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笹はともだち! 八溝山

八溝山 池ノ平 高笹山( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇時々晴れ 午後からは雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 八溝山頂に駐車

この登山記録の行程

八溝山頂(5:30)…矢祭分岐(6:00)…茗荷分岐(6:08)…池ノ平(6:30)…高笹山(7:15)…大神宮山(8:30)…唐竹久保バス亭(9:35)…大神宮山(10:40)…高笹山(11:35)…池ノ平(12:25)…茗荷分岐(12:50)…矢祭分岐(13:00)…八溝山頂(13:25)

コース

総距離
約23.1km
累積標高差
上り約1,520m
下り約1,522m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

茨城県最高峰 日本三百名山 八溝山に行ってきました。
ところがこのお山、困ったことに山頂まで車で行けてしまいます。
車から山頂までの距離だけでしたら、先日行った千葉県最高峰の愛宕山より歩きません。
ですが地形図を見ると、南東へハイキングコースとなっている良い尾根が伸びています。
と言う訳で、山頂というゴールから「下って登る」山行をしてきました。
  
深夜に家を出て車を走らすこと4時間半、夜明け前に山頂に到着しました。
日の出を待ってみましたが、雲にかくれて見られませんでした。
まあ春先ですし、ゆっくり明るくなるのも良いものです。
改めて山頂を一回りした後、唐竹久保のバス亭を目指しました。
  
基本的に道は大変歩きやすく、急斜や増して鎖場などもありません。
雨でも降らない限り、靴が滑るということもないでしょう。
天然林と植林の脇を歩いていきますが、適度に明るく、良い風が抜けます。
ただ、笹。
断続的に一面の笹が待ち構えます。
半ズボンではひどい目に合いそうです。
  
踏み跡は概ね見つけられますが、何度か立ち止まって探しました。
さらに笹が育つ夏に向けて、地図とコンパスは必要ですね。
スマホの電波は届きません。
  
道中小ピークがいくつかありますが、道なりに進むとほとんどは茨城県側をまいています。
無論真っ向勝負も可能です。そちらも踏み跡がうっすらあります。
ただ池ノ平、高笹山は門番です。ガツンとぶつかってください。
  
大神宮山は地理院地図では道がない様に見えますが、きちんと整備されています。
山頂には眺めの良い木造の展望台もあるのですが、残念ながら立ち入り禁止となっていました。
あくまで自己責任で入り込んでみたところ、向かって左の二階部分の床が脆くなっている様です。
折角ですので、復旧して欲しいですね。
大神宮山には麓に駐車場もあり、家族連れなどに良さそうです。
こちらからだと山頂まで10分もかかりません。
  
大神宮山からは尾根道から外れ、林道などを通って麓の集落を目指します。
バス停に着くと、すぐに踵を返して山頂を目指しました。
  
総じて眺望の良い箇所がある訳でもなく、お弁当を広げられる場所がある訳でもなく、読図能力を問われたり体力自慢を発揮する様なコースではないのですが、鳥たちの声を聞きながら静かに山を楽しめる、落ち着いた良い山道だと思いました。
8時間の道中、ついに誰にも会いませんでしたしね。
次回来る事があれば、先日の呼子岳山頂の様に、高笹山の狭い山頂を独占してお昼にしようと思います。

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フォトギャラリー:52枚

山頂からの山歩きです。

「登山者だな」
「八溝さまに粗相のないようにな」

八溝山の三角点です。

道路標識にもあった展望台です。

お馬さん。
降雨は黒馬、止雨は白馬です。

山頂から右下の大神宮山までの点線を歩きます。

それでは八溝山逆ピストンを開始します。

耳にしてはいましたが、のっけから笹ですか。

矢祭分岐。

ビニールテープ、リボンはかなりありました。スズランテープは林業用みたいですので注意が必要です。

茗荷分岐。

一時間ほどで池ノ平に着きました。

植林帯に入りました。

と思ったけどやっぱり笹。

ささささ。

さささ。

笹ラッセルを続けて高笹山に着きました。
お前が笹軍団の親分か!

隣の尾根を眺めながら進みます。

まく事もできますが、あえて真っ向勝負に挑みます。

なんかご通達?

山でバイクを走らすな?
斜め上過ぎました。

タラの芽だー

とっていいのは写真だけ。
とっていいのは写真だけ……。

大神宮山に着きました。

えーっ!?

立派な展望台なんですけどね。

こっそり入ってみました。

早く直して貰えるといいですね。

歴代の山頂標識です。

大神宮山の三角点です。

大神宮山の駐車場です。

ただ八溝山のついでに寄るには、車でも林道が結構大変かも知れません。

ノイバラが咲いていました。

鉄塔は青空に映えます。

唐竹久保のバス亭を目指して再び山道に入ります。
地理院地図に書かれている道が一本存在しなかったのですが、林道の先に分岐を見つけました。

長崎沢という沢沿いを下ります。
長崎沢は中郷川、八溝川と至り、久慈川に合流します。

唐竹久保の集落です。
お茶畑が綺麗です。

ムスカリが咲いていました。

こちらはレンギョウです。

ようやく唐竹久保のバス停に着きました。

古くからの登山道(参拝道)なんですね。

昭和の看板でしょうか。
高笹山が別名笹ヶ岳と書かれていますが、どちらにしろ笹なんですね。
よくわかります。

バスの時刻は、と。
一日朝2本だけ、土日はなし、と……。

では踵を返して、改めて八溝山に登ります。

沢沿いの林道を少し登ると、最初の標識があります。

夏の雲ですね。
西から結構な速度で流れているのがちょっと気になりましたが。

左奥の青い山が八溝山。
あそこまで登ります。

カタクリも咲いていました。

往路に4時間、復路に4時間。
無事登頂しました。

途端に雨がパラついてきました。
やっぱりあの雲、育ったかー

林道入口のお水をお土産にしました。

天気予報では終日晴だったのですが、山行中は白馬さんが頑張ってくれたのでしょう。
この後結構な豪雨となり、渋滞も手伝って家まで6時間かかりましたが、楽しい遠征でした。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器
ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー
【その他】 ピッケル、広域帯レシーバー ザック重量15kg

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登った山

八溝山

八溝山

1,022m

高笹山

高笹山

921m

大神宮山

大神宮山

746m

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