行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道397号線から林道に入り、約7km進むと中沼登山口に到着する。林道の整備状況は良く、普通自動車でも通行が可能である。
この登山記録の行程
中沼登山口(6:10)・・中沼(6:31)・・上沼(7:00)・・銀明水(7:59)休10分・・姥石平(9:20)休10分・・焼石岳山頂(10:00)休10分・・焼石神社(10:37)・・南本内岳山頂(10:57)休10 分・・焼石神(11:33)・・東焼石岳分岐(12:00)・・姥石平(12:13)休30分・・銀明水(13:27)休10分・・上沼(14:03)・・中沼(14:17)・・中沼登山口(14:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
ハクサンイチゲを見に、花の名山焼石岳に向かった。胎内ダムから林道に入り、7km程行くと中沼登山口駐車場に着く。ブナやミズナラに囲まれた駐車場は、50台ほど止められるスペースがあり、トイレも完備している。
6時10分に出発し、木道を進む。豪雪地の例に漏れず、ここも沢水が豊かで、湿地帯を行くような感じである。
ブナの中を20分ほど歩くと中沼に着く。ここからの眺めは素晴らしい。水面に残雪の焼石連峰が映っている。周囲は濃い緑である。ここからはしばらく、沼沿いのなだらかな道を行く。
右手に折れると木道が見える。後方には中沼が広がる。ここは湿地帯でたくさんの花が咲くお花畑だ。リュウキンカの黄色が目立つ。
上沼には7時に着く。中沼よりも小さく、水際にはミツガシワが密生している。ここからも焼石連峰が見える。
上沼から先に進むと残雪が現れる。30分ほどでやや大きな雪塊が現れ、その雪を踏んでツブ沼コースの合流点に出会う。ここから30分程で銀明水に到着した。銀明水で一息入れ、冷たい水を飲む。
8時9分に銀明水を出発する。ここから先は大きな雪渓が残っている。キックステップで慎重に登る。振り返ると岩手の盆地が眼下に見える。稜線には青空が広がり、爽快である。
一つの大きな雪渓を登り終えると、ミズバショウの群生地に出る。さらに進むとリュウキンカやヒナザクラが咲く湿地帯に出る。ここからもう一つ雪渓を登って、台地状に広がる稜線上に出る。岩がゴロゴロしている沢を伝っていくと姥石平に着く。目当てのハクサンイチゲが群生している。時計を見ると9時20分で、ここでも一息入れて山頂を目指す。
10時ちょうどに山頂に着く。岩手県側は晴れているが、秋田県側には雲がかかっている。雲の上に鳥海山が小さく顔を出している。山頂では休憩をせずに。そのまま南本内岳に向かう。下る向こうに三角形の三界山が見える。
南本内岳までは広い高原状の道だが、岩が多い場所、雪が残っている場所、沼などを見ながら歩く変化に富んだコースである。大きな雪渓を渡るときに、道筋が分からなくなって多少手間取った。
南本内川の源流に位置する沼を過ぎ、ゆったりとした山並を登っていくと木道に出会い、ここからさらに進む。周囲は広く開け、開放感のある尾根歩きだ。東焼石岳に連なる経塚山が見える。視線をずらすと牛形山が目に飛び込んできた。
南本内岳には10時57分に着く。ここからの眺めも素晴らしい。
10分程休んでから写真を撮り、来た道を引き返す。沼を過ぎて、焼石神社と反対方向に折れ、東焼石岳を目に収めながら姥石平を目指す。東焼石岳分岐点を過ぎると、ハクサンイチゲの群生地に出会う。この景色を見るために長い道を歩いて来た。
ここで景色を十分に堪能し。昼食を摂る。ゆっくりと風景を目に収め、12時43分に下山を開始する。快調に下って銀明水で一息入れ、14時30分に登山口に戻った。
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