白銀のアルプスの大展望!鉢伏山荘が冬の営業を開始
長野県の鉢伏山の肩、標高1840mにある鉢伏山荘が、今年12月10日から2023年3月末までの土・日の宿泊営業を開始した。これまでは林道が開通している5月から11月上旬までが営業期間だったが、今シーズンは試験的に冬季に営業する。

夕陽を望む鉢伏山荘
登山口は松本市・扉温泉からか同・牛伏寺からが一般的で、それぞれ3時間、4時間の歩行時間だ。鉢伏山は北アルプスをはじめ富士山や御岳山などの展望地として知られ、初夏のレンゲツツジなどでも有名だ。比較的近くに美ヶ原高原や霧ヶ峰高原があるが、高ボッチ高原を含めこの鉢伏山周辺には冬季営業している山小屋はほかにない。それだけに鉢伏山に居ながらにして朝夕の冬の大展望を満喫できるのは魅力的だ。
鉢伏山荘冬季営業のスタッフは、北アルプスの山小屋の経験が豊富な奥山愛さんと杉山優子さん。「冬の北アルプアスのすばらしい展望やきれいな霧氷を沢山の方に見てほしい。冬の景色をゆっくり楽しむ拠点として、冬季の営業をやらせてほしい」とオーナーの近岡年さんに相談し、実現にこぎつけたという。

冬季スタッフの奥山さん(左)と杉山さん
今シーズンが初めての試みなので、水の確保など未知の課題もあるという。このため食事の提供は松本市の有名カレー店メーヤウのレトルトカレーを用意しており、5種類から好みに合わせて選べるシステム。朝食は厚切りパンとスープ、卵料理の洋食。トイレも水や気温の問題で携帯トイレの回収式となっている。

夕食は松本の名店のカレー
今季は試験営業のため1泊2食付きで7700円とかなりリーズナブルで、人数も一日7人までに限定している。営業日は日中もカフェメニューがあり、日帰り登山者でも暖かい部屋の中でくつろげる(昼食営業はなし)。すでに1・2月の土曜日は満室の日もあるが、日曜日の宿泊はまだ充分余裕があるとのこと。今年の冬は鉢伏山で素敵な一夜を過ごしてはいかがだろうか。
鉢伏山荘 冬季営業情報
期間:2022年12月10日(土)~2023年3月26日(日)冬季完全予約制
料金:1泊2食7700円、素泊まり6000円
予約・問い合わせ
鉢伏山荘
facebook「鉢伏山荘冬期営業」@hachibusesanso.touki
e-mail hachibuse.touki@gmail.com





