星野リゾートが谷川岳ロープウェイの運営開始、「山のリブランド」へ

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星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路代表)が10月12日、谷川岳ロープウェイの運営を開始することを発表した。谷川岳の魅力をさらに引き出すために「山のリブランド」をめざすという。

星野リゾートが運営することになった谷川岳ロープウェイ(写真提供=星野リゾート)

1960年に開業し、天神尾根から谷川岳山頂をめざす登山者に利用されてきた谷川岳ロープウェイ。運営会社の「谷川岳ロープウエー」(群馬県みなかみ町、橋本亮一代表)は東武グループでレジャー事業を手がける東武興業の子会社で、今回、株式譲渡により星野リゾートに運営を託した。同社はレストランなどのロープウェイ関連施設のほか、天神平スキー場のリフトや榛名山ロープウェイ(群馬県高崎市)も運営していた。

星野リゾートは「『近くてよい山』谷川岳の持つポテンシャルが一般に伝わっていない」として、国内旅行者のほかインバウンド需要も視野に、来年4月に向けて事業計画を作るという。国内外60施設を運営する星野リゾートだが、群馬県内の施設運営はこれが初めてとなる。地元では、地域観光の活性化などで実績のある星野リゾートが参入することで、群馬県みなかみ町周辺の観光振興につながるとの期待も広がっている。

10月12日の記者発表では北海道のニセコエリアへの進出も明らかにした。倶知安町に分譲型の宿泊施設を建設し、オーナーが利用しない期間は星野リゾートが旅行者向けの宿泊施設として運営するという。

 

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