オンラインで「国際山の日」シンポジウム、12月6日開催

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公益財団法人全国山の日協議会は12月6日(土)、国際連合 FAO Mountain Partnership 加盟を記念し、オンラインで「『国際山の日』2025シンポジウム~山と水 氷河と流域社会を考える~」を開催する。

「国際山の日」シンポジウム

同協議会はこのほど、国際連合食糧農業機関(FAO)が推進する「Mountain Partnership(マウンテン・パートナーシップ)」に加盟。これにより、日本での山地地域の自然、社会、文化に関わる活動を、国際社会に向けて積極的に発信するほか、世界各地の山岳地域で活動する団体・機関との連携を深め、国連が掲げる「山地地域の持続可能な発展(Sustainable Mountain Development)」の実現をめざす。

国連は、山岳の重要性を毎年認識するために毎年12月11日を「国際山の日(International Mountain Day)」として採択。生物多様性、気候変動、農業、観光、女性、若者、先住民など、毎年異なるテーマが設定され、山岳が有する問題にフォーカスしてきた。世界各地でこの日に合わせて、啓発活動、登山イベント、地域社会の取り組みが展開されている。

「『国際山の日』2025シンポジウム~山と水 氷河と流域社会を考える~」概要

■第一部

  • 渡辺悌二(北海道大学名誉教授)
    「国際山の日」とは
  • 鹿野勝彦(金沢大学名誉教授)
    「国際山の日」2025に至るまで

■第二部
基調講演

  • 松田 治(広島大学名誉教授、特定非営利活動法人里海づくり研究会議理事長)
    山から森、里、海のつながり
  • Daniel Hunkeler(ヌーシャテル大学教授、総合地球環境学研究所 フェローシップ外国人研究員)
    気候変動下における資源・ハザード・美の要素としての山の水

講演 山と水 流域からひもとく
ファシリテーター 津田吉晃(筑波大学山岳科学センター准教授)

  • 奈良間千之(新潟大学教授)
    飛騨山脈の氷河の特徴
  • 浅野友子(東京大学講師)
    山と川の100年をたどる流域の水・土砂観測
  • Lopez Caceres Maximo Larry(山形大学教授)
    キクイムシと極端な気象現象による蔵王山のアオモリトドマツ林の衰退
  • 望月将悟(南アルプス知ってもらい大使・静岡市消防局)
    「故郷の自然に力をもらって」限界への挑戦 日本アルプス大縦断

■第三部
パネルディスカッション
モデレーター 古川不可知(九州大学准教授)

  • テーマ「山と水の未来―科学・暮らし・防災」
  • 国内外の研究者・実践者による討論

日時:2025年12月6日(土)10時〜17時
場所:Zoom ウェビナー オンライン配信のみ(参加無料)
参加者数:約200名
使用言語:日本語、英語(字幕付与予定)
主催:公益財団法人全国山の日協議会
申し込み:専用フォームから申し込む。12月3日(水)締め切り

詳細:公益財団法人全国山の日協議会
「国際山の日」2025シンポジウム~山と水 氷河と流域社会を考える~
https://yamanohi.net/report.php?id=4101

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