YouTubeチャンネル「山と溪谷ch.」で、登山の名著を解説と朗読で紹介する新シリーズがスタート
山と溪谷社のYouTubeチャンネル「山と溪谷ch.」で、登山の名著を解説と朗読で紹介する新シリーズがスタートした。
初回で取り上げるのは、加藤文太郎著『ヤマケイ文庫 新編 単独行』。
1930年代前半、国内高峰の冬期登山が一般的ではなかった時代に、たったひとりで厳寒の北アルプスを駆け抜け、「不死身の加藤」との異名をとった加藤文太郎。風雪の槍ヶ岳・北鎌尾根に消えたその生涯は、新田次郎の小説『孤高の人』(新潮社)でも知られる。『新編 単独行』は、加藤の遺稿集『単独行』を新たな視点で編集し直し、時代背景などの詳細な解説を加えたものだ。
動画は解説編と朗読編に分かれ、解説編では、本書の編集担当でもあった、山と溪谷社の「萩原編集長」こと萩原浩司が豊富な資料を用いて解説する。
動画「【山岳名著 解説】加藤文太郎『新編 単独行』を萩原編集長が解説!」
朗読編では、第一章で掲載されている「単独行について」(1934年12月)を読み上げる。加藤文太郎の山に対す考え方が綴られた文章で、自身の登山スタイルである単独行について力強く語られている。
動画「【山岳名著 15分朗読】加藤文太郎「単独行について」/『ヤマケイ文庫 新編 単独行』より」
次回は2月に『新編 風雪のビヴァーク』を案内予定。どうぞお楽しみに。
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