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樽前山最高峰に登る

樽前山( 北海道)

パーティ: 1人 (隊長O さん )

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行程・コース

天候

雨のちくもり時々晴れ、西風強し

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

12:10 7合目登山口 12:40東山 13:29中山(最高峰)14:10東山 14:387合目登山口

コース

総距離
約5.8km
累積標高差
上り約630m
下り約631m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

火山ガスのリスクがあるので火口が風下になる北西の強風タイミングがベストだが、今日は西風の強風、噴気帯は風上を通る、窪地は通らないなど注意が必要。
火山ガスで有毒な硫化水素は空気より重く、硫黄臭がする、濃くなると腐った卵に似た悪臭がするが、さらに高濃度の場合、臭覚を麻痺させて臭わなくなる、空気より重い性質に着目すべきだろう。
硫化水素は温泉でも発生する、今年の3月、秋田県の乳頭温泉の源泉で作業をしていた3人が死亡した。
積雪があると思って登ったがほとんどなかった、積雪があれば、地熱の高い部分はすぐわかる、また寒い時期の雨の直後は湯気(水蒸気)が上がるので分かりやすい。

出発しようとしたら雨が降って来た。雨が止むのを50分待つ、雨雲レーダーにも表示されない雨だった。
30分で東山に着く、外輪山の稜線は西の強風で歩きにくい、稜線を離れてG噴気孔を目指す。
G噴気孔は99%水蒸気と千歳市の登山情報ホームページ記載されてしるが、硫黄で結構、黄色い。

G噴気孔の対岸のザレから登るが風上側に噴気帯があり、やむをえず撤退し、さらに風上の西側のザレから再トライ。
溶岩は凹凹で登りやすいが脆いので浮石に注意しながら登る、ほとんどザレでトラバースしながら傾斜が緩い部分を登れば問題ない。
ただルート取りを誤ると行詰まる、降りで登りルートの西側を降ってしまい、行詰まって登り返した、噴石だと思うが白っぽい石がある、大きいものは目印になるが、ザレなので足跡が残ると思ってテープマーキングをしなかった。
案の定、降りで一時ルートを見失った。目立つ岩のなどにテープを付けて置けばスムーズに降りることができたと反省。

山頂台地は地形が複雑、噴気帯と窪地を避けながら進む。
何の目的か分からないがピンクテープを巻いた石が何個も置いてある所がある、最近、人が登っているんだ、一番高い所にある岩にはボルトが埋め込んであった、何のためだろう。
今日は西風なので中山山頂に近いE火口の噴煙が巻き込んで東側の視界が悪い、北西の風だともう少しクリヤーじゃないだろうか。

中山山頂付近は硫黄臭や腐った卵のような臭いはしなかった、噴気帯はほとんど水蒸気なのだろうか、硫黄臭が一番強かったのは東山分岐だった。

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フォトギャラリー:17枚

7合目登山口の注意看板、樽前山は噴火警戒レベル1
自己判断自己責任で登ります。

災害対策基本法63条の立入禁止命令でないかと、苫小牧市危機管理室に問い合わせ。
法的規制ではなく注意勧告で罰則はないとの回答。

噴火警戒レベル1でも雲仙岳や以前の浅間山(今はレベル2)では災害対策基本法63条の警戒区域を設定し解除していない山のあるので確認が必要。

雨上がりの強風(火山ガス、地熱対策)・天候のチェックOK、法律上のチェックOK・・・いざ~最高峰へ

東山山頂から西山、中山(最高峰)

最高峰、中山

G噴気孔、対岸の左ザレの先端から取付きます。

風上側に噴気帯があり撤退。
ほとんど水蒸気だと思うが念のため。

さらに西側のザレより再度取り付きます。
赤線はルート(イメージ)

G噴気孔と東山

山頂台地とD火口

E火口の噴煙

中山山頂より東山

ボルトが埋め込んである、中山山頂の岩

中山山頂より西山方向

中山山頂の岩

中山山頂より風不死岳

中山山頂より恵庭岳

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装備・携行品

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登った山

樽前山

樽前山

1,041m

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樽前山 北海道

対照的な2つの火山をつなぐ山道

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間10分
難易度
★★
コース定数
22
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