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権現岳(観音平~三ツ頭~青年小屋)

権現岳( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (koharu29 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 観音平駐車場に車を置く。臨時駐車場はまだ十分に空きがあった。

この登山記録の行程

観音平(07:10)・・・途中道探し(10分)・・・八ヶ岳横断歩道(07:55)・・・木戸口(10:05)・・・三ツ頭[休憩 10分](11:15)・・・権現岳(12:25)・・・西ギボシ(13:00)・・・お昼休憩(50分)・・・青年小屋(14:30)・・・トイレ休憩&水汲み(20分)・・・押手川(15:55)・・・雲海[休憩 10分](16:25)・・・観音平(17:10)

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約1,348m
下り約1,348m
コースタイム
標準8時間15
自己8時間15
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

八ヶ岳にも雪が降る季節になり、これが今年最後の八ヶ岳と思いながら権現岳へ向かった。権現岳は、どの登山口から登っても行程が長く、長野県のグレーディング表では1泊が適当とされている。それを日帰りする計画だったため、7時発17時着予定の強行軍。
朝、移動する車の中から八ヶ岳を見上げると、山頂近くが真っ白になっており、雪でも降ったのではないかと戦々恐々とした。29日の青年小屋の最新情報では、まだ初雪はないとのことだったので、それを信じて行くことに。(結果、樹氷が白く見えていたものだった。)
権現岳へは編笠山とセットで登る方も多いらしいが、編笠山は先月登ったため今回は省略。三ツ頭から権現岳へ登り、東ギボシ~西ギボシ~のろし場~青年小屋を経由して観音平に下りる予定にした。コースタイム通りに歩いたとしても、途中の休憩等を含めると17時過ぎまでかかる予想。
観音平から30分ほどは林の中の遊歩道が続くが、途中、堰堤を超えたあたりの最初の標識(出発から15分ほどの場所)で、標識のない方向にまっすぐ行くか、三味線滝方向へ行くか迷う。まっすぐ方向にもきちんとした踏み跡があるため少し下見をしたが登山道らしいマーキングがない。コースタイムでは、権現岳への分岐へは35分歩かなければならないはずで、まだ分岐に至らないと判断し、三味線滝方面に向かったが、それで正解。さらに整備された階段を上り遊歩道歩きをしたところで、権現岳への分岐の標識が現れる。
分岐から木戸口まで、比較的急で変化のないカラマツ林の登山道が続く。少し飽きてくるが、道中のヘリポートからの富士山や南アルプスの展望は素晴らしく、また途中から尾根道になるため、左側前方に権現岳~ギボシ~編笠山の全貌が見える。三ツ頭までは特に危険な箇所もなく、展望を楽しみながら登ることができる。三ツ頭で景色を堪能したら、目の前に聳える権現岳へと向かう。
この日は、長野県側は晴れており陽射しがあったものの、山梨県側は霧が発生していた。霧が上ってきては権現岳の山肌にぶつかっているが、稜線上は風が強く霧は稜線できれいに跳ね返されているため、進行方向の編笠山方面の展望は素晴らしい。三ツ頭から権現岳へは多少のアップダウンを繰り返し、権現岳への急坂を登る。鎖の設置された岩場もあり慎重に登っていくと、権現岳の山頂がとんでもない急な岩場に設置されている。恐る恐る山頂の岩に上がって霧で覆われた下界を見てみると、霧の中に円状の虹が出てる!!自分が虹の中に入ってるなんて初めて(^^♪ いい写真が撮れたかなぁ?
それにしても強風の中で寒くて山頂には滞在できず、早々に青年小屋方面に下る。山頂からすぐの権現小屋はこの日までの宿泊で今シーズンは終了とのことで、すでに小屋の外は雪対策の壁で覆われ、中は倒壊防止の筋交いがはめられていた。東ギボシ、西ギボシの岩壁は、ずっと鎖が設置されており、エライ場所に来てしまった感があるが、稜線からは阿弥陀岳・赤岳・硫黄岳・蓼科山等八ヶ岳の峰々と、樹氷がとってもキレイ(^.^)
風を避けられる場所でお昼休憩にしたいが、場所がなかなか見つからず、西ギボシの岩の陰でランチタイムにする。富士山と南アルプスを眺めながらのお昼休憩は、少し震えながらのカップラーメン。やっぱり山で食べるゴハンの味は格別で、大げさだが生きてることを実感する瞬間に。
青年小屋でトイレ休憩をして、片道5分の水場で水を補給した。先月は滝のように流れていた水が、チロチロとした細い流れになっており、もうじき水が涸れてしまうのではないかと思うほど。この時点で14時50分。これからコースタイム通りに下っても17時になってしまう。
青年小屋からの下りは岩ゴロの坂道と落ち葉で滑りやすい登山道が続く。疲労もあり、あまりスピードは上げられず、ほぼコースタイム通りに下ってきた。雲海で10分程度休憩した後、最後の罠が!!・・・道を間違えた(-"-)
そのまま観音平へと続く道を下るはずが、途中の分岐まで気が付かないまま富士見平方面に下ってしまう。分岐からは遊歩道を歩いて観音平に戻れるが、少し距離がある。ただ、遊歩道だけあって、登山道に比べると格段に歩きやすく傾斜も緩いためスピードがあげられる。結局予定通りの時間に帰ってきたが、すでに日は沈み夕焼けさえも終わって、あと10分遅ければヘッドライトが必要なところだった。10月末の山の17時がこんなに暗いとは。。。日帰りでもヘッドライトは必携というのは、こういうことがあるからだろうな…。毎度勉強。11月はもう少し標高の低い山を選んで登ろうと思う。
観音平駐車場に仮設トイレ(同行者によると水洗だそう)が3つ設置されている。権現小屋、青年小屋でも有料でトイレを借りられる。

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フォトギャラリー:29枚

最初はこんな遊歩道

よく整備されています

この標識まで歩くと登山道が始まります

「延命水」は飲めません

南アルプスが近い!

シャクナゲもたくさん!開花期はキレイだろうなあ~

尾根道に出ると編笠山が

三ツ頭~権現岳~ギボシ

途中、カラマツの赤ちゃんがたくさん!

三ツ頭から権現岳を望む

権現岳から青年小屋への稜線

三ツ頭越しに富士山が!

こんな岩場を登って行くと…

権現岳

虹の中に自分がいる!(小さい…)

赤岳や阿弥陀岳が一望できます

樹氷がキレイ!

いいですね~(^^♪

東ギボシ、西ギボシはずっとこんな感じ

ちょっと怖いデス

権現岳と東ギボシを振り返る。間に見えるのが権現小屋

西ギボシ

青年小屋と編笠山

八ヶ岳らしい森も見られます

この稜線を登りました

雲海からの夕日

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 医療品 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ ストーブ ライター
カトラリー

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登った山

権現岳

権現岳

2,715m

三ツ頭

三ツ頭

2,580m

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