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万六尾根から三国峠を越えて軍刀利社参り

連行峰、生藤山、三国山、小渕丘陵、( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 往)武蔵五日市7:10発数馬行きバス、柏木野7:45下車
復)JR中央本線 藤野駅

この登山記録の行程

柏木野バス停(7:45下車、7:55出発)-尾根線の燃えた倒木(8:33着/8:45発)-万六の頭(9:15)-湯場の頭(9:47)-連行山(10:14)-茅丸(10:27)-生藤山(10:40)-三国山(10:45着/11:15発)-軍刀利神社元社(11:25着/11:30発)-軍刀利神社奥の院(12:00着/12:13発)-軍刀利神社-井戸バス停(12:47)-石楯尾神社-御霊神社(13:15)-沢井入口バス停、県道分岐点(13:28)-
鷹取山(13:50)-小渕山(350M)(14:15)-岩戸山(377M)(14:35)-藤野神社-藤野駅(15:05)

コース

総距離
約16.4km
累積標高差
上り約1,334m
下り約1,457m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

登山コースとしては地味ですが、古来往還の峠みちを歩いて笹尾根を越えてみました。奇遇にも軍刀利
神社に纏わる貴重な逸話が聞けて山行の楽しみも倍増です。おまけに小渕丘陵も越えてみました。

≫「子供の頃は万六尾根を越えて軍刀利さんのお祭りに行き、上野原で買い物をして帰って来たものだ、」という柏木野のご老人の話をどこかで読んだことがあり、興味津々で万六尾根に向かいます。

柏木野バス停の先に「連行峰」とだけ書かれた道標があり、南秋川を渡って万六尾根に入ります。
尾根腹をぐんぐん登って尾根線に出た所には、雷に撃たれたのでしょう、杉の巨木が黒焦げとなって
倒れています。昭文社の山と高原地図に(杉の巨樹と小祠あり)とあり、その杉の変わり果てた姿かも
しれません。(小祠は見過ごしました。)

尾根筋はとても緩やかで、冬枯れの背中越しに大岳山を見ながら、静かな尾根歩きを楽しめました。
笹尾根の直下には僅かに雪が残っていましたが、特に支障はありませんでした。

連行峰のピークに出ると、いきなり正面に富士山が飛び込んできて、思わず唸ってしまいました。
笹尾根を西に向かい、茅丸、生藤山のピークを踏んでいきますが、ここの登りが一番きつかったです(笑)

山頂らしからぬ三国山のピークには、ベンチやテーブルがあって登山者で賑わっていました。
連行峰や生藤山よりもずっと展望が良く、皆さん富士山をバックに写真を撮り合ったりしていました。

三国峠からもう一登りした小ピークに軍刀利神社元社(ぐんだりじんじゃもとやしろ)が鎮座していて、
祠の真正面には遮るもののない見事な富士山が聳えています。
先程の三国山から見た富士山を80点とすれば、ここからの富士山は100点満点です。

ピークの南端に「奥の院、井戸へ下り45分」と記された青い標識があり、足元の急斜面に薄い踏み跡が
付いているので、この径を下ってみました。

地形図に載っていない急斜面を、昔の参道なのだろうなと思いつつ下って行くと、ご年配の男女が
登ってきたのでビックリ! てっきり迷い込んでしまったのだろうと思い、路を譲りながら「凄い処を
登って来ましたね、バリエーションルートですよ~」と声を掛けると、男性が立ち止まって、
「ここは白旗先生の声掛けで五年前に造った径なんですよ~」と言うので二度ビックリ!・・・

上野原在住というこの方は、写真家の白旗史朗氏とご懇意で、白旗氏が軍刀利社を厚く信仰され、鳥居
などを寄進されている事、元社に直登するこの参道も白旗さんの発案で整備した事、青地に墨書きした
案内板は全て白旗さんの直筆である事、日本武尊を祀る軍刀利社の御神力はすこぶる強く、遠く九州の
方がお礼参りに来られたりしていること等々・・・とても興味深いお話を聞かせて下さいました。

