立山 | 立山室堂山荘

例年と積雪状況がかなり異なり必ず現地で最新情報を得て入山しましょう。入山には登山届けとビーコンが必要。

立山稜線(2015.04.29 立山室堂山荘 )
立山稜線(2015.04.29 立山室堂山荘 )
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天気・気温

04/17(金) 室堂 13:00 霧 気温13℃
富山市の天気予報
明日
晴時々曇
28℃
14℃
明後日
曇時々晴
24℃
18℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
11℃
明後日
曇時々晴
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

4/16よりアルペンルートが全面開通。室堂山荘も営業開始しました。本年もよろしくお願いします。
一昨日降雪し約40cmほど積もりました。周辺では吹きだまりになっているところもあります。
各所の積雪については現在調査中ですが、場所により例年より少ないところ、多いところがあります。今年の北陸全体として標高の低いところに雪が多い傾向があります。山荘周辺の積雪は、ここ10年来で一番少ない状況です。冬の間に強い風が吹いたようで、谷筋などには吹き溜まっています。そのため現在の「雪の大谷」は19mもの高さになっています。

●立山黒部アルペンルート 4/16全面開通
http://www.alpen-route.com/
時刻表、雪の大谷ウォークの情報ほか各種ニュース情報があります。

登山道の状況

●立山一帯では、登山者及びスキーヤーは入山届の提出と雪崩ビーコンの 携帯が必要です。
詳細はこちら! http://toyamaken-sotaikyo.jp http://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/0416a.html)
室堂ターミナルではビーコンのレンタル(有償)もあります。

●状況
・室堂ターミナルと室堂山荘の間には、視界不良時に備え竹ポールが立てられています。
・地獄谷には立ち入らないようにして下さい。

●今年の積雪
例年とは異なっているようです。
去年までとは違う状況のところもあり、最新の情報を得てから入山するようにして下さい。

雄山の稜線にはほとんど雪は見えません。風のせいで谷筋に溜まっていそうです。例年大きくたくさんの雪庇が張り出していますが3月上旬から気温の高い日が続いたせいか、大きな雪庇もありますが、雨ですでに倒れた雪庇もあるようです。雪質も気温を反映してゴールデンウィーク明けのようなザラザラした雪質が雄山山頂まで続いています。

クラックやシュルンドになっているところもあります。例年とは現れているところが違うので注意が必要です。

●必ず現地で最新情報を得ましょう。
入山前に必ず現地で最新情報を得ましょう。
タンボ平などは途中かなりスキーをはずして歩かなくてはならない状況の可能性もあます。
特に、雄山谷や、立山川方面など室堂から見えるところ以外に行く方は、必ず最新情報を現地で聞くようにして下さい。

登山装備

厳冬期雪山装備が基本です。前爪のあるアイゼンとピッケル、サングラスなど必携。

注意点

●リスク管理が大切な時期です。
・滑落注意
スキーの方もこの時期は「滑落」に十分ご注意下さい。毎年雄山などでこの時期に死亡事故が発生しています。ツルツルになった斜面では一度転倒するとアイゼンも効きません。状況をよく見極める力が必要です。
・ホワイトアウトによる道迷い
・凍傷、低体温症、疲労による行動不能
以上のような状況になることが考えられます。リスクを減らした計画を。
また、雪崩リスクもあります。標高の高い所に行く方は特に無理は禁物です。

●詳しい最新情報は
「富山県山岳警備隊雪崩情報」、「日本雪崩ネットワーク」などのホームページに情報があるので参考にして下さい。
現地では、室堂ターミナル内【入山安全相談窓口】にて情報提供しています。

【アプローチ】
●立山黒部アルペンルート 4/16全線開通
http://www.alpen-route.com/
・立山室堂へのアプローチ
http://www.alpen-route.com/access_new/access/railways.html
・イベント 雪の大谷ウォーク 4/16~6/22(予定)
http://www.alpen-route.com/_wp/event/71

●北陸新幹線
東京→富山 2時間8分(3/14開業)

お知らせ

●室堂山荘HP
・宿泊予約ページ、空室状況、気象データ、アルペンルート時刻表ほか各種情報があります。
http://www.murodou.co.jp/
・電話 076-463-1228
・e-mail yoyakuhp@murodou.co.jp   

昨年の今頃の様子は?

室堂は完全雪山。荒天時トレース消失もあり。登山者やスキーは 入山届提出+雪崩ビーコン携帯が必要2023.04.26

融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11

融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 夕景 
  • 夕方は太陽が出ました。
  • 朝は予報とは裏腹のガス。視界20mほど
  • 立山の様子
  • 室堂山荘の様子(小屋明け準備中)
  • 周辺山岳はまだまだ雪山です
  • 昨日の降雪で、うっすら積もりました。今日は1日いい天気でした
  • これより下山します。今年度も多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 先週末にまとまった降雪がありました。現在約1mほど積雪しています
  • 小屋に来るまでも踏み跡以外を歩くと腰まで埋まりました。
  • 富士の折立と大汝山
  • 雄山頂上

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

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奥大日岳 標高 2,611m

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真砂岳 標高 2,861m

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