【山と溪谷社の新刊書籍】12月は山や自然に挑んだ人々の記録に注目!

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あっというまに12月です。なにかと慌ただしい季節だからこそ、じっくりと山と自然に向き合った人々のお話しに向き合うのはいかがでしょうか?

『ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う』

相棒“G”と研究の道をゆけ! 注目の若手研究者による科学エッセイ

「クチキゴキブリのメスとオスは、互いの翅を食い合うらしい」。類を見ない不思議な現象に惹かれた若き研究者が、採集・飼育・繁殖方法など、わからないことだらけのこの生物に秘められた謎を体当たりで追いかける。沖縄・やんばるでの採集、トライ&エラーの飼育、予算がない中でのDIYな実験、そして翅の食い合いの意義とは――。研究対象である生き物とそれに生涯をささげる研究者、研究という営みの魅力が詰まった一冊。

『ゴキブリ・マイウェイ この生物に秘められし謎を追う』

発売2023年12月4日
大崎遥花
価格1,760円(税込)
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『ヤマケイ入門&ガイド 雪山登山 改訂版』

これから雪山をはじめたい人のための便利な1冊!

雪山登山を始めたい入門者にとって知っておきたい雪山の知識と技術と、実際の登山計画の役に立つルートガイドが一冊に。前作をより読みやすくバージョンアップし、最新情報を掲載した改訂版。第1部では雪山登山の専門知識・技術を解説。簡潔に要点のみを解説する、ビギナーにとってわかりやすい雪山入門マニュアル。ウェアリングの新しい知識、情報ツールの利用法、固定ロープによるビレイ、雪崩の知識とリスク回避などを追加掲載。

第2部は雪山登山のコースガイド集。収録エリアは全国に展開し、これから雪山を始める人に推薦できるルートを55コース掲載。初級から中級前半の各地の代表的雪山ルートを中心に紹介。

『ヤマケイ入門&ガイド 雪山登山 改訂版』

発売2023年12月6日
野村仁・江崎善晴(イラスト)
価格2,200円(税込)
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ヤマケイ文庫『未完の巡礼 冒険者たちへのオマージュ』

元編集長がたどる6人の登山家・冒険家たちの軌跡

1970年代から80年代にかけて活躍した著名な登山家や冒険家6人の事績を、「山と溪谷」元編集長が現地を訪ねて綴った交流の記録。植村直己はグリーンランド・シオラパルクへの旅を、長谷川恒男はフンザへの旅を、星野道夫はアラスカ・シシュマレフへの旅を、山田昇はマッキンリーへの旅を、河野兵市は故郷・佐田岬への旅を、そして小西政継はマナスルBCへの旅をトレース。文庫版では写真も掲載、解説を角幡唯介氏が執筆。本書で取り上げた6人のうち、4人までが43歳で亡くなっている。全員が志半ばでの遭難であり、残された遺族たちの想いも含めて、彼らの登山や冒険が、われわれにその時代、その行為とはなんであったのか問いかけてくる。

ヤマケイ文庫『未完の巡礼 冒険者たちへのオマージュ』

発売2023年12月14日
神長幹雄
価格1,210円(税込)
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ヤマケイ文庫『北極男 増補版 冒険家はじめました』

その男は、なぜそこまでして北極をめざしたのか?

日本唯一の北極冒険家、荻田泰永のデビュー作。1977年神奈川県生まれの著者は、両親に何不自由なく育ててもらったはずなのに、ある日突然大学を中退して北極冒険を思い立つ。2000年、冒険家・大場満郎の企画で初めての海外旅行で北極に行き700kmの徒歩行を経験。その後、アルバイトで資金をためては毎年のように北極へ向かい、2002年には500km単独徒歩行、2004年に2000km犬ゾリ縦断行、2010年には北磁極に無補給単独到達。2012年には日本人初の北極点無補給単独到達をめざす。年々悪化する海氷状態、まったく前に進めない乱氷帯、極限の飢え、そしてホッキョクグマの恐怖。なぜそこまでして過酷な北極へ通いつめるのか? 生きるとは何か、を探すうちに極地にたどりついた男は、やがて「考える脚」へと変貌を遂げる。その冒険の過程を描いた珠玉の青春記。

ヤマケイ文庫『北極男 増補版 冒険家はじめました』

発売2023年12月14日
荻田泰永
価格1,210円(税込)
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『狩猟者のためのハンドクラフト教書 HAND CRAFT for Hunters』

狩猟鳥獣の皮・角・骨・爪・羽根などをすべて使いきる方法

なめされた獣革で手袋や猟銃・空気銃所持許可証入れなどのレザークラフトの方法から頭骨標本作成、シカ角やイノシシの牙などのクラフトの作例、さらに各種毛皮なめし法や鳥類の仮剝製などまで様々な作品づくりにチャレンジ! クラフトをテーマにした狩猟者待望の一冊!!

『狩猟者のためのハンドクラフト教書 HAND CRAFT for Hunters』

発売2023年12月19日
『狩猟生活』編集部
価格2,640円(税込)
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『剱の守人 富山県警察山岳警備隊』

岩と雪の殿堂・剱を守り続ける富山県警察山岳警備隊の日々

登山者の安全を守り続けている富山県警察山岳警備隊の今を、徹底取材のもとに紹介。夏の間、剱沢警備派出所に勤務する隊員たちのなにげない日常から、本番さながらの厳しい訓練、死と隣り合わせのレスキュー現場など、最新情報を密着取材するほか、山岳警備隊の発足の経緯や登山史に残る悲惨な遭難事例と救助の実態、そして芦峅寺ガイドから受け継ぐ伝統など、50年以上のレスキューの歴史も振りかえる。さらに近年の遭難事例を紹介して徹底検証。登山者としては絶対にお世話になりたくないけれど、いざというときにとても頼りになるレスキュー部隊の実態を描いたルポルタージュ。

『剱の守人 富山県警察山岳警備隊』

発売2023年12月21日
小林千穂
価格1,760円(税込)
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発売日はAmazonなどWEB書店の日付に準じます。

次回の新刊案内もお楽しみに!

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