8月の予約なら冬の山旅がお得に。クラブメッドが予約受付中

北海道のキロロやトマム、サホロでリゾートを運営しているクラブメッド（Club Med）が、早くもウインターシーズンの予約受付を開始している。インバウンドの影響で予約が取りにくい冬の北海道だが、8月の予約なら割引率も大きいという。

昨シーズンのキロロはたっぷりパウダーを楽しめた。写真は2024年12月中旬 — 世界各国から集まるインストラクターがゲレンデをエスコート

昨年のケースでは、秋にはすでに道内の主要宿泊施設は冬の予約がとれない状況になっていた。そこで、クラブメッドは8月31日までに予約すると北海道のスキーリゾートが「早割り」で最大30％割引になるキャンペーンを行なっている。飛行機付きのパッケージプランでは、オールインクルーシブの滞在に加えて、航空券や空港・リゾート間の送迎も含まれており、冬の北海道の山旅をプランするなら、候補の一つになりそうだ。オールインクルーシブはホテル内でのお食事やアルコールを含むドリンクがフリー、さらにスキーやスノーボード、スノーシューのアクティビティーをG.O（ジェントル・オーガナイザーの略で、クラブメッドで働くスタッフのこと）がガイドしてくれるが、こちらも料金に含まれる。

キロロ・ピークのラウンジ — キロロにはキロロピークとキロログランドの2つの宿泊施設がある。ピークは12歳以上が対象だ。写真はピークのラウンジ

キロロは、三百名山のひとつで札幌市の最高峰の余市岳（1488m）の中腹から山麓に広がるスノーエリア。そのため、晴れればゴンドラトップからは余市岳はもちろん、札幌や小樽方面の山々を見渡すことができる。また、北海道の気候が12月からゲレンデ内のさまざまなコースで極軽のパウダーライドを楽しませてくれる。世界各国のインストラクターが集まるスキースクールがオールインクルーシブに含まれているので、滑走の楽しみもバラエティーが豊富だ。

この記事に登場する山

三百名山

北海道 / 支笏・洞爺・積丹

余市岳標高 1,488m

　札幌市近郊の山の最高峰。朝里岳（あさりだけ）、白井岳（しらいだけ）、余市岳の三峰をまとめて余市三山と呼んでいる。アイヌ語のイオチ「蛇の多い所」から転訛したようだ。　この山で最初にスキー登山が行われたのは大正10年（1921）2月。学習院から北大にスキーのため入学してきた板倉勝宣が、盤ノ沢から頂上に達している。以来この山はスキー登山の山として親しまれてきた。　一般的な登山コースは赤井川村常盤に余市岳登山口があり、余市川に沿って林道を進み、朝里岳とのコルの展望台に出て、頂上まで約2時間で達する。　また白井川右股沿いの白井小屋から尾根伝いに登り、朝里岳とのコルで赤井川からのコースと合流。アップダウンの繰り返しで約6時間。山頂からは、定山渓天狗岳や無意根山が間近く、羊蹄山や積丹半島の山も一望の下。