行程・コース
天候
午前:快晴 昼ごろ:雲が出始めるも晴れ 午後:山頂は雲で覆われる
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
日光湯元 無料駐車場
この登山記録の行程
日光湯元ビジターセンター前(4:20)……日光湯元スキー場入口(4:25)……前白根山登山道入口(4:50)……外山分岐(5:50)……外山(6:00)……外山分岐(6:10)……天狗平(6:30)……前白根山(6:50)……白根隠山分岐(7:05)……謎の小屋(7:10)※何コレ?10分……白根隠山分岐(7:25)……避難小屋(7:35)……奥白根神社(8:20)……奥白根山(8:25)※眺望に見とれる15分……座禅山分岐(9:15)……座禅山(9:18)……座禅山火口分岐(9:22)……座禅山火口(9:30)※座禅10分……座禅山火口分岐(9:48)……弥陀ヶ池(10:00)……五色山(10:45)……国境平(11:00)……日光湯元ビジターセンター前(13:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
湯元の温泉街から前白根経由で奥白根山を周回して来ました。
天気予報では午後から曇とのことでしたので、寄り道はしながらも午前中で終わらす計画にしました。
天気は快晴で、奥白根からの眺望は素晴らしいの一言でした。
他にも外山から見た中禅寺湖、前白根から始めて視界に入った時の五色沼、座禅山火口から見上げた火口壁、菅沼、白根隠山方面の稜線、どれも本当に来て良かったの一言でした。
特に今回のコースの中心たる五色沼は、誇張でなく涙がこぼれそうでした。角度を変える度に姿形を変える姿には最後まで楽しませてもらいました。
ルートはどこも整備されていて、地図を取り出すことはありませんでした。
奥白根は登りも降りもハードですが、ゆっくり進めば登れます。
ただ最後の国境平からの降りは、参考にさせて頂いたikeさんのレコ
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=96551
にもある通り、笹トラップがかなり厳しかったです。丁寧に進めば踏み跡はあるので迷う事はありませんが、トラバース模様の部分で谷方面に踏み潰された笹の茎に乗り上げて転びそうになったり、藪漕ぎの中にメートル級の段差が隠れていたり、どう考えてもロープ案件だろ?段差まであったり、色々大変でした。
湯元に周回するにはほとんどこのルート一択になりますが、少なくともファミリー向けではありません。
普段帰りに温泉に入ることはほとんどないのですが、今回ばかりは駐車場から好きな温泉に歩いて行けますので、奥日光高原ホテルのお風呂に浸かってきました。
入ると同時に先の方が上がって行き、出ると同時に次々とお客さんが来るという、正に絶好のタイミングで洗い場も露呈風呂も貸切状態となり、極楽でした。
奥白根に登る事が出来て、これでようやく「関東の都道府県別最高峰」のお山スタンプカードが埋まりました。
次はどんなスタンプカードを用意しましょう。
フォトギャラリー:69枚
早朝の日光湯元ビジターセンター前、4時過ぎです。
この時間に手ぶらな家族連れが車から出てきたりしたのですが、釣りやお山以外にも早朝モノがあるのでしょうか。
夏のスキー場を歩いて行きます。
最初は林道。鹿が3頭ほどらったらったと前を進んでいました。
前白根への分岐です。
5時頃にお日様。
噂には聞いていましたが、のっけからアスレチック。よじ登り好き派にはご満足頂けるかと。
外山分岐。
あえて方向指示のない左に折れて、外山を目指します。
スギとシャクナゲの藪漕ぎでした。
テープは少しありますが踏み跡不明瞭、スギもシャクナゲも「草」ではありませんので漕ぐにも限度があり、一部這って進みました。
外山山頂付近から。
左から太朗山、帝釈山/女峰山、真名古山/大真名古山、男体山です。
外山山頂付近はこんな感じです。
また藪漕ぎをして戻ります。行けたので満足しました。
改めて前白根を目指します。
天狗平に着きました。
高原の様な道が続きます。
残雪がまだ残っていました。
ついついざくざくと踏んでしまいます。
さあ姿を現した奥白根山。
向かって左に登山道が見えます。登り甲斐がありそうですね。
前白根山に着きました。
ここだけでも十分登る価値のある山です。
五色沼が!五色沼だ!五色沼だよー!
