大雪渓ルートは引き続き落石注意。花はウルップソウが色づき始め、ツクモグサ、ミヤマキンバイなどの花も咲き始めました。
天気・気温
山と周辺の状況
ウルップソウが色づき始めていました。下の方がほんの少しですが青紫になっています。植物の成長は早いです。
ツクモグサ
ツクモグサ
やオヤマノエンドウ、
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ
などの花もどんどん咲いてきています。台風にも負けず「アッパレ!」でした。
6/24は旭岳右の能登半島へと沈む夕陽も見ごたえ十分でした。富山湾の夜景もみえました。
登山道の状況
■大雪渓ルート
大雪渓ルートを通る場合は、白馬尻小屋からやや左よりのルートを辿った後(紅がらの赤い印がうっすら残っています)、大雪渓のほぼ真ん中を進んでください(こちらもうっすら紅がらの跡あり)。
葱っ平に取り付くまでの間では、頂上側からの落石跡が真ん中あたりまで押し寄せているところがあります。雨が降り続けるとまた崩れることも考えられますので、休まず落石に注意して早めに通過するようにして下さい。
葱っ平に取り付くとしばらく夏道をじぐざぐに登ります。
葱っ平の上部はまだ雪に覆われていて登山道がでていませんので、杓子側に斜めに雪の上を登っていきます(紅がらが引いてあります)。最終的にはほぼ真っ直ぐに登って「小雪渓」に取り付きます。
小雪渓はステップが切ってあります。その少し先に避難小屋が見えてきます。これから少しの間は雪の上を登って行きます。
お花畑のあたりは夏道がだいぶ夏道が出てきています。階段上になっている木道もほとんど出てきていますが、村営頂上宿舎の手前にはまだ雪が残っています。
詳しくは、以下URLも参照ください
http://www.hakuba-sanso.co.jp/blog/archives/2100
■栂池ルート
近日整備が入る予定です。詳細は改めてお伝えします。
登山装備
気温は高めですが、十分な冬山装備でお越しください。6月でも降雪の可能性があります。
大雪渓だけなら6本爪のアイゼン、その他のルートでは10本爪前後のアイゼンとピッケルをお持ちください。
注意点
気温はようやくマイナスになることはなくなってきましたが、朝晩は冷え込みますので、ちょっとした防寒具はまだまだ必要です。ここは日本海側の影響を受け、天候が急変するのが早いです。
お知らせ
■「ツクモグサ&ウルップソウ花祭り」開催。
6/16(土)~7/8(日)。甘酒の振る舞いや記念品のプレゼントなど。
■系列の山小屋の営業予定
五竜山荘は6/16(土)~10/13(土)
白馬大池山荘は6/30(土)~10/7日(日)
白馬鑓温泉小屋は7/14(土)~9/30(日)
白馬尻小屋(白馬大雪渓下)は7/7(土)~9/30(日)
キレット小屋(八峰キレット)は6/30(土)~9/30(日)
栂池ヒュッテ(栂池自然園)6/1(金)~10/27(土)
昨年の今頃の様子は?
2023年の営業は4/29から(宿泊要予約)。入山には前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.04.25
大雪渓は融雪早目。踏み抜き、落石に注意。前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.11
大雪渓は踏み抜き、落石に注意。急傾斜あり前爪のあるアイゼンやピッケルなど雪山登山装備必要2023.05.19
雪に対応できる装備必要。大雪渓上部からは降雪することもあります。視界不良時の入山は慎重に2023.05.24
白馬山荘周辺の過去の様子
白馬山荘
- 電話番号:
- 0261-72-2002
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6307-ロ 白馬館