可能)

この登山記録の行程

【1日目】
駒ヶ岳登山口(12:30)・・・滝沢登山口(12:50)・・・水場[休憩 20分](13:45)・・・駒ノ小屋(15:00)

【2日目】
駒ノ小屋(05:55)・・・中門岳[休憩 10分](06:25)・・・会津駒ヶ岳(07:05)・・・駒ノ小屋[休憩 60分](07:20)・・・大津岐峠[休憩 10分](09:10)・・・巡視小屋[休憩 10分](10:10)・・・御池(11:45)

コース

総距離
約19.2km
累積標高差
上り約1,871m
下り約1,290m
コースタイム
標準11時間
自己6時間30
倍率0.59

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

===========================《 コース状況 》===========================
1日目
================================================================
【駒ヶ岳登山口 → 滝沢登山口】
(車道→ショートカットする登山道→車道)
車道は道幅も広く、車の通過に危険を感じることもない。
ショートカットする登山道は、樹林帯の中で道幅も細く、少々傾斜がきつく感じられる。

【滝沢登山口 → 水場】
(数十段の階段→樹林帯の中の尾根に沿った登山道)
滝沢登山口からの階段は、とてもしっかりした作りで不安はない。
階段を抜けると、尾根に沿ってジグザグに付けられた道。急登というほどのものではないが、水場から小屋までの区間に比べると、傾斜はこちらの方がきつめ。幅は広く、快適に登れる。ただし、樹林帯の中のため、展望はない。

【水場】
水場へはきつめの傾斜の細い道を往復する。ザレた部分もあるので、注意。
水は崖からの湧水。水量は普通。2リットルを1分弱程度。

【水場 → 駒ノ小屋】
(樹林帯の中の尾根に沿った登山道→湿原内の木道)
こちらも尾根に沿ってジグザグに付けられた道。傾斜は下の区間に比べると緩い。木々の切れ目から展望も出てきて、日光方面の山々を望むことができる。相変わらず道幅も広く、快適。しかし、ところどころ水はけが悪く、道が泥だらけになっているところがある。ただし、スパッツを着用するレベルではない。
樹林帯を抜けると、湿原に入る。あとは小屋まで複線の木道。ところどころ木道が荒れているが、歩きにくさは感じない。
駒の小屋前と、小屋のすぐ下の池の前にはベンチとテーブルがいくつかある。


2日目
=================================================================
【駒ノ小屋 → 中門岳 → 会津駒ヶ岳 → 駒ノ小屋】
(樹林帯と湿原内の木道)
ひたすら複線の木道。こちらもところどころ木道が荒れているが、歩きにくさは感じない。アップダウンも緩やかで快適。
中門岳には傾いた大きな標識がある。ベンチも幾つかある。
駒ヶ岳山頂から小屋側の分岐までの下りは傾斜が少々きつい。木道歩き全般において、木道が濡れている時はスリップに気をつける必要があるが、この下りは特に慎重を要する。

【駒ノ小屋 → 大津岐峠】
(樹林帯、草原の稜線道と、湿原内の木道のミックス)
小屋からトイレに向かう木道から右にそれていく道が、大津岐峠に向かう道。今までの快適な道と変わり、本格的な登山道となる。道幅は全般的に細く、また小さな岩のギャップも乗り越えていく。しかし、道両側の草はきちんと丁寧に刈られているし、大きなアップダウンもないので、困難な稜線道ではない。
しかし、1日目の登りの時よりも泥の水溜りが多い。草についた夜露と共に足元は相当に濡れたので、気になる人はスパッツ、さらに防ぎたければレインパンツの着用をお勧めする。

【大津岐峠 → 巡視小屋】
(樹林帯、草原の稜線道と、湿原内の木道のミックス)
基本的には、前の区間の駒の小屋 → 大津岐峠間と同じ。
ただし、古く朽ちた木道が多くなり、そういったところに足を乗せると容易に滑る。草や苔に埋もれて見つけにくい木道もあるので、足元はよく見て歩くこと。また、泥の水溜りの箇所も多くなる。

