行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
その他:
行き:秩父鉄道野上駅から徒歩
帰り:秩父鉄道長瀞駅
この登山記録の行程
野上駅(9:25)・・・登山口(9:38)・・・氷池分岐 (10:14)・・・小鳥峠( 10:25)・・・宝登山 ・蝋梅園散策(10:52 11:47)・・・宝登山神社 (12:20 12:27)・・・長瀞駅(12:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
みなさんの記録もたくさん上がっている宝登山に行ってきた。長期出張の準備をせねばならんのだが、金曜日の夜遅くに「そうだ、蝋梅を愛でに行こう」と思い立ってしまったのだ。なにが「そうだ」なのか、本人にもよくわからない。会社員としてはダメダメである。長期出張前の登り溜め、あるいは現実逃避、はたまた止むに止まれぬ登高意欲か?あえて言えば、蝋梅の宝登山はこの時期にしか楽しめないということだろうか。ともあれ朝から電車に飛び乗った。
頂上の蝋梅は満開で、梅や寒桜も咲き、あたりは良い香りが漂っていて一足早い春の気分を満喫できる。武甲山や両神山の眺めも良く、宝登山が特に冬場に人気があるのは納得。今回は、秩父鉄道の野上駅から万福寺、野上峠、奈良沢峠を経由し宝登山頂に至る「長瀞アルプス萬福寺コース」を辿った。コースもごく一般的で、初心者にも難しいところは何もなく、あっけなく宝登山の山頂に登れてしまう。宝登山には、長瀞駅方面からロープウェイで登ってくる一般観光客も多いので、あまり本格的な出で立ちで登ると周囲から浮いてしまいそうだ。山頂で蝋梅を愛でながら温かいお昼ご飯やコーヒーでもと思っていたのだが、蝋梅園は火気禁止。ストーブでお湯を沸かしてお茶やお昼ご飯を考えている方は、保温水筒やお弁当持参を考えたほうがいい。
宝登山の麓には宝登山神社が祀られており、長瀞駅から宝登山神社、奥社が祀られている山頂に向かうのが登拝という意味では順路なのだろう。ここも秩父で見られるようにヤマトタケル伝説とオオカミ信仰の山で、古い表記は「火止山」。ロープウェイも使える。つづら折れの登山路は道幅も広く単調であることを否めない。登山をするのであれば、今回のように野上駅から長瀞アルプスを経て山頂を目指すと、静かな雑木林の尾根を気持ちよく歩ける。宝登山から長瀞駅への下りは、つづら折れだが、真ん中をほぼ一直線に突っ切れる道がついている。勾配はきつくなるが、こちらの方が山道気分を味わえる。
すぐに登れてしまうので(歩行は往復で正味2時間程度だった)、下山後に特別天然記念物に指定されている岩畳や、街の散策、秩父名物でお腹を満たすのもいいだろう。山歩きだけで考えると少々物足らないが、花や山麓も満喫でき、満足であった。
ルート定数13.7、主観的グレーディング2A
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