『あまとみトレイルマップブック2022』刊行

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

戸隠、黒姫、野尻湖などを結ぶ全長約86kmのロングトレイル「あまとみトレイル」。昨年10月、妙高戸隠連山国立公園に開通したばかりのこのトレイルの公式マップブックがこのほど刊行された。長野駅と斑尾山を起点・終点に、北信エリアの豊かな自然や史跡を結んで延びるルートの地図をまとめた、ハイカー必携の一冊だ。

『あまとみトレイルマップブック2022』(あまとみトレイルクラブ)

妙高戸隠エリアの地名「雨飾」「斑尾」「戸隠」「妙高」の頭文字から「あまとみ」と名付けられたトレイルは、長野市街から飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山などの山麓を抜けて野尻湖を通り、信越トレイルの起点・終点となる斑尾山に至る。既存の道を利用して設定され、登山道と舗装路が交互に現われるが、稜線や山頂などを通る箇所がほとんどないため、比較的歩きやすいルートになっている。JR北陸新幹線の長野駅から歩き出せるアクセスのよさに加え、トレイルが人が暮らすエリアとそれほど離れておらず、適度な距離に観光インフォメーションや宿泊施設が点在。ハイキングのビギナーにも挑戦しやすいのが特徴だ。

斑尾山で接続する信越トレイルは関田山脈のブナの森を貫くトレイルで、2021年には苗場山まで延伸され、計110kmのコースになった。あまとみトレイルと信越トレイルを合わせると約200kmに及ぶロングトレイルとなる。すでに信越トレイルを歩いているハイカーにとっても、あまとみトレイルと結んでスルーハイクするという新しい楽しみ方が選択できる。

あまとみトレイルをスルーハイクする場合、余裕をもって5日ほどかかるが、キャンプ場はもちろんルート上に点在するキャンプ場やペンション、宿坊などが利用できる。トレイルマップブックはこうした宿泊施設のほか、水場、標高データ、エリアガイドなどハイカーに欠かせない情報を収録している。

地図と実用情報を収録したマップブック

妙高山の笹ヶ峰周辺など一部区間は冬には雪に閉ざされるほか、避難小屋やトイレ、吊り橋などが冬季閉鎖となる。スルーハイクのシーズンは6月上旬〜10月下旬。マップブックを眺めながら来シーズンのスルーハイクプランを考えるのも楽しそうだ。

 

概要

書名:あまとみトレイルマップブック2022
価格:1,650円(税込)
購入方法:chant!オンラインストアより購入。(送料全国一律185円、初版のみ「あまとみトレイルステッカー」付き)

 

関連リンク

妙高戸隠連山国立公園 公式ウェブサイト(あまとみトレイル紹介ページ)
https://myoko-togakushi.jp/trail/

chant! ウェブサイト
https://chant-i.com/

 

最新ニュース

編集部おすすめ記事