江戸のクラフトマンシップとアウトドアブランドのルーツを感じる新店。パタゴニア 東京・京橋がオープン

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高機能なアウトドアギアづくりと、環境保護への取り組みを進めるパタゴニア。その世界観を空間に落とし込んだ新店舗「パタゴニア 東京・京橋」が9月11日(木)にオープンした。100坪を超える広い店内には、パタゴニアがカバーする幅広いカテゴリーの製品がそろうほか、随所にブランドのルーツや江戸の歴史・文化を感じられる意匠が配されており、店舗空間を楽しみながら商品をゆったり選ぶことができる。

「パタゴニア 東京・京橋」店内イメージ

京橋ストアは渋谷ストアや梅田ストアと同様に「ブランドエクスペリエンスストア」と位置づけられ、パタゴニアが提案する多様なアウトドアアクティビティやデイリーユースに対応するウェアがそろう。1階はウィメンズとキッズ、プロビジョンズの食品が並ぶほか、「Worn Wear」プログラムも展開されている。これは、ひとつの製品を長く使い続けて消費を抑えることをめざし、修理・買取・再販・アップサイクルなどに取り組むもので、京橋ストアでは、東日本エリアで初となる中古ウェアのコーナーも常設している。

「パタゴニア 東京・京橋」店内イメージ

ピトン(ハーケン)作りからスタートした創業者イヴォン・シュイナードの足跡を紹介する展示を眺めながら階段を上ると、壁面にはつややかに光る漆塗りのフォントでパタゴニアの存在意義を示した「We're in business in save our home planet.」(私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む)のメッセージが。2階はメンズの製品が並び、その一角にはヨセミテにそびえるエル・キャピタンの写真と、吉田博による版画作品があしらわれたリラックススペースも設けられている。店舗が面する「鍛冶橋通り」や近隣に存在していた竹河岸(竹商人が集まっていたエリア)に関する紹介パネル、伝統的な木造橋をイメージしたレジカウンターなど、江戸時代からこの地に根付いていたクラフトマンシップを感じさせる店内の意匠も見どころだ。

「パタゴニア 東京・京橋」店内イメージ

「パタゴニア 東京・京橋」店内イメージ

昨年閉店した丸の内ストアにはランニングが好きなスタッフが集まり、皇居に近いこともあってランナーが多く訪れていた。京橋ストアでも100回以上開催されてきたグループランを引き継ぐという。トレイルランニングウェアも充実しており、今後は京橋周辺でのグループランに加えて郊外の山を走るイベントなども予定している。なお、オープニングイベント第1弾として9月20日(土)、21日(日)には京橋ストアのロゴを持参したウェアやバッグにプリントする「シルクスクリーン・セッション」が予定されている。

「パタゴニア 東京・京橋」店内イメージ

店舗概要

名称:パタゴニア 東京・京橋
所在地:東京都中央区京橋2丁目4番12号 京橋キノテラス(地下鉄京橋駅前)
営業時間:11時〜19時
定休日:毎月第3水曜日
詳細URL:
https://www.patagonia.jp/patagonia-tokyo-kyobashi-japan/store_kyobashi.html

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