パタゴニアの期間限定ストアが東京・京橋にオープン。ブランドの世界観を伝える展示フロアを併設

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アウトドアブランドのパタゴニア(Patagonia)のコンセプトストアが2025年4月4日(金)、東京・京橋にオープン。この店舗は8月11日(月・祝)までの期間限定営業で、その後の9月上旬、同エリア内に新店舗をオープンする予定だ。なお、「パタゴニア 東京・丸の内」は、2025年3月23日をもって閉店した。

©2025Patagonia,Inc.

店舗では、機能性と環境配慮を両立したアウトドアスポーツ向けウェアや、ビジネスからトラベルまで活用できるシンプルで高品質なライフスタイル製品、キッズやベビー製品などを取り扱う。併設される展示フロアでは、パタゴニアの核心であるカタログやジャーナルが楽しめる「Patagonia Journal Gallery」と題した展示を4月4日から6月1日まで開催。その後、6月上旬から8月11日までは、パタゴニア製品を修理して長く着続けるストーリーの紹介や中古ウェアの販売を行なう「Worn Wear Store」を予定している。

店舗の詳細は、パタゴニアのウェブサイトへ。

店舗概要

名称:パタゴニア 東京・京橋(期間限定ストア)
所在地:東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル1階 BAG -Brillia Art Gallery-
営業時間:11時〜19時
定休日:毎月第3水曜日
電話番号:03-3214-2101 ※4月4日(金)から開通
詳細:https://www.patagonia.jp/patagonia-tokyo-kyobashi-popup-japan/store_kyobashi_popup.html

「Patagonia Journal Gallery」の展示概要

※展示フロアで6月1日まで開催中

■area1
パタゴニアの創業者であるイヴォン・シュイナードが最初に設立した会社、アルピニスト向け事業を展開したシュイナード・イクイップメント社の時代のカタログを紹介。米国最大のクライミング用具メーカーになると同時に、いつのまにか環境の敵になる道を歩きはじめてもいたことに気づき、長年にわたる環境配慮の道を歩きはじめた瞬間。シュイナード・イクイップメント初のカタログでは、その代替品と、その製品の環境に対する悪影響を訴える文章を掲載した。

©2025Patagonia,Inc.

■area2
パタゴニアを創業し、パタゴニアの理念や製品に関する情報を、パタゴニアのストーリーと「パタゴニアらしい瞬間」の写真とともに、世界中の家庭や会社に届けつづけた時代のカタログを展開。ストーリーを余すところなく語り、それを顧客に読んでもらうことを基本としたカタログには、いまはアウトドア業界のカタログや雑誌で一般的となっている、実際に使っている人々が実際になにかをしている写真を使ったカタログは、ページをめくるごとに驚きをもたらした。また、このエリアでは、パタゴニアが発行したカタログの中から最も感動的な写真100点以上を収録した写真集『Unexpected:30 Years of Patagonia Catalog Photography』を紹介するとともに、その中から、1986年のパタゴニアのカタログにも掲載されたパタゴニアの初代写真編集者によるエッセイ「パタゴニアックを撮ろう」を展示。パタゴニアの「イメージ写真」がどのようなものかを理解できる内容となっている。

©2025Patagonia,Inc.

■area3
「何よりもまず、ストーリーテリング」を目標として、美しい写真と豊かなストーリーテリングによって体験を共有するために、カタログから進化したジャーナルを紹介。ブランドの別の側面を共有するような、他の場所では「なじまない」ようなストーリーを伝えるジャーナルにより、人びとを楽しませ、魅了し、教育し、活性化させて、ブランドを共有する。時間をかけて読み返し、さらに知識を深めることができるため、ジャーナルはブランド体験を豊かにし、顧客にインスピレーションを与える。ここで取り上げたストーリー「2030年からの手紙」は、2018年の報告書にある「地球温暖化を止める、少なくとも遅らせるためには2030年までしかない」という「2030年」をキーに、その2030年の私たちが書いた手紙から、いまを生きる私たちは何をすべきか、インスピレーションを与えるストーリー。

©2025Patagonia,Inc.

■area4
2024年秋に発行された最新のジャーナルから、「シール登高という芸術」というストーリーをピックアップして紹介。写真主導でスキントラックの美しさと多様性を考察し、何が良いスキントラックなのか、文化的な違いはあるのか(スキンハイカーが話す言語は重要なのか)、スキントラックの敷設や追跡の経験には何かスピリチュアルなものがあるのか、といった疑問を探る。写真を使うだけでなく、イラストの要素を取り入れてユニークさを出すなど、パタゴニアらしいクリエイティブのストーリー。

©2025Patagonia,Inc.

最新ニュース

編集部おすすめ記事