行程・コース
天候
曇天
登山口へのアクセス
その他:
06:50、常宮神社に車を停める。西方ヶ岳に登る場合はここがスタートとなる。
今回は、蠑螺(さざえ)ヶ岳から西方ヶ岳への縦走なので、バスに乗り換えて蠑螺ヶ岳の登山口、浦底へ向かう。バスは常宮神社前に7:20。200円(大人、H29.03.26現在)
この登山記録の行程
浦底バス停(7:40)・・・浦底登山口・・・長命水(08:34)・・・蠑螺ヶ岳山頂(09:32)・・・カモシカ台分岐・・・カモシカ台(10:23)・・・カモシカ台分岐・・・西方ヶ岳・山頂(11:05)(昼食~12:31)・・・オウム岩(13:00)・・・銀命水(13:11)・・・奥の院展望所(13:35)・・・常宮神社(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今日はお世話になった先輩登山家が地元に帰られるとのことで、その方を囲んで山仲間と記念登山を行ってきました。
せっかくなので楽しい登山と宴会を楽しみたいということで、①景観がいいところ、②縦走が楽しめるところ、③天候が崩れた場合でも宴会ができる山小屋があるところ、の条件から、敦賀三山のひとつ西方ヶ岳を蠑螺(さざえ)ヶ岳から縦走するコースとした。
常宮神社に車を停めて、立石行のバスで浦底まで移動。縦走する彩はこのバスが一番便利だ。
登山口付近はすっかり雪も解けきっているものの、長命水まで来るとちらほらと残雪がでてきた。急な登坂を終え峰にたどり着く。ここから縦走。ここまで来ると登山道もほぼ雪の下になっていた。春らしく霞で遠くがぼんやりしているものの、敦賀湾内やその向こうに見える山々がとても綺麗だった。ここの縦走は敦賀湾内だけではなく、敦賀半島の先端や美浜の方までをぐるりと見渡せるビューポイントが沢山ある。特にお勧めしたいのはカモシカ台。遠くから見ると山小屋かと思うほど大きくテーブルの様な特徴的な岩。分岐からいったん下がって登らなければならないためつい通り過ぎてしまいがちだが、実際には数分でたどり着くのでぜひ立ち寄ることをお勧めしたい。
西方に入ると更に雪の量が増した。全面雪に変わり、積雪も30~50cm。でも、全行程を通して、わりとしまっていたので、終始、ワカンやアイゼンの必要性は感じなかった(降りはオウム岩手前まではしっかり残雪あり)。
真っ白な雪面に映える小さな黄色の花をつけた枝があった。マンサク。早春に咲くことから、「まず咲く」の東北弁「 まんずさく」が語源だと教えてもらった。
西方ヶ岳の山頂で、宴会を開始。思いおもいに持ってきた食材を使っての料理とメインは塩出汁ベースの鍋。また、本日の主役の方が、郷土料理として、焼いたお餅に納豆と鮭を添えた不思議なものを作ってくれた。想像しがたかったが、意外によく合って癖になる味だった。凍える体温を、笑い声がつなぐ会話と香り豊かなスープが身体の芯から温めてくれる。山飯はそれだけでも美味しいが、こうやって仲間で囲むと一層美味しさが増す。実に思い出に残る縦走と鍋パーティーでした。
去られる先輩登山家も、我々も山屋である以上、どこかの山でまた会えることでしょう。
その時はまた楽しく歩きたいものです。
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