行程・コース
天候
午前中曇り時々雨。午後曇り時々晴れ。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
横浜自宅2:10発-穂高駐車場5:00頃着
5:55にタイマーセットし仮眠。
6:18発バスで中房温泉へ。(1700円×2名)7:30着、登山届を記入し、7:35登山開始。
下山は一の沢。18:30タクシー予約。ほぼ同時に下山。
穂高駐車場までは4800円。(南安タクシーさん)
19:10マイカー出発。小仏トンネル17km渋滞で、自宅着は23:00.
この登山記録の行程
中房・燕岳登山口(07:40)・・・第2ベンチ(08:11)・・・合戦小屋[休憩 10分](09:00)・・・燕山荘[休憩 10分](09:40)・・・燕岳(10:00)・・・燕山荘[休憩 10分](10:15)・・・大下りの頭[休憩 10分](11:15)・・・切通岩(12:00)・・・大天荘[休憩 30分](12:25)・・・東天井岳分岐・・・横通岳南肩・・・常念小屋[休憩 10分](14:43)・・・常念岳[休憩 10分](15:43)・・・常念小屋[休憩 10分](16:15)・・・王滝(大滝)ベンチ・・・一ノ沢登山口(18:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
僕は12歳、中1男子です。
6/26(日)は部活がお休みだったので、念願の北アルプスに向かいます。
北ア入門の山は燕岳か常念岳と言われていますが、入念に検討し、
2山を結んだ縦走を1dayで計画しました。
2時に起床し、横浜の家を2:10に出発。今回、中房温泉から入山、一ノ沢に下山の計画ですので、車は中間地点でバスの乗車口でもある穂高駅近くの駐車場に止めました。
駐車場着は5時、約1時間車中で仮眠。バスの所要時間は1時間弱。短い時間でしたが、しっかり眠れました。前夜も6時間眠っていて、体調は良好です。
「三大急登と言われる合戦尾根ってどうなの?」
という期待もあり、張り切って登り始めます。
燕山荘には実働1時間50分で到着。早速雷鳥がお出迎えです。山頂へはザックをデポして一気にランニング。山頂はガスが濃く寒いので、早々にまた走って山荘に戻りました。
ここからは表銀座縦走路を行きます。気温4℃、雨と強めの西風で、思いの外ペースが上がりません。
行きかう登山者も少なく、心が折れかけていた時、2羽の雷鳥が登山道に飛び出してきました。雷鳥たちは僕達の前で登山道を進みます。
飛べないと聞いていた雷鳥達ですが、羽をバタバタさせて、結構いいペースで登山道を歩きます。30m位は一緒に歩いたと思います。
「縦走路」という言葉、あるいは田中陽希さんの200名山時のブログなどから、緩やかな上り下りを想像していましたが、大下りから大天井岳への登りは、山頂がガスに隠れて、一体どこまで登りが続くのか、と思われました。
もし、地獄から天国への階段があるとすれば、きっとこんな眺めかな、と思いました。
大天井岳上の大天荘に着いた時点で、倍率0.45で計画した予定時刻を1時間超過していましたが、体が冷えていたので、カレーライスを食べながら、約30分ゆっくりします。
午後から天気も少し良くなり、体も暖まったので、気を取り直して常念小屋へ向かいます。
常念小屋着は3時近く。登山のセオリーでは1日の行動を終える時刻ですが、山頂がクリアに見えていたし、ヤマテンでは落雷の恐れも無かったので、予定通り山頂に向かいます。
今日はこれが最後の登り、と思ったせいかノンストップで登下山できました。
常念小屋で2時間後に下山のタクシーを予約、あとはひたすら降りるだけ、と思っていましたら、最後のドラマが待っていました。
今までの経験から、僕はコースタイムの予測には結構自信があります。
標高差(約1200m)、水平距離(5.7km)、倍率(0.5)いずれにしても2時間見れば十分と思っていましたが、今回の下山は意外に時間がかかります。
南アルプス北岳の大樺沢に似た道で、渡渉を繰り返すのですが、雨上がりのためか水量が多く、特に下流では登山道そのものが川になっていました。
途中ロープが張られた渡渉点などは、流れが速く(そのためロープがあるのですが)お年寄り、初心者、子供などには難易度が高過ぎだと思いました。
下山時刻が遅れると、タクシーは追加料金を取ると言うので、意地になって、何とか2時間で無事下山できました。
今日は20kmを超える長い道中で、色々な事に気づき、考えていました。
1.燕岳に登り、燕山荘まで戻るコースタイムはちょうど5時間。これに対し僕たちは2時間余りでクリアしました。倍率的には0.4です。
2.でも、この序盤のスパートで元気を使い果たしたのか、あるいは寒かったせいか、縦走路ではタイムが伸びませんでした。縦走は長距離走ですので、ペース配分が大事と思いました。
3.トランスジャパンアルプスレースの選考基準のひとつとして、「20時間以上のコースを倍率0.5以下で走破できる。」というのがあるそうです。今日は0.45を狙いましたが、結果は0.5を超えました。なかなかハードルは高いです。
4.合戦尾根は確かに急坂でしたが、もっと急な坂もあるように思いました。
甲斐駒の黒戸尾根、剱岳の早月尾根などを経験後、改めてコメントしたいと思います。


























