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天空の稜線歩き

白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)( 南アルプス)

パーティ: 1人 (dora さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 【行き】
新宿発7:00(スーパーあずさ1号)→甲府着8:23
 発9:00(山梨交通)→広河原着10:53
【帰り】
第一発電所発8:39(山梨交通)→奈良田着8:45→奈良田温泉着8:55(徒歩)
奈良田温泉発9:50(早川町営バス)→下部温泉着10:9 発11:26
(ふじかわ3号)→甲府着12:08 発13:12(あずさ16号)→新宿着14:41

この登山記録の行程

【1日目】
広河原(11:45)・・・白根御池小屋(14:50)

【2日目】
白根御池小屋(06:20)・・・小太郎尾根分岐[休憩 30分](08:45)・・・北岳肩ノ小屋[休憩 30分](09:50)・・・北岳[休憩 60分](11:05)・・・北岳山荘(13:10)

【3日目】
北岳山荘(06:15)・・・中白峰[休憩 10分](06:55)・・・間ノ岳[休憩 20分](08:10)・・・農鳥小屋[休憩 30分](09:45)・・・西農鳥岳[休憩 30分](11:15)・・・農鳥岳[休憩 30分](12:25)・・・大門沢下降点(13:30)・・・大門沢小屋(16:30)

【4日目】
大門沢小屋(05:35)・・・吊橋(森山橋)(08:00)・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(08:30)

コース

総距離
約23.5km
累積標高差
上り約3,004m
下り約3,638m
コースタイム
標準18時間59
自己19時間5
倍率1.01

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

白根三山縦走に挑戦。
【一日目】広河原をお昼前に出発し、宿泊地の白根御池小屋に向かう。登り始めは緩やかな登山道が徐々に急登に変わっていく。小さな九十九折れを繰り返しながら高度を上げて行く。70リットル位のザックを背負った若者二人と出会った。一泊二日で白根三山を縦走すると言う。若者の体力すごい。道を譲った後、巻き道の手前で再会。女性が靴擦れをしたようで、傷の応急手当を施し見送る。無事にキャンプ地へ辿り着ければ良いのだが...。巻き道に入り程なく白根御池小屋に到着し、ワインを呑んで疲れを癒す。
【二日目】6時過ぎに小屋を出発。ほとんど直登に近い草すべりの急登に悪戦苦闘しながら北岳を目指す。高度を上げて行くと徐々に傾斜が緩やかになっていく。高度を上げ北岳が近づくにつれ、それを励みに歩を進める。小太郎尾根分岐に到着すると疲れを吹き飛ばす位の絶景が飛び込んできた。仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳連峰、中央アルプスそして遠くに槍ヶ岳まで見ることが出来た...感動、これが山の魅力だ。10時くらいに肩の小屋に到着し、少し早いがお腹が空いたのでカレーライスを食べて最後の登りに備える。岩稜帯の急登を30分程登ると、やっと山頂が見えてくる。一旦少し下り登り返すと山頂に到着。360度見渡せる最高の山頂だ。1時間程、景色を堪能しながら時を過ごす。北岳山荘に向けて下りて行くとガスが出てきた。疲れた身体に急斜面はキツイ。1時間程で北岳山荘に到着し、またまたワインを呑んで疲れを癒す。夕食はサバの味噌煮と肉じゃが...とても美味しかった。夕景を眺め早目に就寝し明日に備える。
【三日目】6時過ぎに小屋を出発。今日は天空の稜線歩きを楽しむ。360度視界を遮るものが無い稜線歩きは気持ちが良い。雷鳥に合えると良いなと思いながらノンビリと歩を進める。中白根山に到着、小休止し間ノ岳へ向かう。ここからはアップダウンとトラバースが続く登山道となる。高低差はあまりないが、神経を使いながらの登山となる。間ノ岳に到着すると富士山が更に近くに見える気がする。小休止した後、農鳥小屋へ向かう。急斜面を一気に400m位下るが、ガレ場の急斜面は滑り易く慎重に下る。農鳥小屋でお茶を買ってお昼ご飯を食べる。小屋のご主人は変わり者と言われているが、登山者の事を思っての発言のようだ...小生も30分休んでいたら休み過ぎと言われてしまった。ひじきを水にもどしていた様なので、夕食はひじきの煮物かもしれない...登山者の事を思う良いご主人のような気がした。直登のような急登を登り、山頂かと思うと違っていて先がまだあり、やっとの思いで西農鳥岳に到着。ここからは気の抜けない岩稜帯が続く。農鳥岳に到着すると、初日からルートが同じ二つのグループと合流し、大門沢小屋へ向かう。大門沢下降点を過ぎハイマツの中を少し歩くとロープが渡してあるトラバースが現れ慎重に進む。山頂から1時間位の地点で小休止する。ここから小屋までが大変だった。急斜面が続き段差が高く太ももが上がらなくなって来るほどだ。4時30分に小屋に到着し持参のウィスキーで疲れを癒す。
【四日目】奈良田ノ温泉に入るため6時前に小屋を出発。ここからの下りも岩場の連続でハードな下りとなる。何回か渡渉するが、頼りないロープを渡しているだけの橋で、1カ所以外は橋を使わずに渡渉した。ロープに頼り過ぎると落ちてしまいそうな感じだ。2時間30分程下り最後のつり橋を渡り、登山道を少し歩くと林道に出る。林道から20分程で第一発電所に到着。バスに間に合ったので奈良田まで歩かずに済んだ。バス亭から10分程歩いた所の「町営奈良田の里温泉」で汗を流して9時50分のバスで帰路へ。振り返ればハードなコースではあったが、稜線歩きを楽しんだり、岩稜帯のトラバースを歩いたりと山好きを楽しませてくれるコースであり、思い出深い山行となった。

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フォトギャラリー:32枚

白根御池小屋を目指す

標高を上げて行くと急登に変わる

ヤマハハコ

白根御池小屋に到着

草すべりから北岳へ向かう

イワヒバリを発見

小太郎尾根分岐から仙丈ヶ岳、甲斐駒を望む...遠くに槍も見えた

イワツメクサ

肩の小屋に到着

イワベンケイ

標高3,193m北岳に到着...絶景が広がる

ガスってきた...小屋まであと少し

キンロバイ

ホシガラス...ハイマツの実を食べている

日の出前の幻想的な風景

ここを登り切れば中白根

標高3,055m中白根山に到着...絶景が広がる

富士山と間ノ岳

標高3,190m間ノ岳に到着

ハクサンイチゲ

標高3,051m西農鳥岳に到着

岩場を大きくトラバースし農鳥岳へ向かう

標高3,026m農鳥岳に到着

少し紅葉が始まっている

左側が切れ落ちたトラバースが出現

ヤマトリカブト

橋を使わず渡渉

大門沢小屋に到着

ロープはバランスを取る程度に渡る

沢から離れると歩き易い登山道に変わる

このつり橋は怖かった...すごく揺れる

第一発電所に到着

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ トレッキングポール ストーブ 燃料 ライター
カップ クッカー

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登った山

北岳

北岳

3,193m

間ノ岳

間ノ岳

3,190m

西農鳥岳

西農鳥岳

3,051m

農鳥岳

農鳥岳

3,026m

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