立山 | 立山室堂山荘

冬山シーズン到来。室堂で約20cm積雪し、遊歩道の雪は踏まれて固く滑ります。散策も雪対応の装備で。

初冬の雄山(2013.11.01 立山室堂山荘 )
初冬の雄山(2013.11.01 立山室堂山荘 )
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天気・気温

10/20(日) 06:00現在、天候は雨、気温+3℃、前日の最高気温+4℃。
富山市の天気予報
明日
16℃
11℃
明後日
雨のち晴
16℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 4:00発表
松本市の天気予報
明日
曇一時雨
16℃
8℃
明後日
曇のち晴
17℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

冬山シーズン到来。
台風26号通過後寒気流入。室堂では約20cmの積雪。
遊歩道の雪は踏み固められ、真冬の街中のようにツルツル滑りやすくなっています。雪国の人は革靴でも歩けるが、大半の人は滑る路面にてこずっています。

台風27号通過後も同様に雪が降る予想。
晴れれば新雪の山々がきれいに見えます。
しかし、吹雪になれば室堂駅から室堂山荘までの500mが地獄のように厳しい状況になります。遊歩道での遭難死亡事故も起きている。

雪はありますが滑走不可です。あと3回大雪が来ればスキーはでるでしょう。

紅葉は黒部ダムより下へ。下ノ廊下辺りが良いです。

登山道の状況

●地獄谷遊歩道の通年通行止
今年もガスが強いため地獄谷遊歩道は通年通行止めになりました。以下、環境省正式情報です。
地獄谷歩道の周辺は噴気活動が拡大活発化しており、火山ガス中毒の事故発生ですリスクが高まっているため、当面の間、通行止とします。なお、地獄谷はエンマ台から眺望できます。

周辺の夏道は積雪によりわかりづらくなっています。

一ノ越、室堂山方面はともにアイスバーンです。

稜線は雪、氷、岩のミックスコンディションとなりました。一般登山者歩行不可です。みくりが池散策程度にしておいたほうが良いでしょう。

登山は冬山登山経験者と同行するしましょう。
今ある雪はおそらく根雪になります。雪は時間がたつと固くなり、滑りやすくなります。滑落注意です。
稜線の山小屋はもう閉まっています。悪天候での登山は控えるべきです。室堂から山々を眺めているのがちょうどいいです。

黒部ダムから下流、下ノ廊下は、今がベストシーズンとなりました。一年のうち通行できるのが一ヶ月ほどのルートです。難易度は一般登山道の中では最上級クラス。しっかり調べてから行きましょう。

登山装備

登山は冬山装備必須。
厳冬期に比べると気温は高く、雨のときもあります。湿度があり、濡れると寒く感じます。
散策も雪に対応した格好で出かけましょう。

注意点

重要文化財「立山室堂」は今シーズン閉鎖
「玉殿岩屋」は通行不可。

お知らせ

今シーズンの営業は11/23の泊りまでです。
てずに11/22、11/23は満室となりました。

当山荘のHPで立山側と大日、ターミナル側のライブ配信を行っていますので参考にしてください。

昨年の今頃の様子は?

室堂は完全雪山。荒天時トレース消失もあり。登山者やスキーは 入山届提出+雪崩ビーコン携帯が必要2023.04.26

融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11

融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01

雪解けが進んでいますが、天候崩れればまだ冬に逆戻。登山装備は油断禁物(サングラス必須)です2023.06.07

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 夕景 
  • 夕方は太陽が出ました。
  • 朝は予報とは裏腹のガス。視界20mほど
  • 立山の様子
  • 室堂山荘の様子(小屋明け準備中)
  • 周辺山岳はまだまだ雪山です
  • 昨日の降雪で、うっすら積もりました。今日は1日いい天気でした
  • これより下山します。今年度も多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 先週末にまとまった降雪がありました。現在約1mほど積雪しています
  • 小屋に来るまでも踏み跡以外を歩くと腰まで埋まりました。
  • 富士の折立と大汝山
  • 雄山頂上

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 / 飛騨山脈北部

立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

富山県 / 飛騨山脈北部

奥大日岳 標高 2,611m

 剱・立山連峰と同じ山域にあるためちょっと目立たないが、弥陀ガ原や室堂平からの姿は大きくて重量感がある。  立山三山と剱岳を結ぶ主稜線の剱御前(つるぎごぜん)で西に分岐し、新室堂乗越に下ってから起伏していく大日尾根の最高峰で。  大日という名から分かるように、ここも修験の山で、霊峰立山の前衛峰として大日如来体現の聖地であった。ここから立山川の深い谷越しに見上げる剱岳の峻厳な姿はすばらしく、遙拝の地にふさわしい眺めだ。  大日尾根もここまでは剱岳と同じ閃緑岩だが、この先は明るい新期花崗岩になる。ゆったりした山容のため、お花畑も多く、ハイマツの間にハクサンイチゲやチングルマ、ミヤマダイコンソウ、クロユリ、コバイケイソウなどの群落が美しい。  一般向の登山コースは、アルペンルートの終点室堂から浄土川を渡って新室堂乗越へ登り、西へ大日尾根を行く3時間の行程だ。もう1つは主として下りに使われる称名坂コースで、称名平から大日平、中大日岳を経て山頂に至るもので、7時間の急登だ。

富山県 / 飛騨山脈北部

真砂岳 標高 2,861m

真砂岳は立山連峰の北側に位置する山。山頂から東側に5分ほど下った場所には内蔵助山荘がある。 山体の東側にある内蔵助カールは、日本国内で7箇所確認されている氷河の1つで(2019年時点)、唯一、一般登山者が立ち入ることが出来る場所として知られている。

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