上野原の山にもお越しくださいと言って下さり、またどこかの山でお会いしましょう~と別れましたが、
その後に立ち寄った、軍刀利社奥の院でのお参りが普段より念入りになったのは言うまでもありません。

奥の院の大桂からたっぷりと気を貰って山を下り、おまけに小渕丘陵も歩き通して藤野駅まで出ると、
無料送迎バスで東尾垂の湯に初ドボ~ン。日本武尊のパワーと不思議なご縁を感じつつ湯上りセットを頂き、今週もしっかり締まりました~。

本日の総歩数35,531歩、歩行距離23.5km、消費カロリー1,376kcal、脂肪燃焼量98g也。

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フォトギャラリー:68枚

武蔵五日市から7:10発の数馬行きのバスに乗ります。

雰囲気満点の柏木野のバス停。

バス停の直ぐ先に登山口があります。

南秋川を渡って万六尾根へ。

尾根線に上がった処に、黒焦げの杉の倒木があります。

尾根筋は緩やかな登り道。

ふかふかの落ち葉の路も。

冬枯れの尾根の先に三頭山。

万六の頭には標識もありません。

静かな尾根歩きが楽しめます。

笹尾根に出る直下には僅かに雪の斜面が。

連行峰の小ピークです。

笹尾根を西に、茅丸への登りです。

富士山がきれいに見えます。

生藤山の山頂には、無粋なドラム缶が並んでいます。

三国山の山頂展望。

富士山に、僅かながら枝が被ります。

三国峠から軍刀利元社への登り。

軍刀利神社元社(もとやしろ)です。

お社の真正面は、遮るもののない富士山の眺望。

奥ノ院への下山道標識。

呆れるくらいの急坂に径が切ってあります。

途中、思わぬ出会いを経て、更に参道を下ります。

青地の道標は、全て白旗史朗氏の直筆とのことです。

日本武尊の御座石。まあ、良しとしましょう。

奥ノ院の大桂。兎に角大きくて写真では写しきれません。

賽銭箱に白旗氏の名前。

里宮の立派な神殿には屋上屋がかかっていました。

棟木にも見えるのは、奉納された大きな刀(木刀)です。

大東亜戦争の祈願額。

巨大な木刀が沢山・・・

奉納幕に直筆されていました。

明るく開けた井戸の集落からも富士山が。

西に聳える権現山。

井戸バス停です。バスは少なく、歩きます。

右手に、相模原カントリークラブのティーグランドが。

ここも由緒ある石楯尾神社。式内社です。

くっつきすぎの夫婦杉・・・

参門は、お祭りの時には舞台に早変わりするそうです。

本殿内に、とても気になる狛犬が見えました・・・見てみたい!!

御霊神社にもお参り。

行く手に、小渕丘陵の鷹取山が見えます。

沢井入口バス停、県道の分岐を左の藤野方向へ。

おまけに、小渕丘陵も歩きましょう。

鷹取山の山頂。鐘を一撞き。

戦国時代は、武田軍ののろし台だったそうです。

陣馬山はこんな形だったのですね~

小渕山ピーク。

さらに、岩戸山のピーク。

流石にバテて来ました・・・

名物のラブレターが見下ろせます。

丘陵の末端にある藤野神社にもお参り。

神社には節分の豆が・・・日本の原風景ですね~

中央高速道を潜って・・・

藤野駅は直ぐそこです。

〆の温泉は、無料バスで東尾垂の湯へ~、

源泉掛け流しでリラックスした後は、日本武尊にカンパ~イ。

私立病院の付属温泉だけに、ヘルシーメニューが売りでした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • ガバオさん、おはようございます。
    軍刀利神社、青い道標と白旗さんとの関わり、初めてお聞きしました。私もてっきりバリエーションルートだと思っていました。とても勉強になりました。

  • ぼっけもんさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    ~私もびっくりしました。
    あの男性にお会いしなければ、何も知らずに普通にお参りしていたのだと思うと、
    不思議なご縁を感じずにはいられません。
    お賽銭も思わず奮発してしまいましたッ(笑)

    ちなみに彼の参道(男坂)は、初日70人の人が出て、3日間で通したそうです。

登った山

生藤山

生藤山

990m

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