大津岐峠から下ってきて、巡視小屋へ向かう途中に1箇所大きなギャップを登るところがある。鎖等はないので、しっかりと足場を確保してから進むこと。下りも用心。

巡視小屋周辺は、送電線の巡視路を幾つか分ける。しっかりとした道標がある分岐もあるが、見過ごしてしまうようなところもある。

【巡視小屋 → 御池】
途中の大杉岳までは、前の区間と同じ。
大杉岳からは、根っこや岩による凸凹が少ない快適な下山路となる。
どんどん下って行くと、国道にぶつかる。狭い道で路肩もないので、下りの勢いで道路に飛び出さぬよう。
登山道を背にして左に5分ちょっと歩くと、尾瀬御池に到着する。

=============================《 感想 》==============================
傾斜もきつくなく、とても快適かつ高速なコースだった。稜線上に広がる高層湿原も、別世界の景色で素晴らしい。
駒ヶ岳登山口から中門岳のピストンは初心者にもオススメ。駒の小屋は小綺麗で、トイレもきちんと掃除されている。小屋の食事は自炊オンリーだが、トータルで見ると家族連れにもオススメ。
反対に、駒の小屋〜大杉岳間は山慣れた人でないと大変な道だと思う。傾斜は緩く、草も刈り取られているが、水はけが悪いところがかなりあるし、それなりに距離も長い。その分、静かな山歩きが楽しめた。

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フォトギャラリー:36枚

駒ヶ岳登山口。トイレあり。清潔。

ショートカット道への入り口。

滝沢登山口

水場

水場〜駒の小屋の区間

樹林帯を抜けると、ベンチがあり、会津駒ヶ岳が望める。

駒の小屋(左)と会津駒ヶ岳山頂(右)

振り返って登ってきた方を見る。正面奥に日光連山が、右奥に日光白根山がよく見える。

駒の小屋

二日目の朝。駒の小屋前。

中門岳。ベンチ複数あり。

ガスに包まれた稜線上の池塘。

木道はずっと複線。

会津駒ヶ岳山頂。

チングルマ。

駒の小屋から、大津岐峠の間。幅は狭いが、歩きにくさはあまり感じない。

しばらく山道を歩くと、湿原の単線木道が現れる。この繰り返し。

湿原を抜けると、笹の山道。よく刈り取られている。

たまに古く朽ちた木道も現れる。

笹または樹林帯の山道、湿原の木道の繰り返し。

駒の小屋以西の木道は、ずっと単線。

キリンテ方面と尾瀬御池方面の分岐点、大津岐峠。巨大な標識が倒れているが、座るには丁度いい高さ。

大津岐峠を過ぎてから、ようやく下のガスが取れてきた。
日がしっかり射せば、見事な紅葉だったはず。

大津岐峠から電発巡視小屋の間。草はよく刈り取られている。

よく刈られています。整備してくれている人に思わず感謝。

送電線が間近に見えてくれば、電発巡視小屋も近い。

送電線監視路分岐の1つ。
只見幹線は、田子倉、奥只見から東京まで500本以上の鉄塔をつなぐ長大な送電線とのこと。

電発巡視小屋。電源開発の送電線巡視用。
建物の中へ入ることは不可能。建物は2階部分にあるが、その下の高さが高く、雨風をしのげる構造にはなっていない。また、ベンチ等、腰を下ろすのに丁度いいものはない。
この付近は送電線監視路が幾つか分岐していて紛らわしいので、道標を見落とさないこと。

電発巡視小屋を出発して大杉岳へ向かう途中で、ようやく燧ヶ岳が見えた。

大杉岳への登り。緩やかで、快調に登れる。ただし、道は泥の水溜りが多い。下手に足を突っ込むと、くるぶし上まで泥だらけ。

大杉岳への登り。規模は小さいものの、ところどころ湿原が点在している。

大杉岳山頂の標識。
山頂部は樹林帯で、展望なし。

大杉岳からの下り。道幅も広く、変な根っこ、段差もないので、快調に飛ばせる。

尾瀬御池からの大杉岳、会津駒ヶ岳登山口。
狭い国道に接しているので、通行車両に注意。

国道を数分進むと、尾瀬御池が見えてくる。

尾瀬御池
売店、食事処あり。トイレあり。靴の洗い場あり。
隣の尾瀬御池ロッジで日帰り入浴可能。
大人500円。タオル200円(歯ブラシ付き)清潔でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
トレッキングポール GPS機器 燃料 ライター クッカー カトラリー

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登った山

会津駒ヶ岳

会津駒ヶ岳

2,133m

中門岳

中門岳

2,060m

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