行程・コース
この登山記録の行程
焼山登山口(00:00)・・・平丸分岐(02:00)・・・大平分岐(02:25)・・・黍殻山避難小屋(02:29)・・・八丁坂ノ頭(02:52)・・・姫次(03:16)・・・地蔵平(03:38)・・・蛭ヶ岳[休憩 60分](04:45)・・・地蔵平(06:25)・・・姫次(06:49)・・・八丁坂ノ頭(07:07)・・・黍殻山避難小屋(07:20)・・・大平分岐(07:22)・・・平丸分岐(07:43)・・・焼山登山口(09:28)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
夜通し歩いて蛭ヶ岳の夜明けを見てきました。
最早自分でも、何を以って日帰りと称すのか解からなくなってきましたが、もう24時間以内に帰れればOKということにします。
夜明け前の山頂着を目指しましたので、往路は終始ヘッドライト歩きでしたが、焼山からのコースは踏み跡も明瞭で迷う箇所はありませんでした。
鎖場などが無いことは事前に調べておきましたが、あえて危険箇所を挙げるとしますと、黍殻山への登りでしょうか。木の根が絡まっている痩せ尾根が一部ありました。
雪は姫次以降、断続的に残っていました。北斜面ですしね。
とは言えあくまで一部で、チェーンスパイクと軽アイゼンを両方持って行きましたが、使う程ではありませんでした。
天候はずっと晴れ、満月に近い月がとにかく明るくて、ヘッドライトを消してもうっすら道が見えるほどでした。
ただ風は強く、姫次から先は恐怖を覚える程の葉ずれの音が山全体に響き続け、特に最後の蛭ヶ岳への登りではかなりの突風に見舞われました。
それでも何とか登頂し、蛭ヶ岳山荘の東側ベンチに座って夜明けを待っていますと、ご主人から声を掛けられました。やっぱり山荘の朝は早いんですね。
夜明けが見たければ泊まった方が早いとは思いますが、もう一回だけ日帰りピストンを行ったら、次は泊まってみたいです。
ただ、なかなか泊まるだけの時間は取れません。
日が昇るにつれ風も落ち着き、復路はぽかぽか陽気の登山日和となりました。
総じて焼山からの登山道は、蛭ヶ岳を目指すには一番易しいコースに思えました。
天気は水モノですので今回の風は置いておくとしまして、姫次までは東海自然歩道でもありますので道や標識も整備されています。
どこから登っても急登になる蛭ヶ岳において、最後の階段はかなり歩き易かったです。
眺めなども丹沢からや檜洞丸からの登山道と比べても遜色なく、むしろ最初の焼山への登りに耐え切れば後は比較的なだらかな道ですし、初登頂を目指す方にはお勧めです。
これでバスや駐車場の利便性がもっと良ければいいんですけどね。
もったいないですね。
早出早着が登山の基本とは言え、さすがに夜中の0時の出発となりますと、蛭ヶ岳を往復してなお午前中には帰宅して、風呂に入りつつ登山靴を洗っている程でした。
加速する夜行性と後先考えない体力配分を何とかしない限り、当分単独行は続きそうです。
フォトギャラリー:20枚
焼山登山口です。写真を撮りつつ登山準備を始めます。
そんなこと言って貰えたの初めてだ……。
今回は夜間登山ですので、特に往路はお見せする写真がほとんどありません……。
焼山山頂です。展望塔に登りましたが、道志みち沿いの町の灯りが綺麗でした。
黍殻山です。雨量計があります。
焼山ルートではマムシ注意なんですね。今回の山行でも多くの方とすれ違いましたが、熊ベル鳴らしているのは自分だけだったかも知れません。
姫次に着きました。
お山なんですよね。てっきり分岐点の名前かと思ってました。ごめんなさい。
強風・突風に耐え、何とか夜明け前に蛭ちゃんに到着。
雪はすっかりなくなっていました。
ブレちゃっていますが、蛭ヶ岳山荘とお月さまです。
山荘には3名程宿泊された方がいました。
ごはんおいしそうでした。
猛烈に流れる雲の中、撮影できたお日様です。
本日の日の出時刻は5:08。
山頂到着が4:45でしたから、自分の計画も捨てたもんではなかったです。
春先の富士山。
山頂には1時間程いました。
さすがに朝5時では誰も登って来ませんね。
そろそろお暇します。
多分笠雲の一種です。
熊笹の峰に影を落とすほどの低い雲でありながら、強風の中まったく動きませんでした。
蛭ちゃんに見送って貰いつつ帰ります。
また来るよー。
天気もあるのでしょうが、明るい登山道でした。
黍殻山避難小屋。
無人小屋泊にも憧れます。
焼山展望塔から見る丹沢三峰軍団。
こうして見ると、本当兄弟みたいですね。
最後の焼山からの下りはキツかったです。
下りを上手になりたい……。
登山口まで降りて全行程終了です。
1ヶ月も空けると体力は落ちるわ脂は乗るわ、でも楽しかったです!
ちなみに風速計です。下段の17.3が本日計測できた瞬間最大風速ですが、これ以上の風が幾つかありました。
蛭ヶ岳の階段に四つん這いになってやり過ごした程でしたから、多分20m超えていたと思います。
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
| ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
| ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
| 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 |
| ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | |
| 【その他】 風速計、ピッケル | |||||