深呼吸をして、奥白根を目指します。
前白根を振り返ります。奥白根側はガレ場でしたが、厳しくはありません。
中禅寺湖。
一番奥に夕日岳、地蔵岳が見えます。
白根隠山への分岐です。
バリケードがあり地図にもルートと書かれていませんが、歩きやすい道が続いています。
謎小屋があると聞きましたので探検に行ってみます。
その謎小屋。確かに謎です。
で、謎のままで終わりました。
白根隠山方面です。
登山道になっていないのが不思議です。
そちらももっと行ってみたいのですが、今日の目的は奥白根山。
バリケードまで戻って進みます。
避難小屋。
奥白根のそびえ方を考えれば、悪天候時には正に避難小屋となるのでしょうね。
中はこんなです。普通にアスファルト上で寝てしまう自分には上等過ぎる宿に見えました。
この角度の五色沼、イトマキヒトデだー
ガレ場を登っていきます。
標識のすぐ右隣の丸い頭は皇海山です。
奥白根は本当に見る角度で姿を変えますね。
山頂近くにて。
火口跡にも、噴火による堆積跡にも見えます。
奥白根神社。
400年前には一度噴火で全壊したらしいですが、逆に言うとそれ以前から信仰のお山だということですね。
奇しくも瑞牆山のTシャツを着て登りました。
石が丸いか角張っているかの違いはありますが、似た様な厳しさです。
もう少しです。
やっと着いたー!
手前正面は錫ヶ岳です。
三角点。
すぐ隣のピークです。
次々と人が登ってきます。菅沼口か、ロープウェイ組ですね。
こちらの標識は「日光白根山」。
群馬・栃木にまたがる最高峰でありながら、このあっさり感は好感が持てます。
菅沼が見えました。右手前は弥陀ヶ池。
手前の山は座禅山です。火口が印象的ですね。
正に火山な岩肌。
右奥に双耳峰に見える燧ケ岳。ひうちがたけ、読めませんし書けませんがいつか登ってみたいです。
9時過ぎに雲が出てきました。
この高さですから、自分に懐いている雲じゃありませんね。
奥白根を後にして座禅山に向かいます。
山頂標識を通過して、火口へ行きます。
火口の様子です。
写真だとどうしても迫力が出ませんが、奥は結構深く、正面の壁は切り立っています。
それでも降りていくと、火口の底に何やら蓮華座にすら思える石が。これでしょ!座禅山の名前の由来はこれでしょ!
と言う訳でしばし座禅。
鎌倉でたまにやっています。
ただ無念無想とはいかず、ここでクマと出会ったらどうするかなどとか考えていました。
座禅山の山頂自体は植生保護のため立入禁止です。
火口から戻って弥陀ヶ池。
左の木道は菅沼登山口からの道です。
続いて今日最後の山、五色山に向かいます。
途中で五色沼方面への分岐があります。
今日はもう十分見たのに、更に綺麗です。
山と空が映っていました。
奥白根を見返します。
雪解けの名も無い小さな池です。
幾つかありました。
五色山に到着。
さあ湯元に戻りましょう。
緑のじゅうたんはスキー場です。
何気に遠いなあ。
途中までは金精山へのルートを兼ねますが、歩きやすい道でした。
国境平。ここから湯元方面に折れます。
途端に笹ラッセル!道はあるので何とか歩けますが、笹に隠れた小まめな段差が度々出てきますので注意が必要です。
こんな感じで。これはまだ分かりやすい例です。
延々と続いた笹ラッセルを抜けたら、今度は容赦ない急斜が待っていました。
岩も倒木もほどよく泥とコケをまとい、集中しない子をすてんすてんと転ばせてくれます。
やっとこ林道まで降りました。
いやほんと、この下りが一番の難所でした。
登山口を見返します。
道の状態はお世辞にも良いとは言えませんが、ただ一点、道迷い防止はかなりしっかりしていました。そこはマルをあげられます。
日光湯元ビジターセンターまで戻って、無事山行終了です。
距離も高低差も数字上では大したことないのですが、歩き応え十分でした。
続いてお風呂に挑みます。
奥日光高原ホテルにしました。
入浴料1000円は周りに比べ安くはありませんが、結果貸切状態でしたから超おトクでした。
中禅寺湖です。14時過ぎから登った白根山系にも雲がかかり始めました。
華厳の滝に寄りました。
何気に日本三大名瀑もコツコツと。
他に那智の滝、秋保大滝、袋田の滝は行きましたが、まだ3番目候補は回りきれていません。
お約束のひと巻き。
本日はなんと栃木レモン牛乳ソフト!
おいしかったです。
下を通って宇都宮に向かいます。
お神輿渋滞。お祭りには勝てませんね。
奥日光の水と宇都宮餃子をお土産に帰りました。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
トレッキングポール | |||||
【その他】 ハイドレーション2L。今回のザックは10kg程度まで落としました。 |
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