阿蘇山の火山活動が活発化。噴火警戒レベル2に引き上げ

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阿蘇山の火山活動が活発化しているとして、気象庁は2023年1月30日に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げた。中岳第一火口からおおむね1kmの範囲で警戒を呼びかけている。阿蘇山の噴火警戒レベルの2への引き上げは昨年4月以来。

阿蘇中岳山頂から見た中岳火口群と阿蘇の山々(資料写真=PIXTA)

気象庁の発表によれば、阿蘇山では同日12時20分ごろから火山性微動の振幅が大きくなった。中岳第一火口からおおむね1kmの範囲に影響する噴火が起きるおそれがあるとして、13時30分に火口周辺警報を発表。飛散する大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。

また、風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるほか、火山ガスにも注意が必要という。

熊本県阿蘇市と南阿蘇村では火口から1kmが入山規制となっているほか、阿蘇山公園道路は利用できなくなっているので、登山を予定している場合は規制範囲などを確認しておきたい。

 

関連リンク

■阿蘇山の規制範囲(気象庁資料)
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/tokyo/STOCK/level/PDF/level_503.pdf

■ヤマタイムで阿蘇山周辺の地図を確認する
https://www.yamakei-online.com/yk_map/?latlon=32.88444444440008,131.10389041613743&zoom=15

 

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