登山記録詳細

無雪期登山
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急登続きの褒美はシャクナゲ 東三方ヶ森(中国・四国)
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記録したユーザー

マローズ さん
  • 日程

    2016年5月21日(土)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:高知方面から向かい、国道33号、松山市の塩ヶ森から浄瑠璃寺の道標が建つ狭い道路に折れて下る。
    県道194号に出て北西に進み、恵原(えばら)から東に折れ、道なりに進んで県道23号に出る。
    東進して一つ目の信号交差点を北に折れ、国道11号に出ると東に折れる。
    新横河原橋交差点で県道152号に左折、木地で阿歌古渓谷の道標を見ると、そちらに左折。
    阿歌古渓谷林道上の右側路肩の落石を抜けた少々先のヘアピンカーブに駐車したが、その落石手前の広場に駐車した方が良い。

  • 天候

    晴れ時々曇り
    [2016年05月21日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

駐車場所10:35・・・林道終点10:50・・・途中、国有林看板の建つ地でコースを誤る・・・急登尾根の取りつき部三差路で休止11:56~12:10・・・高度計高度1130m地点で休止13:13~13:26・・・1202mピーク13:33・・・山頂で休止14:09~14:37・・・1202mピークで休止15:03~15:17・・・1014mピークで休止15:38~15:47・・・急登尾根の取りつき部三差路で休止16:01~16:11・・・沢で休止16:41~16:56・・・林道終点17:01・・・駐車場所17:14

高縄半島最高峰で、南側の尾根の各所にシャクナゲの群生があることで知られる東三方ヶ森(1232.7m)は近年、山の北西の林道から登る者が多いのではないかと思うが、かつて、地名に関する文献では「登山道もなく、登るのは困難」(実際には踏み跡が古くからあった)と記述されていたことからも分かるように、ヤマケイの分県登山ガイドのコースでも山頂まで終始急登が続く。

しかもその分県ガイド記載コースは本来の登山道を逸脱し、不明瞭な踏み跡のコースを辿って沢の渡渉を繰り返しているため、道迷いを起こし易い。今回、下山時に本来の登山道は沢の左岸を終始上っていたことが分かったのだが、分県登山ガイドの執筆者は、森林管理署や国土調査員が付けた赤い布やテープに惑わされ、沢の渡渉を繰り返したのではないかと思われる。

更に分県ガイドの記述で問題なのは、「保安林」の看板をコースサインとしている点。しかしその看板は山中の至る所にあるため、道迷いを助長することになる。
つまりこの分県ガイドのコースは、「誰もが登れるコースの記載」を前提とした分県登山ガイドに掲載すべきではない。

[コース]
標高600mの阿歌古林道終点が登山口だが、標高530m地点の左ヘアピンカーブで土砂崩れを起こしていたため、その下のカーブ部に何とか駐車した。余談だが、4月に登った伊予市の秋葉山でもかなり手前の地点で林道に土砂が堆積していた。
林道終点から一旦沢沿いに下りる。最初は左岸の植林帯を進んだと思うが、ほどなく赤テープが対岸に先導する。市販書に未掲載のマイナー山なら読図を常に行うのだが、有名峰は何も考えずに赤テープを追ってしまう癖がある、というのは、私だけではないと思う。

その内、右岸に「国有林」や「保安林」と書かれた看板が現れ、明確な小径が右岸沿いに続いており、その道に赤テープもつけられていた。何も考えることなく、その道を進んだのだが、少々行った所で道が突然消えた。左手の斜面に上がって道を探すものの、踏み跡の痕跡はない。

しばらくコースを探した後、諦めて看板の地まで戻ると、左岸にも赤テープが付けられていた。それでそれに従うと、また「渡渉の繰り返し」が始まった。
渡渉を繰り返し、再度左岸に渡ると、竹林の奥に古びた手製道標が見えた。しかし竹林の中に入っても踏み跡は明瞭にはならない。

下部が空洞になった大木下から左に進むと、ようやく分県ガイドに記載の保安林の看板と手製道標が現れた。地形図ではここが尾根の取りつきになっているように見えるが、実際コースはしばらく山腹を大きくジクザグを繰り返しながら進む。
高度計高度800m超で再び保安林看板が現れる三差路となるが、ここが実際の尾根の取りつき部。尾根は見上げるほどの急勾配だが、1014m独標点までの辛抱、と、己に言い聞かせて登る。

この急登箇所で下山する一人の登山者に会ったが、この日、他の登山者に出くわすことはなかった。
高度1120mほどでシャクナゲが咲いていたが、「群生地」はまだ先だ。もう少し登った所にもシャクナゲはあったが、「大群生地」はまだ。
1202mピークの先に待ちに待った群生地が現れる。そこからは目指す東三方ヶ森が見えているが、ここから山頂までは地形図に表現されてないピークも多くあり、スズタケの中、急勾配の痩せ尾根の上り下りが続く。それでも所々シャクナゲの群生があり、一服の清涼剤となる。

地形図では旧重信町、旧丹原町、旧玉川町の境界に三角点が記載されているが、実際はそのジャンクションピークから北西に徒歩1分ほどの所に埋設されている。
山頂からの展望はないが、北に下りる踏み跡を辿ると展望所が現れる。旧東予市方面から燧灘まで遠望できる。

登山中の画像
登山画像
林道から沢沿いに下りる
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多分、コースを誤った国有林看板の建つ地だった…
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竹林に入った所
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この大木下で左に進む
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分県登山ガイド記載の保安林看板
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尾根の取りつき部の三差路
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根が這う痩せ尾根
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1100m台でシャクナゲが現れる
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1202m独標点の三差路
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1202mピーク先のシャクナゲ群生地
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東三方ヶ森山容
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1202mピークから山頂までは急勾配の上り下りが続…
登山画像
山頂
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山頂から北に下った所の展望所より
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燧灘をズームで
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スズタケの尾根の所々にシャクナゲ
登山画像
沢の水は澄んでいる
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、ナイフ、虫除け・防虫薬品類、非常食、行動食
この山行で使った山道具
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